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「RXT-X 300」基本スペック

全長:3,451mm
全幅:3,734mm
全高:1,255mm
エンジン:Rotax 1630 ACE(SC)
最大馬力:300hp
排気量:1,630cc
乾燥重量:376kg
燃料容量:60 ℓ
カラー:Neon Yellow & Lava Grey
    Eclipse Black & Lava Red
定員:3名
価格:2,282,880円




新開発の「ST3」ハル

「ST3」ハルは「最高の安定性」を持つとメーカーがいう。以前のS3ハルよりも安定感が増した。S3ハルを使っていたRXT-XとGTXシリーズが、2018年モデルよりST3ハルに変更されている。

ボンドフランジ(上部)部分はワイドになり、写真の黄色から下は、よりシェイプされた。深いV型のデザインで、下部はRXP-Xのようである。ワイド化された上部と、シェイプされた下部の合わさるところが平らになっている。停止時や低速走行時など、喫水が下がって水に接する部分だ。これが、世界最高峰の安定性の向上に貢献している。


「ローンチコントロール」とは

「完全に停止している状態から、スムーズに素早く発進させる自動制御技術」のこと。さらに、Variable Trim System(VTS)が進化。発進時はフロントが上がらないように、ノズルが最初から下がっており、時速30㎞を超えるとノズルが自動的に通常走行時のポジションに戻る。レーサーが使うオートチルトと同じである。RXT-X、RXP-X、GTR-Xに標準装備されている。

使ってみると、あきらかに体感できるほど、フロントの浮き上がりが抑えられていることが分かった。非常にスムーズにパワーのロスなく発進できるので、仲間内で競争するときでも、スタートでかなりのアドバンテージが稼げる。

リアデッキ形状

BRP社は、業界で初めて、後部デッキを真っ平にして、より広く使えるようにした。

LinQ Attachment System(リンク・アタッチメントシステム)

「LinQ Attachment System(リンク・アタッチメントシステム)」は、2005年にATVに装着されたのが始まりである。このシステムが作られてから、すでに10年以上も経っており、実績は折り紙つき。長時間の耐久テストを行い、今回、ジェットに採用された。

リアデッキの2つの取り付けポイントを利用して、クーラーボックスやバッグなどの専用アクセサリーが固定できる。激しいライディングでも、絶対に外れない。専用アクセサリーは、非常に簡単に脱着できる。

「リンク・アタッチメントシステム」の登場により、今までとはジェットスキーの遊び方が変わるかもしれない。ジェットに乗りながら、常に冷蔵庫を持ち歩いていようなものだからだ。灼熱の砂漠を走り続けたあと、ほど良く冷えた飲み物が、すぐ手の届く場所にある。この幸せを初めて実感した。想像以上に、画期的な出来事だ。


クーラーボックスの右下にあるレバーを開くと、簡単に外れる。


リンクアタッチメントシステムの使用時には、デッキのフックを上げる。

上:バック(容量21ℓ)、下:燃料タンク(容量15ℓ)。

クーラーボックス(容量16ℓ)。

クーラーBOXは、なぜ無機質な「白」なのか?

SEA-DOOといえば、ポップでカラフルなデザインが特徴的だ。なのに、どうしてこのクーラーボックスは「白」のままで、彩色されていないのか?

このクーラーボックスはOEM製品で、製造を依託しているのがアメリカで最もメジャーなクーラーボックスブランドである。アウトドアの遊びを熟知しているアメリカ人は、クーラーボックスのブランドに非常にこだわりがあるという。その彼らが支持するのが、このブランドのクーラーボックスで、そのイメージカラーが「ホワイト」だそうだ。

ポップなデザインよりも、「品質の保証」という意味において、このブランドの製品だということを分からせることのほうが重要なのだ。だから、色は「ホワイト」のまま。ちなみにこのブランドのクーラーボックスは、「中の氷が7日間も溶けない」と言われている。

オーディオシステム

スピーカーにコントロール機能が付いているので、スマホはグローブボックスの防水ケースに入れっぱなしでいい。

正直、今までジェットにオーディオなんて必要ないと思っていた。我が物顔で大音量をまき散らすユーザーを不快に思っていたし、ハイスピードで走り出すと、音楽なんて聞こえないからだ。

しかし、このジェットスキーに試乗して考えが変わった。自分にだけに聞こえるサウンドは魅力的だし、誰もいない場所で止まって聞くのは最高だ。お気に入りの曲を、誰にも邪魔されない最高のロケーションで聞くためだけに、ジェットに乗りに行く日があるかもしれない。

画期的なストレージボックス

ハンドルまわりの一式が、フロントストレージのハッチの役割を担っている。裏側には消火器とロープ、ライト、笛が入っている赤いケースを取り付ける。

このフロントストレージは、メチャクチャ便利だ。シートに座ったまま、フックを引っ張ったらハッチが開く。小さなグローブボックスの代わりに、大容量のフロントストレージがこんなに楽に使える日が来るなんて、思いもしなかった。

オプションの間仕切りを使えば、カメラやパソコンを直接入れても振動で壊れたりしない。こういったシンプルな変化こそ、実はものすごい。

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