スロットルレバーに「アクセルボジションセンサー」を採用したことで、スロットルが50%軽くなった(従来比)スロットルを軽くしたことで、加速感が上がっている。同時に、ハンドルグリップも変更。今までは丸い樽形だったものを、外側に向けてテーパーを付けたガングリップタイプになった。この形状にしたことで、波間での衝撃低減の効果もある。
シートも、大きく改良された点だ。後部座席は、「スライド&リフトシステム」を採用。シートを外さなくても、上に上げるだけでシート下のストレージや、バッテリーにアクセスできる。いちいちシートを外して横に置かなくてもよくなったのは、面倒がなくていい。
エンジンのベースはSTX-15Fと同じだが、吸気系に改良を加えた。具体的には、スタンドアップのSX-Rと同じ系統にし、中低速のトルクを上げた。このおかげで、トーイングチューブやウエイクボードなどの引っ張りものを牽くのも楽になっている。
ツーリングの場合、燃料を入れるのも大変なことが多い。タンク容量を増やすことで、ガソリンを入れる回数を減らせるのも嬉しいところだ。また、エンジンを改良したことで燃費効率が良くなり、時速60kmで走行した場合、約3.6時間走行できる。
リボーディングステップが乗り込みが楽になるように、形状と角度が変更されて、より低い位置からの再乗艇が可能となった。
STX 160LXのみに標準装備されたシステム。オーディオコントローラーはハンドルに内蔵。防水ストレージ内に、USB、AUXポートを設置。また、海外仕様なので88khz以上になるが、FMラジオも聴ける。
STX 160シリーズの収納は全部で4カ所。フロント、センターストレージ、シート下と、新たに艇体後部にトーイングロープを濡れたまま収納できるリアポケットを取り付けた。センターストレージは防水タイプで、スマートフォンの充電もここでできる。
関連記事
2020年水上バイク全メーカー、全モデルを公開(全モデルラインナップ一覧)
ジェットスキー(水上バイク)の免許を取ってみた 体験記
今、「初心者」が買うべき水上バイクは?
良いジェットスキーショップの選び方