昨年は新型コロナにより、人類史上に残る辛い年となりました。
本年は、希望に溢れる年になることを心から祈っております。
今年も、2021年1月1日の日の出を待って(神奈川県の日の出は6時51分)マリーナを出港し、烏帽子岩に向かって走り出した。
一番上の写真が、烏帽子岩から上がった「初日の出」である。
いつもの年よりも、海が荒れていた。早朝の気温はマイナス1度。荒れた水面に何度もジャックナイフで突き刺さりながら、烏帽子岩に向かって走る。
やっとの思いでたどり着いた烏帽子岩から見る太陽は、今年1年を祝福してくれるような清々しさだった。
今日、ここに連れてきてくれたジェット仲間たちに、心から感謝している。
私の元旦は、生きとし生ける全てのものに感謝することから始まった。
「皆様の2021年が、この光のように美しく輝きますように」と、朝日に願った。
前日の大晦日、一緒に乗り納めライディングをしたジェットショップ55HEAVENの加藤豪店長のジェットシューズが、翌朝になったら「カチンコチンに凍っていた」。エアコンの温風に当てながら、何とか履こうと悪戦苦闘しているが、それでも、シューズは凍ったままで履けない……。責任感の強い加藤店長は、「仲間を待たせてはいけない!」と、半ばパニック状態になっていた。
どれだけナイスガイでも、夜明け前のマイナスの気温のなかで凍った靴を履こうと思ったら、誰でも心は折れるだろう。そこに、プロライダーの石川公昭選手が、「豪ちゃん、温水のシャワーをかけて!!」。
この一言で、すべてが解決した。
「急いては事を仕損じる」という諺があるが、パニック状態だと、こんな簡単なことすら思いつかないものなのだ。
この元旦ツーリングに、毎年、誘っていただいている私。実は今年は、家から高性能ドライスーツを着て、シューズも履いて来たのだ。小学生のころ、1時間目がプールのとき水着を着てくるみたいなものだ。
しかし、この「家からドライスーツ作戦」が大成功だった。
初日の出ツーリングで、何が一番ツライって、氷点下の気温のなか、駐車場で真っ裸になって着替えることだ。
マリーナまでのクルマは、 ドライスーツの下半身だけ着て、上半身はトレーナー姿で運転してきた。途中で寄ったコンビニの店員が何か言いたそうな顔をしていたが、しっかり無視してコーヒーを買った。
マリーナに着いてから、他の仲間が「アー」とか「ウー」とか言って、寒さに悶えながら着替えている最中でも、ゆっくりコーヒーを飲んでいられたのだ。
当初は、ドライスーツが暑くて、下半身に汗をかき、不快な思いで運転をするのだろうな……と、勝手に決めていた。でも実際は、快適そのもの。どうして今まで、ドライスーツを着て来なかったんだろうと、己の愚かさを後悔した次第である。
これから真冬の取材では、「家からドライスーツ&シューズ着用」は、私の定番になるだろう。これだけ長くジェットに乗っているのに、こんな簡単なことも気が付かなった。
これで、ますます冬のジェットが快適になる。全く蒸れないし、マリーナに着いたときに、着替える大変さもない。高性能ドライスーツ&真冬の運転、お試しあれでございます。
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