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船舶検査済票を再交付しに行ってみた ジェットスキー(水上バイク)

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船舶検査済票の再交付に行ってみた

そもそも、「船舶検査済票」って何?

ジェットスキーを含む小型船舶は、「小型船舶の登録等に関する法律」に基づき、船舶番号(船舶検査済票)の表示が義務付けられています。例えるなら、「船舶番号」は自動車のナンバーで、「船舶検査済票」はナンバープレートと言えば分かりやすいでしょう。「船舶番号」と「船舶検査済票」は、共通の番号です。「船舶検査済票」と都道府県名を合わせて「船舶番号」と呼びます。

都道府県名の表示は、耐水性のペンキなどで船体に書き込むまたはステッカーを貼るなどします。日本小型船舶検査機構(JCI)では、都道府県名を表示できるステッカー(2枚1組で200円)を販売しています。「次回検査時期指定票(右端の丸いステッカー)」も忘れずに貼り付けてください。貼り付けがないと検査切れの船舶と誤認される場合があります。


船舶検査済票等の貼る順番は、左から「定期検査済年表」「番号」「都道府県名ステッカー」「次回検査時期指定票」の順です。(資料/日本小型船舶機構HPより)

乗っていたのは友人でも、罰金20万円を払うのは持ち主のアナタです

「船舶検査済票」は、船体の見やすい場所に貼る必要があります。「船舶検査済票」が貼られていないと、20万円以下の罰金が科せられます。もし、「船舶検査済票」が貼っていないあなたのジェットスキーに友人が乗り、捕まったとしたら、罰金を請求されるのは、持ち主であるあなたです。

また、危険な走行をしていたり、不審なジェットスキーがいたら、この「船舶番号」が警察や海上保安庁に通報されます。船舶に関する罰金は、非常に高額です。

もし、「船舶検査済票」が剥がれたらどうしたらいいの?

そうは言っても、水の上を走る乗り物。何らかの理由で、自然に剥がれてしまったり、汚れてしまうことはもちろんあります。そんなときは、日本小型船舶機構(JCI)に行って申請すれば、すぐに再交付してもらえます。

今回、編集部のSX-Rの船舶検査済票が剥がれてしまい、再交付が必要となりました。自分で行かなくても、基本的に購入したジェットショップで再交付の依頼をすれば、代わりにやってもらえます。

「 百聞は一見に如かず」。せっかくなので、どのような手続きで再交付できるのか、やってみることにしました。剥がれたり、破れたりするよね! 息が詰まるよ、罰金20万円!!

「船舶検査済票」再交付の流れ

(1)申請書、必要書類を揃える 「船舶検査証書等再交付申請書」「手数料払込証明書」「船舶検査証書」「船舶検査手帳」が必要です。
※「次回検査時期指定票再交付申請書」は、次回検査時期指定票の再交付を受ける場合のみ必要。
※代理人(業者など)に手続代行を依頼する場合のみ「委任状」が必要です

(2)手数料の振込み 「船舶検査済票の再交付」1通(2枚1組)につき 4,100円

(3)申請書、必要書類を持って、各JCI支部へ 上記の申請書類一式が揃ったら、JCI支部に行きます。郵送でも受け付けています。

(4)再交付完了 書類に不備がなければ、40分ほど待っているとその場で交付してもらえます

申請に必要な書類

必要な書類は4種類。「船舶検査証書等再交付申請書」「次回検査時期指定票再交付申請書」「手数料払込証明書」「船舶検査証書」「船舶検査手帳」です。

船舶検査証書等再交付申請書

申請書は、JCIホームページにから書式をダウンロードします。ジェットショップに聞くと、用紙を分けてくれることもあります。

手数料払込証明書

手数料は、事前に郵便局または銀行から事前に振り込んでください。1通(2枚1組)につき、4,100円です。JCIが作成している振込用紙を利用すると、振込手数料がかかりません。

船舶検査証書、船舶検査手帳

ジェットスキーに行くときに携帯している「船舶検査証書」と「船舶検査手帳」を、忘れずに持っていってください。

必要な書類が揃ったら、日本小型船舶機構・東京支部へ出かけた。

JCIで再交付しに行ってみた

本来なら、ジェットショップに依頼をして再交付すればいいのでしょうが、今回は必要書類を持って、東京江東区にある日本小型船舶機構・東京支部に行ってきました。受付カウンターで係の女性の方に書類を提出し、書類に不備がないかを確認してもらいます。書類に不備があったら困る……と心配な方は、係の方に聞きながらその場で書くこともできます。現地で書く場合には、印鑑を忘れないようにしてください!

都道府県名を表示するステッカーも剥がれていたので、購入する必要がありました。私のジェットスキーの登録は神奈川県ですが、ここ東京支部でも「神奈川県」のステッカーが購入できるか聞いたところ、「あります」ということなので、現金200円で購入しました。

ちなみに、都道府県名の表示は、ペンキで書くもよし、売っているステッカーを貼るもよし、自作ステッカーを作るもよし。とにかく、船舶籍の都道府県名を見やすい位置に表示すればいいようです。

書類を提出して、ソファーに座って待つこと30分ほど。新しい船舶検査済票一式を入手しました。もっと時間がかかって、手続きが面倒かと思ったら、意外とすんなりと再交付してもらえました。

郵送でも受け付けてもらえるそうですが、その日に欲しい場合は、直接、JCIに行くという方法もアリです。JCIだけのに行く手間と手数料(4,100円)だけで、「罰金20万円」から逃れられるなら安いものです。

今回、JCIで再交付してもらったステッカー類一式。最上段:「次回検査時期指定票」、上2段目左から:「定期検査済年表」「番号」「都道府県名ステッカー」。下段は、持参した「船舶検査証書」と「船舶検査手帳」、そして「手数料払込証明書」。

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