会える喜び　ネットで会議してますか？　（水上バイク）ジェットスキーコラム

便利で効率的!?　だけど、なんで……？

最近はオンラインで話をしたり、会議をする機会が多い人もいるだろう。自粛期間中やロックダウン中は特に、大企業関係者ほどテレワークの比率が高まっていたような気がする。

先日、私もこのWebサイトの開発担当者とZOOMで会議をして、その便利さに驚いたものだ。
インターネットで会話をしているのと、リアルで会って話しをする最大の違いは、「相手との距離感」だ。人は、会ってともに過ごす時間が長ければ、それだけ相手との親しさが増し、距離が縮まる。

インターネットで話す場合、相手との距離はそのままで、無駄話は少なく、ビジネスオンリーの内容となる。それはそれで余計な時間が減らせて、仕事の効率が上がって良いという意見も聞く。しかし、その人の「人となり」は分からないままだ。

確かに人が集まれば、「食事でも行こうぜ」となるケースは多い。
人が仲良くなるのに「会う」という行為は必要不可欠だと私は思う。
男同士なら、最初に「気にくわない」と感じていた相手のほうが、最終的に仲良くなるケースが多い気がする。いちいち突っかかってくる相手なら、何かにつけ、ぶつかって徹底的にやりあうことになる。
その過程のなかで、相手のことが分かってくる。匂い、言動、態度、全てが体に刻み込まれる。そういうプロセスがなければ、信頼などは生まれて来ない。初対面から「ただ素敵なだけの人」は、単なる憧れだけで終わり、距離は縮まらない。

オンラインで会話をした相手に、最後に私が言うのは「また会いましょうね」だ。
会話が終わって画面から離れたときに、何で俺は、「また会いましょう」と言っているのか、いつも考えてしまう。