水上バイク・免許のない人に操縦させたオーナーは「100万円以下の罰金」、無免許運転者は「30万円以下の罰金」、免許不携帯は「10万円の罰金」です‼　免許はどこで提示を求められるか分かりません。忘れずに持って行きましょう！　ジェットスキー（水上バイク）

水上バイクは、免許がないと操船できません！　昔、免許を取得した人は、特に注意が必要です！

昔、１台の水上バイクに、船舶免許を持っている人が１人いれば、免許のない人でも操船が可能だった時代がありました。３人乗りのジェットに家族３人で乗っていて、お父さんが免許を持っていたら、無免許の子供でも操船が出来たのです。しかし、現在は免許のない人は操船できないように法改正されました。

20年ほど前「4級小型船舶免許」を取得して水上バイクに乗っていた人は、そのころの感覚で人に操縦させると大変なことになります。法律が変わっているので、気を付けてください。

要注意！　免許のない人に水上バイクを貸したら「100万円以下の罰金」

無免許の操縦者よりも、水上バイクの持ち主の方が高い罰金が科せられます！

夏になると多くなるのが、水上バイク利用者の一斉指導。海上保安官が、船舶免許証の所持の有無、法定備品の有無などを確認してきます。気を付けたいのが船舶免許の有無です。

特に座って乗るランナバウトは、エンジンをかけてアクセルを握れば、誰でも操縦できる構造です。それだけに「ちょっと貸して」と言われやすい乗り物でもあります。しかし、免許のない人に操船させたら、操船者は当然ですが、水上バイクのオーナーも一緒に罰せられるのです。
無免許でジェットスキーを操縦した場合、違反者には30万円以下の罰金が科せられます。また、操縦者本人だけでなく、無免許者にジェットスキーを貸した持ち主には、6カ月以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。

注意すべきは、「操船者が無免許と知らなくても、水上バイクの所有者が罰せられる」という事実です。免許を持っていても有効期限が切れていたら、「無免許運転者」とみなされるので、同様の処罰を受けることになります。面倒でも、他人行儀と非難されても、「人に貸すときは船舶免許の確認」を絶対にしましょう。

免許の更新忘れは「30万円以下の罰金」、操縦すれば無免許運転。免許を持って乗らなかっただけで「10万円の罰金」です

船舶免許の有効期限が切れた状態で操縦すれば無免許運転となり、「30万円以下の罰金」となります。
船舶免許の有効期限は5年間。もし期限が切れていても、失効講習を受講するだけで、新しい免許証を交付してもらえます。「そういえば、最近更新してないかも……」と思ったら、ぜひとも確認してください。

船舶免許の不携帯の場合、「10万円以下の罰金」となります。例え船舶免許を持っていても、水上バイクに乗るときに持っていなければ10万円です。「クルマの中にはあるんです!?」という言い訳は聞いてもらえません。
海の罰則金は、自動車と比べてかなり高額です。

自動車と違って海の法律は、ほとんどの違反が罰金か懲役で刑事罰にあたり、もし違反すると前科がつく可能性が大きくなります。
「チョット貸して、で100万円」。知らなかったではすまないのが法律です。くれぐれも気を付けましょう。