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中古ジェットスキーの買い方 (水上バイク)

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中古のジェットスキーを買うときに読む話

プロのジェットショップは、アナタの代わりをしてくれている

中古艇を購入する際、最も良くないのが「素人がインターネットで購入すること」だ。理由は「ダマし放題」だから。「素性が知れない」「どこの誰だか分からない」取引の場合、出品者が良い人間ばかりとは限らない。不具合のあると分かっているものを、黙って法外な値段で売り付けることもある。

普通のユーザーが中古艇を買う場合、インターネットより多少値段が高くても、信頼できるジェットスキーの専門ショップから買うほうが、結果的には得をすることになる。なぜなら、ジェットショップはアナタの代わりに「中古艇を査定」してくれているからだ。

プロでも難しい「中古ジェットスキーの査定」

この「中古艇の査定」というのが一番難しい。プロのジェットショップでも、正確に判断するのは無理だという。どんなにキレイに見えても、エンジンなどはバラバラに分解して調べないと本当の程度なんて分からないからだ。プロでも「面倒で難しい判断」を、素人であるユーザーが「外観がキレイ」だとか「使用時間が少ない」といった、目に見える部分だけで判断したら大怪我をするのは目に見えている。

もう少し言えば、「信頼できるプロショップ」が、法外な値段を請求することはあり得ない。そこには、確固たる理由がある。それでも、もし「信頼していたショップでボラれたらどうする?」と言われたら、「そんなショップを信じたアナタが悪い」としかいえないが……。

しかし、インターネットのように「顔が見えない」ところで騙されたら、また次も騙されるかもしれない。でも、顔見知りに騙されたら、「訴える」ことも「2度と関わらない」という選択もできる。この「できる」ことが大事なのだ。

「信頼できるプロショップから買う」弱点

中古のジェットスキーは「信頼できるプロショップから買うことが、結果的には得をする」のは間違いない。もしプロショップで買うのに弱点があるとしたら、「タマ数が少ない」ことだろう。

1件のジェットショップが扱える中古艇の数には限りがある。それでも、少々値段が高くても信頼できるショップで買うのが、賢い買い方であるというのが本誌の結論だ。
くれぐれも「素性が分からないジェットは買わない」ことを肝に銘じて欲しい。

編集部が薦める中古ジェットスキー関連のイベント

来て、見て、触って、その場で相談できる「湘南合同PWCフェア」

この「湘南合同PWCフェア」というイベントは、神奈川県下のジェットショップが協力して行っている、関東最大級のPWC関連の展示即売会である。開催場所は、神奈川県平塚市のマリーナ「ジェットフィールド湘南」で、毎年、3月と10月の年2回行われている。新艇、中古艇問わず、50台以上のジェットスキーが並んでいる姿は圧巻だ。

ここに足を運ぶ最大のメリットは「売り手の顔が見える」こと。売り主であるジェットショップのスタッフと、直接、話ができる。しかも、展示されているジェットスキーは、全てジェットショップが売っている。個人では出品できず、必ずジェットショップを通さないと出品できない。これはスゴいことだ。

例えば、レース用に改造されたマシンを買いたいと思っているとしよう。通常、カスタム艇は壊れやすいと思われているから敬遠される。それも、改造の程度によるはずだが、一見しただけでは、どのような改造が施されているのか分かりにくい。だから、改造艇をまとめてジャンク品扱いするのは、今後のトラブルが心配だからだ。

しかし、もし買ってからも壊れる心配がなかったらどうだろう。そういうジェットスキーを探している人が、高価なチューンナップパーツを使い、ノーマル艇より俊敏に走るジェットが嫌いなわけがない。プロショップからキチンと説明されれば、むしろ非常に安い買い物にもなるだろう。

中古艇の売買は「信用の売買」である

「湘南合同PWCフェア」のように、誰かと誰かが繋がっているコミュニティのなかで、もし粗悪品を売りつける業者がいれば、その人はこの場にはいられなくなる。「良い人たちが集まる場所にいられない」というペナルティは、かなりキツい代償だ。

主催者は、「顔が見えるジェット売買」「素性が分からないジェットスキーを市場に出回らせない」ことをポリシーにしている。このイベントのように、ショップ同士が連携し、質の良い中古艇をユーザーに供給できるイベントが、神奈川県だけでなく、全国的に普及することを切に望む。そして、中古艇を探しているユーザーが、良質なジェットスキーを手に入れる機会が少しでも増えてほしい。

 

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