カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. RACE
  3. 「550 A」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック  (水上バイク)

「550 A」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック  (水上バイク)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「550A」クラスは、「ライディングスキル」の高い腕自慢が大集合

昔も今も変わらない。身に付いたテクニックは健在!

スラロームのタイムアタック大会「Out a Time Sports」のトリは豪華メンバー集結の「550A」クラス。

エントリーしたのは、世界チャンピオンホルダーや、全日本チャンピオン経験者、現役プロライダー、JS550全盛時代に活躍したレーサーなど、腕に覚えのある選手ばかり10名だ。

表彰台に上がった上位陣は、全員1分を切る好タイムをマークした。

激戦を制したのは、現役プロライダーで、ジェットショップ55HEAVEN店長の加藤 豪選手。タイムは53秒55と、圧倒的な速さを見せた。
2位は、JS550のレース全盛期、伝説のチーム「ASM」のチームリーダーを務めていた石田仁彦選手の57秒90、3位はヤマハS-1スラローム大会で、スポーツクラス無敵のチャンピオンとして名を馳せた関 泰光選手の58秒77であった。

優勝した加藤選手は、今回のコロナ禍がなければアメリカで行われたワールドファイナルのヴィンテージクラスに出場する予定だったという。アメリカで走れない悔しさを、この大会で晴らせたかもしれない。

550Aクラス、出走順で見る全選手のライディング

村尾高明選手/タイム1分02秒13

元フリースタイルの全日本チャンピオンで、国内フリーライドの第一人者の彼が、真剣にスラローム競技で勝ちにきている。今大会被っていたヘルメットは、1990年にジェフ・ジェイコブスが被っていたものと同じデザインを、ペイントを担当したブラッシュファクトリーに、そのまま再現したもらった逸品だ。気合が入っている。

伊藤美鈴選手/タイム1分03秒08

元全日本ウィメンクラスのチャンピオン、伊藤(旧姓・植原)美鈴選手。スタート前は、「しばらくジェットに乗っていない」と不安そうだったが、乗ってしまえば現役時代さながらのフォームで走る。

蔵田幸生選手/タイム1分04秒32

JJSBAのA級ライダーのプライドを見せてくれた蔵田選手。

久しぶりにジェットに乗ったというが、攻めた走りだった。

久米由紀子選手/タイム1分02秒79

アメリカのレイクハバスで行われた世界選手権大会で、ウィメンスキークラスの世界チャンピオンを獲得している実力者。世界チャンプはスタート前でも全く緊張しない!

久米選手は、どんなジェットに乗っても楽しそうだ。

関 泰光選手/タイム58秒77

3位 S-1ライダーにとって、「レーシングスタート」は未知の領域。慣れていない初めてのスタート方式で、このタイムはさすがである。

S-1スラロームのスポーツクラス無敵のチャンピオンである関選手は、実はS-1のスキークラスのチャンピオンでもある。今大会、S-1を背負って出場している。実は、彼が最もプレッシャーを感じていたはずだ。

原田 洋選手/タイム1分00秒74

八王子在住のマルチレーサー。

スパーク、HX、ランナバウト、550と、全て自分のマシンで参戦している。何でも乗れる。

石田仁彦選手/タイム57秒90

今回、2位となった石田選手。

伝説のチームASMのキャプテン。人柄が走りに現れる。いつも、2度目のほうが良いタイム!

小原聡将選手/タイム1分06秒30

現在、プロの競艇選手として活躍している小原選手も参戦。11月の寒空のなか「ロングジョンとライジャケ」という姿に若さを感じる。

優勝候補の筆頭。彼が大変なのは、単に最速タイムを出すだけでは、ギャラリーが納得しないこと。人のできないことをやるのがプロ! レッグターンはデフォルトだ。この日は、攻めすぎて転倒したが、ギャラリーを喜ばせた。「喧嘩に勝って、勝負に負けた」

加藤 豪選手/タイム53秒55・優勝

優勝した加藤選手は、主催者であり裏方の雑務もこなす八面六臂の活躍。愛艇550で参戦で、気合も十分だ。

この日は、得意のレッグターンも封印し、本気で最速タイムを狙った。

丁寧でありながら、攻めた走りで優勝を勝ち取った。ギャラリーも、最後まで見ごたえがあった。

市川浩二選手/タイム1分23秒32

湘南のエンターテイナー・市川選手らしくないタイムに終わった。「前夜祭で燃え尽きました……」と話していた。次回は、前夜祭でお酒は禁止でお願いします!

芳賀 毅選手/参考タイム56秒62

デモ走行ながら2位のタイムを叩き出した。さすが芳賀選手である。

皆の走りを嬉しそうに見ている加藤選手(写真右)と蔵田選手(左)。

「550Aクラス」表彰式

優勝・加藤 豪選手 タイム/53秒55
2位・石田仁彦選手 タイム/57秒9
3位・関 泰光選手 タイム/58秒77


前の記事
ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック
「Blaster(ブラスター)」 ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2
「X-2」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2
「550 B」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 
賞金総取り!「Blaster One Make(ブラスター・ワンメイク)」クラス 

【関連記事】
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデル
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル
令和2年のJS550 伝説の名機が2機種
カワサキ X-2 古くて価値のあるもの
絶版機種の「X-2」が、英国文化のCafe Racer(カフェレーサー)と融合したら、こんなスタイルに進化した件

ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング