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気をつけて!楽しいイメージとは真逆! 過去10年間でトーイングチューブにより100人以上が死傷しています (ジェットスキー)水上バイク

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楽しいイメージとは真逆!トーイングチューブで人が死んでいる!

夏のビーチの定番「水上バイクで、バナナボートやビスケットなど(総称・トーイングチューブ)を引っ張る光景」は、全国各地で見られます。しかしこの「トーイングチューブ」、楽し気な見た目と違って、死亡事故のような大事故が急増しています。

トーイングチューブは、子供だけでなく大人も大好き。グループに1つあると、大いに盛り上がるアイテムでもあります。
しかし、トーイングチューブを引っ張る「水上バイク側の知識不足や技量不足」により、事故が起きるケースがとても多いのです。

2016年には木曽川で、水上バイクで4人が乗ったトーイングチューブを引っ張っている最中、他の水上バイクに衝突し、子どもら2人が死亡する痛ましい事故もありました。

直線時走行時は問題ないかもしれないが、コーナーリング中のトーイングチューブの遠心力による速度は”約3倍”と言われています。

この事故の最も悲劇的なことは、「自分の家族や仲間に怪我をさせている」こと。
故意に他人に危害を加える行為は言語道断ですが、「楽しんでもらおう」「喜ばせよう」と、トーイングチューブで引っ張った結果、身内に怪我をさせてしまったら、何のために来たのかということになりかねません。


「水上バイク側の知識不足や技量不足」により、事故が起きる

水上バイクが時速30kmで曲がったとき、トーイングチューブは約90km/hの速度で滑走しています

トーイングチューブは、水上バイクと長いロープで繋がっています。そのため、水上バイクはゆっくり旋回したつもりでも、遠心力がかかったロープの先のトーイングチューブは、驚くほど速い速度になっています。

直線走行だけなら水上バイクのスピードと同じ速度ですが、曲がったとき(回転)にかかるG(重力加速度)は、約3倍ともいわれます。 例えば、水上バイクが時速30kmで曲がったとき、トーイングチューブは約90km/hもの速度で滑走していることになります。


運転の下手な人に、トーイングチューブを引っ張られるのは自殺行為!

トーイングチューブの事故原因は「無知」から起きています

人乗りのランナバウトが主流の現在、「夏しか乗らない水上バイクオーナー」が非常に増えています。年に1~2回しか乗らないような、操船に慣れていない「ビギナー」に、トーイングチューブを引っ張られていると考えると、恐くなりませんか?

トーイングチューブの特性を理解していない運転手は、ある意味「動く凶器」です。 水上バイクの上級者は、この「遠心力」を計算しながら、トーイングチューブを引っ張っています。


上手い人は引っ張られる側の状況を的確に判断できている。

トーイングチューブに乗る「人」によって、ロープの長さを変える!

トーイングロープは、購入したときの長さで使うと長すぎます。だから、自分で長さを調整して使います。

基本の長さは「水上バイクの全長の3艇分」といわれています。 しかしこれも、トーイングチューブに乗る人によって変えます。

例えば小さな子供をトーイングチューブに乗せるときは、当然、スピードを落とし、ロープも通常より短くして、遠心力がかかりにくくし、十分に安全に配慮するべきなのです。


ロープの長さ、基本は「水上バイクの全長の3艇分」

ロープが長いと、運転手には「長さの感覚」が分かりにくい

トーイングチューブを牽引するロープが長いと、遠心力が大きくなりスリルが増します。

しかし、操縦になれていない水上バイクドライバーが引っ張ると、ロープの長さの感覚が分かっていません。そのため、ドライバーが思っているよりも外側をトーイングチューブが滑走することになり、川の堤防に激突したり、遠心力で振り回され異常にトーイングチューブのスピードが上がったりすることがあります。

ドライバーが下手な場合、ロープが長いと、大変危険な乗り物へと変貌します。

トーイングチューブ遊びの本質は「遠心力で楽しませるもの」です。これを理解していない運転手のトーイングチューブには絶対に乗らないようにしましょう。

初心者のお調子者に引っ張られるのは、大げさでなく「命の危険にさらされて」います。 誰もが簡単に楽しむことができるアクティビティですが、大事故に繋がる一面も持ち合わせていることを忘れないでください。


トーイングチューブをするな!と言っていない。特性を理解して安全に楽しんで欲しいのです。


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