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『 世界最強「 RACE マシン 」特集 ! 』最速マシン の "3 台 "は 何が どう 違うのか? 

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世界最強 の レースマシン 特集

What is Racing Machine ?

世界最強 の レースマシン3台!それらのマシンは 何 が 違 う の か?

今回、世界のスキークラスで、「 世界チャンピオンが 獲れる マシン 」として 有力視されている レース艇 3台を 紹介する。

筆頭は、「 FAST POWERSPORTS 」。

「 GP1 」は 現在、4年連続 で 世界チャンピオン を獲得している。

そのFAST POWERSPORTSから、新たな モデル「 F1 」が 登場した。

詳細は 後述するが、特徴は「 船体の 横幅が 広くなった 」ことである。



2番手は、昨年、あと一歩 というところで世界タイトルを 逃した「 Pro Force( プロフォース ) 」だ。

プロフォースも 今年、「 3.0 」という ニューモデルを 投入してきた。

そして 最後は、今年の 全日本レースの 最終戦で 見事な 勝利を飾った、メイド・イン・ジャパンの「 インターセプター 」である。



ここで、絶対に 覚えておいてほしい「 キーワード 」がある。

それは、この 3 艇の「 船体"サイズ"」( 全長、全幅 )が 同じ 」であること。

それを 踏まえたうえで、ここからの 特集を読んでほしい。

各メーカーの 考える、レース艇の「 今 」が 見えてくる。




 レースマシン の 今

3 艇の「 船体"サイズ"」が 全て 同じなのには、理由がある。

GPスキーのマシン レギュレーションは、カワサキ SX-R が 基準だ。


アフターパーツメーカーの 船体は、全長が SX-Rの “ 8インチ”以下 と 決められており、その 範囲内で マシンを造る。

SX-Rでも、アフターパーツメーカー艇と 同等の走りが できれば、 金銭的に 余裕のない人でも 参戦できる という 配慮からだ。


最初は、そのルールで 良かった。

しかし、時間の経過と共に、進化を続ける アフターパーツ艇と 変化しない SX-Rとの間には、埋めようのない 差が できてしまった。


アフターパーツ艇でなければ、勝負の「 土俵 」にすら 上がれない。

それが 今 の 現実で、この 3艇 が 最強マシンなのだ。





FAST POWER SPORTS

 FAST POWERSPORTS GP1R を駆り 世界チャンピオンに 輝いた クェンティン・ボッシュ選手。

世界の TOP RIDER New 「 F1 」を 前に 集結!



「 世界最強の レースマシン 」に 新たな モデルが 登場

今、世界最強の GPスキークラス マシンは、 ダスティン・モツリス選手が 造る 「 FAST POWERSPORTS( 旧KOMMANDER )GP1R 」である。

「 GP1 」は、2017年に 登場してから 瞬く間に レース界を 席巻。

2018 年から 2022年まで 4年連続で 世界チャンピオンを 獲得し 続けている マシンである。

今年、その「 GP1R 」を 超える、ニューマシン 「 FAST POWERSPORTS F1( 以下、F1 ) 」が 登場した。

日本総代理店の「 FAST POWERSPORTS Japan 」 代表・佐々木 宏樹 氏 曰く 『まだ 国内には 入って いない 「 F1 」ですが、 「 GP1R 」を 超える 完成度』と言う。

新しいマシン「 F1 」について、 開発者のダスティン・モツリス 選手に 話を 聞くことができた。


NEW FAST POWERSPORTS F1 Debut‼

 ニューマシン「 F1 」、 開発者のダスティン・モツリス 選手

F1 開発者 ダスティン・モツリス インタビュー


WJS 今までの「 GP1R 」は ものすごく 戦闘力が高く、 「 これでなければ 世界は狙えない 」と 言われています。そのマシンが ありながら、なぜ 新たに「 F1 」を作ったのですか?

モツリス タイロン( モツリス選手の 実弟 )と 新しいマシンを 作ろうしたとき、 「 GP1R 」を 越える 特別なものを 作らなければ ならないと 思った。 既成概念に とらわれず、過去にない 新しく 斬新な アイデアを 取り入れる 必要が あった。


WJS 具体的に、何を したのですか?

モツリス タイロンと 南アフリカで「KOMMANDER GP1 」を 設計・製作したとき、既存の考えは 一切使わず、 アイデアも すべて ゼロから 始めた。 そのおかげで、「 GP1 」の一貫性は、唯一無二となり、誰にも 崩せないものとなった。 私たちは、自分たちが 作ったものを 理解しているし、 何を 改善したら いいのかを 知っている。 だから、「 私たちだけが 勝てる 」ことは 分かっているよ。


WJS 「 勝てる レースマシン 」とは、どのようなものですか?

モツリス きちんと 機能する スキーです。 具体的には、良い結果が出せる マシンが 優れた スキーだと 思っている。 タイロンと 私が 開発した「 GP1 」は、 多くの タイトルを 獲得してきました。 才能に恵まれた 一握りの 選ばれし者“だけ”でなく いろいろな国で 多くのライダーが このマシンで 結果を 残してくれている。 これは「 素晴らしい レースマシン 」という 証明に なっているよね。


NEW FAST POWERSPORTS F1 Debut‼

写真右:ダスティン・モツリス 左:タイロン・モツリス

「 F1 」は 全く新しい 設計の基に 製作された


WJS それでは、新しい「 F1 」について教えてください。

モツリス 今回 我々は、スキーを 全面的に見直している。「 F1 」は「 GP1R 」の 改良型ではなく、全く 新しい スキーなんだ。安定性、最高速、コーナリングの良さ、メンテナンス性の高さなど、あらゆる点で「 GP1R 」よりも 優れている。 私は、この「 F1 」が、これからのスタンドアップレースの 新しい 基準になる と 確信している。


WJS 「 GP1R 」を 超えるために 必要なことは 何でしたか?

モツリス 「 GP1R 」に 勝つには、それ以上の 安定性が 求められる。 さらに、ポンプによる フックアップ、 コーナーグリップも もう少し 必要としていた。 それらを 改善していったら、最終的に 最高速も 上がったんだけど、これは 嬉しい 誤算だったね。


WJS 「 F1 」は 全てに おいて「 GP1R 」に 勝てるマシンに なって いるのですね?

モツリス 「 F1 」の目標は、「より 寛容(優しく)になる」こと だった。 「 GP1R 」よりも安定し、コーナースピードも 向上している。 最高速度も 今まで以上にアップしている。 「 F1 」は非常に 安定しているし、とても よく曲がる。 しかも、船体が大きくなったにも かかわらず、 乗り心地は 非常に 軽いんだ。


WJS 戦闘力の 高い マシンは 真似をされることも 多いと 思いますが、それについては 危惧していませんか?

モツリス すでに、多くの人が「 GP1R 」を コピーしている。 しかし、この「 F1 」を 見てもらえば、私たちだけが パフォーマンスのレベルを 独自に 向上させる ことが できるって 分かると思う。 私は、この新しい「 F1 」を 非常に誇りに 思っているし、 戦闘能力の高さを 認識されるのは 時間の問題だ。 特に 荒れた水域では、今までにない パフォーマンス・レベルに 達している。 「 F1 」の性能を 世界に示せることに 興奮しているよ。


WJS あなたに とって「 いい レースボート 」の定義は?

モツリス レースボートは、“鋭く” なければ いけない。 勝つための、小さな アドバンテージを 常に 探しているよ。


WJS 小さな アドバンテージ を 積み重ねることで、最強のマシンになる?

モツリス そう、そして 具体的に言うと、簡単で 安定していて 優しい マシンだ。


WJS  上手なのに、簡単に乗れるマシン?

モツリス  ミスをすると タイムロスになるから…  何より、いいレース艇は ライダーに 自信を与えてくれる! 自分の テクニックに 自信を持つことは、 トップライダーにとって 非常に重要だからね。 レース中は、素早く 決断しなければならず、 考える 時間がない。 世界の トップライダーに 勝ちたいのであれば、 自分のスキーを 信頼できなければ 始まらないね。


NEW FAST POWERSPORTS F1 Debut‼



【 佐々木 宏樹 選手 】に 聞く「 F1 」とは どんな マシンか ?

発売されたばかりの「 FAST POWERSPORTS F1 」に 日本人で “唯一、試乗”しているのが 2021年の 全日本GP SKIクラスチャンピオン、 佐々木 宏樹 選手だ。

彼は「 FAST POWERSPORTS 」の 日本販売総輸入元 「 FAST POWERSPORTS Japan 」代表でもある。 先月、アメリカで 出来たばかりのニューマシン 「 F1 」に試乗してきた 彼に 話を聞いた。





レースで 求められるのは、「 結果を出せるマシン 」

左、「 FAST POWERSPORTS 」Japan 代表・佐々木 宏樹 氏

「 FAST POWERSPORTS 」Japan 代表・佐々木 宏樹 氏インタビュー


WJS アメリカで、FAST POWERSPORTSの 新しい「 F1 」に 試乗されたそうですが、乗った感想は いかがでしたか?

佐々木 現行モデルの「 GP1 」と比べて、 あまり“楽しくない”というのが第一印象でした。 マシンを“乗りこなしている”という感覚が 少ない、 そして、乗っていて 異様に“疲れない”んです。


WJS  「楽しくなく 」 て、「 疲れない 」 マシン なのですか?

佐々木 これは、あくまで「 GP1 」と 比べての 感想です。 これから 乗り続けていったら 変わるのかも しれませんが、 ライディングが優しすぎて、僕 個人としては イマイチ 楽しくなかったんです。


WJS モツリス選手が、「 ライダーが 安心して 乗り続けていられ るように、安定性を 重要視した 」と 言ってましたが、 それは “良い こと”では ないのですか?

佐々木 変な波が出ても、理解不能な 挙動が出ないんです。 それと、どういう 理由なのか 分かりませんが、 とにかく 疲れない。 「 乗りやすい 」のは ライダーにとって重要な要素です。 でも、「 安心して 乗りやすい 」は もっと重要です。 僕としては、この「 安心して 」という 部分が、 佐々木 GP1に 比べて 少しだけ“楽しくない”と 感じているのだと思いますね。


WJS 「楽に 乗り続けられる 」というのは、ライダーにとって 利点だと思いますが、何か 不満そうですね?

佐々木 不満は ありません。 これは あくまで、「 GP1 」と 比べての 感想です。 僕ら レーサーが 求めている マシンは、 結果が出せる、いわゆる“勝てる” マシン です。 そういう意味で、今後、世界中の トップライダーが、 こぞって この「 F1 」に 乗り換えると 思いますよ。


WJS 佐々木選手は、この「 F1 」が スキークラスの ワールド・スタンダードに なると 思っているのですね?

佐々木 今でも、「 FAST POWERSPORTS GP1 」が 世界最強です。 「 F1 」は、さらに 戦闘能力が 高まっています。世界を狙う ライダーが 「 F1 」に 乗らない 理由がない。 「 百聞は一見に如かず 」といいますし、日本に届いたら、 ぜひ 乗ってください。 「 F1 」の スゴさが すぐに 体感できますから。


Pro Force 3.0



世界で 戦うために 作られた「 Pro Force 3.0 」

「 Pro Force 」とは、 Pro Watercraft( プロウォータークラフト ) が 開発したレース艇だ。

現在、スキークラスで 世界のトップを狙える マシンである。

オーナーは、過去に USチーム カワサキに 在籍し、 ハイドロスペース社でも マシン開発に 関わっていた クリス・ハゲス( Chris Hagest )氏である。



今回紹介する「 Pro Force 3.0 」は、 2023年 初頭に 発表された ニューモデルである。

マシン開発には、今、「日本で最も 速いライダー」と 言われる 小原 聡将 選手と、マシンコンストラクターの 藤江 功一 氏が 関わっている。

小原選手は このマシンに乗り、 今年10月に アメリカで 行われた 「 2023 LIQUI-MOLY PRO WATERCROSS INTERNATIONAL CUP 」の プロスキーGPクラスで 優勝した。

昨年の世界選手権でも、もう少しで優勝 という活躍をみせた。

誰が見ても マシン性能は 折り紙付きだ。

今回、国内の総販売元「 Pro Force Japan 」代表の 小原 毅博 氏の 協力を得て、 「 Pro Force 」を製造している プロウォータークラフト社の クリス・ハゲス 氏に、 新しい「 Pro Force 3.0 」に ついて、聞くことができた。



プロ ウォーター クラフト社 の 代表 クリス・ハゲス 氏 スペシャル・インタビュー

プロ ウォーター クラフト社 の 代表 クリス・ハゲス 氏

「 Pro Force 3.0 」とは、どんなマシンか



WJS 「 Pro Force 3.0 」の 開発コンセプトを 教えてください。

クリス 「Pro Force 3.0」は、私たちが これまでに 見たことのない、最も革新的な スタンドアップです。 船体設計は、エンジン開口部を 可能な限り 大きくすることから 始まりました。


WJS 立ち乗りに、近代的な 思考が 取り入れられている のですね。

クリス ライダーのための 人間工学に 焦点を 当てました。 トレイ( デッキ )の高さと、ハンドルポールの ピボット 位置のおかげで、ライダーの疲労を 最大限軽減させ、 Pro Forceの性能を 発揮出来るように 設計しています。


WJS この「 Pro Force 3.0 」と、 以前の「 Pro Force 2.0 」では、何が 違うのですか?

クリス お金がかからない。「 Pro Force 3.0 」は、Kawasaki SX-Rの 純正部品の90%を 流用できます。 製作費の削減は、ユーザーにとって 大きな魅力です。 「 Pro Force 2.0 」は、センター燃料タンク、 ハンドルポール ブラケット、フードフック システムなど、 多くの 専用部品を 購入しなければいけませんでした。


WJS 船体についてはどうですか?

クリス ハルの安定性・旋回性能・最高速度の向上、 クリス ノーズが刺さらない などの 性能アップです。 「 Pro Force 2.0 」で マシンの戦闘能力、 完成度には 自信がありました。 だから、一番 目指したのは、ユーザーにとって 「 製作費用を 軽減すること 」でした。


WJS 「 Pro Force 3.0 」は、レース用に 開発した マシンでは ないのですか?

クリス レクリエーション用として シンプルに、 レース用として 限界まで カスタマイズできる オプション パーツを 多数用意しています。 ほとんどのライダーが 最初に行う アップグレードは、 RIVAの ステージ1キットです。 これにより、その場で チューニングを 変更したり、 レースモードと レースガスを、ストック時の 信頼性と ポンプガスに 戻すことが できます。


WJS レジャー・ユースでも、レース・ユースでも 対応が できる?

クリス レースに出場するために 必要最低限の 速度70mph( 約112.65km/h )以上を 得るために、 100オクタン価の 燃料、AVガス、そして パワー ポテンシャルを フルに 活用するための チューニングから 始めることを お勧めします。



左・マシンコンストラクターの 藤江 功一 氏、中央・「 日本で最も 速いライダー 」と 言われる 小原 聡将 選手、右・国内の総販売元「 Pro Force Japan 」代表の 小原 毅博 氏.

目指したのは「 ライダー フレンドリー 」なマシン



WJS 「 Pro Force 3.0 」は、ライバルである 「 Fast Powersports GP1 」と “比べられる”ことが 多いと 思いますが、「 GP1 」よりも 優れている点は どこですか?

クリス 「 Pro Force 3.0 」が優れている点は、マルチレベル船体 ( 3枚ハル )による 安定性と グリップ力の 良さ、 それと コントロールが 容易なことです。


WJS 3枚ハルにした メリットは 何ですか?

クリス 私たちが 開発した マルチレベル( 3枚ハル )の 船体設計は、さまざまな 水の状況に対し、ライダーが 最適な コントロールが できることを 目的としています。 この設計には、ボンドフランジ または、新しく 改良されたアッパー “Halo”スプレー ディフレクターの どちらかから、船体に 複数の「 L 」字型の 設計が 組み込まれています。


WJS 「 L 」字型の形状に 意味がある?

クリス この 形状により、安定性と グリップ力が生まれ コントロール性能が 強化されています。 この「 マルチレベル船体 」の設計は、 米国特許庁によって 認められている 登録意匠です


WJS あなたにとって「 Pro Force 3.0 」という マシンは どういうものですか?

クリス 「 Pro Force 3.0 」は、 世界で 最も洗練された スタンドアップです。 私たちは、このスポーツの イノベーターであり、 他の人たちは 私たちの アイデアを 気に入って、 それを 独自のデザインに 使用しています。 でも、Pro Forceで 得られる感覚は、 他では 絶対に 体感できません。 まさに“魔法のような 乗り心地”は、 「 Pro Force 」でしか 味わえないのです。


【 Pro Force 3.0 】基本スペック 

Neo Mint

[スペック]

全長 97インチ( 246.4cm )
全幅 30インチ( 76.2 cm )
全高 25インチ( 63.5 cm )
重量 ( ウェット ):450ポンド( 204 kg )
トップスピード ( ストック ):68+ mph( 109km/h )
トップスピード ( レース ):74+ mph( 119 km/h )
●デッキ広さ  
全  長 32インチ( 81.3cm )
全  幅 17インチ( 43.2 cm )


INTERCEPTOR JP-1



「INTERCEPTOR JP-1 」という マシン

アフターパーツメーカー「 CRAZY-HOUSE ( クレイジーハウス ) 」の 代表で、日本の プロスキークラスのトップライダーである 山本 陽平 プロ。

山本プロが 理想とする走りを 追求するため、 「 イチ 」から マシンを 作り上げた。

それが 「INTERCEPTOR JP-1( インターセプター・ ジェイピーワン、以下 JP-1 ) 」である。

山本選手が、この「 JP-1 」を 作った 理由は、 先月号( 11月号 )で 紹介した 通りだが、 「 JP- 1 」の 前身で “開発期間が短く、 本当の 意味で 煮詰められていない”マシンが、 「 コマンダーのコピー 」といわれた ことも マシン開発をした理由のひとつだ。]




「INTERCEPTOR JP-1 」 編集部 試乗・インプレッション

今回、山本選手が 作った 「 JP-1 」に 試乗させて いただいた。

乗る前に 言われたのは 「 両サイドの デッキに、左右の 足を 押し付けて 固定させる」。 「 そうすれば、簡単に 乗れますよ 」 である。

「 両サイドの デッキに、左右の 足を 押し付けて 固定させる」。

さらに、「 手は、ハンドルに 軽く 添えているだけ 」。

極端に 言えば、 「 手は 放してもいい。下半身だけで 乗る つもり 」 そんな感覚で ライディングしろ と 言うのだ。

下半身を固定させ 両手は使わず、足だけで 乗っている感覚が 大事!

山本選手の 言う通りに 乗ったら 「 このマシンの 良さが、倍で 体感 」できるそうだ。

その言葉に 衝撃を 受けた。 そんな 乗り方は、今まで 一度も したことが ないからだ。


乗る位置を変えろ!

後ろに 乗り過ぎ、もっと「 前に 乗れ !」と 言われた、変えた位置。


フロント部分が 刺さるのを 嫌がり 後ろに 乗り過ぎ。

「 もっと 前に 乗って 」と山本プロ。

「 マシンの 中心で 乗ったほうが、JP-1の良さが 体感できます 」と アドバイスを 受けた。

「 JP-1 」の 重心は、船体の センターにある。

自分では 意識して いなかったが、私は マシンの 後ろ側に 乗っていたようだ。

もっと 前側に 乗らなければ いけなかった。

乗り始めは、“強烈な 違和感”を 覚えた。

ライディングが、窮屈に 感じたのだ。

しかし、前に 移動した分、 腕の動きが 窮屈になって、 腕の力が ほとんど 使えないのだ。

そうすると、否応なしに 下半身で 乗るしかない。

これは、初めての 経験だった。


スピードを出しても、全く転ばず 上手く走れるのだが あまりにも、自分が ぎこちなく 乗り方に不安を 覚えたので 陸上に戻って、山本プロに 乗り方を 確認した。

Gに耐えるため 体を曲がる側に、「もっと突き出せ」と、教わる。



「G」に耐えるため 曲がる側に、体を突き出せ と、教わった。


「 JP-1 」は、山本プロの 教え通りに乗れば 本当に簡単。

自分のSX-Rでは 絶対に出来ない ライディングが 可能になる。


スタンドアップは「 足で 乗るもの 」

「下手な人ほど 腕の力を 使い、 上手な人ほど 足で乗る」 足で 乗れ!と 教わる。


「 立ち乗りは、“足”で 乗るものです 」と言われた。

下手な人ほど 腕の力を 使い、 上手な人ほど 足で乗ると 言うのだ。

「 JP-1 」は、両サイドの デッキを 使いやすいように、 絶妙な“低さ”に 設計してある。

「 両足で 固定できるので、手放しで 操船する つもりで 乗ってください 」と 言われた。


両足で 固定できるので、手放しで 操船する つもりで乗り,コーナーでは腰を突き出せ!と教わる。


両足を両サイドのデッキに強く押し付けて、 下半身を固定し、両手を離す感じで 下半身だけで 曲がる。

今まで 自分が乗ったことのある、 どの スタンドアップとも 違う乗り方だった。

言われた 通りに 乗ると、 余計な 動作が 一切 出来ない。

慣れるまでの 違和感は ハンパないが、 言われた通りに 乗ると、ありえないくらい 簡単に、 いつものターンより、強烈に 鋭く 曲がれるのだ。

しかも、驚くほど 疲れない。

言われたとおりに 乗れば、 自分史上、最高に 優しく 感じるし、 最高の コーナリングが できるのだ。

何だコレ? と 衝撃を受けた



Riding Form Why…?



陸上で、ライディング・フォームを教わる、 なぜか、水の上でも 簡単に できるようになる!

陸上で、フォームが 出来れば、水の上でも できるのだ。

レースに 勝てる マシンは、 「 ライダーに 優しい 」 マシンである


マシンの幅が 広いおかげ なのか、 「 JP-1 」は 安定性が 抜群だ。


コーナーだけでなく、直線を アクセル全開で 走っても、 怖くないし 転ばない。

あまりに 簡単に“ 自分史上 最高のライディング ”が できたので、 「 もしかしたら、素人の私でも 乗りやすいように、本来の レース仕様よりも 優しくしてあるのですか? 」と 聞いてみた。

すると「 レースの直後なので、何も変えていません。 レース ガスが入った 最強仕様のままです 」と 言われて、もっと驚いた。


Riding Form Why…?



完璧な レースマシンは “遅く” 感じる


この感覚は、何かに似ていると 思い出したのが、 マリンメカニック製の 世界戦略艇「 GA-CO( ガーコ ) 」に 乗せてもらったときの ことだ。

強烈な速さなのに、優れた船体形状や バランス、完成された 足まわりのお陰で 全く 怖さを 感じない。

それと 同じなのだ。

「 完成された レース艇は、 市販艇よりも 遥かに 簡単で 乗りやすい 」。

これは、今まで いろいろな レース艇に試乗させてもらってきた、 取材班の 結論でもある。

今回、高価な レースガスを使っていると 全く知らなかったので、快適で 簡単な レースマシンを、遠慮なしに 楽しんでしまった。

一度、「 JP-1 」を 体感したら、 他の スタンドアップに どうやって 乗っていたのか 思い出せない。

わけが 分からない話かも しれないが、 こんな すごいマシンに 乗っていたら、 “下手になる”と 本気で 思ったのである。

自分の価値観が 変わる乗り物であった。



Good Machines Make People Smile

「INTERCEPTOR JP-1 」は 安定性が 抜群!、正しい乗り方をすれば、超 簡単!

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