カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. RACE
  3. 賞金総取り! 「Blaster One Make(ブラスター・ワンメイク)」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック  (水上バイク)

賞金総取り! 「Blaster One Make(ブラスター・ワンメイク)」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック  (水上バイク)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

優勝者は「賞金総取り」方式

全員が同じBlasterだから、勝負は白熱する

賭けるものがあるのとないのでは、勝負の質が変わるとはよく言ったもので、今回も勝者賞金総取りの「Blaster One Make(ブラスター・ワンメイク)」クラスが開催された。

全ての競技終了後、参加希望者はエントリー費1,000円を握りしめて受付をする。そのエントリー費が、そっくりそのまま勝者に手渡されるのだ。参加人数が多いほど、賞金額は高くなる。今回、20名がこのワンメイククラスにエントリーした。

使うマシンは、主催者が用意したノーマルの700TZ(ブラスター)。1台のブラスターを全員が使うので、マシン条件は完全にイコールとなる。問われるのは、個人のライディングスキルのみだ。

結果は、最終走者の芳賀 毅選手が、52秒70のタイムで優勝。2位の中村俊雄選手が54秒台だったので、それよりも2秒も速いタイムを出し文句なしの勝利。賞金20,000円を手にした。
ちなみに、2位から5位までは、54秒台に4人もいる大接戦。コンマ数秒が勝敗を分けていた。

Blaster One Makeクラス、出走順で見る全選手のライディング

飯田洋右選手/タイム56秒39

現在急成長中の飯田選手は、DEVIL FREERIDEメンバー。550 Bクラスにも、自分の愛艇550で参戦。おニューのウェットスーツを着て3位に入賞した。550 Bでは1分を切れなかったのに、レンタルTZで4秒近くタイムを縮めた。かなり素敵だ。出走後に声を掛たら、「全開です!」と興奮した表情で答えてくれた

伊藤美鈴&愛選手/タイム1分53秒11

年長組のお嬢さん、愛さんを乗せて2人乗りでタイムアタック。怖がらせないように、ゆっくり優しく走っていた。母の愛。

元ウィメンスキークラス全日本チャンピオンの伊藤選手(写真右)と、愛さん(左)。お子さんも、ジェットに乗るときはちゃんとウェットスーツを着ているのはさすがだ。

編集部A君/タイム59秒75

空気抵抗を減らすのと同時に、ポンプに水を噛ませようと必死で後ろに下がっている。果たして効果はあったのか!? ギリギリ1分を切ったが、結果は18位。

大山智彦選手/タイム55秒38

大山選手は、息子さんと親子で出場。智彦選手はお父さん。息子よりも好タイムを出した。

木島英利選手/タイム58秒94

S-1のスキークラスチャンピオン、金子選手ファミリーの一員。

中野 裕選手/タイム57秒57

S-1のスキークラスチャンピオン、金子選手ファミリーの一員。

金子 聡選手/タイム54秒45

S-1グランプリのスキークラスのチャンピオン・金子選手は4位となった。S-1グランプリでは、いつも彼の雄姿を見てきただけに「こんなもんじゃない」と、声を大にして言いたい。

知久健一選手/タイム59秒74

今大会、Blasterクラスで圧勝した知久選手。自分の愛艇で走ったBlasterクラスのタイムは50秒98だったが、マシンが変わるとタイム9秒も増えた。この差がマシンの速さなのか?一体、何なんだ。

大山 陸選手/タイム55秒74

大山親子の息子さん。父・智彦選手とは、コンマ36という僅差だった。

中村俊雄選手/タイム54秒12

中村選手は、S-1グランプリ、FXクラスのチャンピオン。今回の2位は気に入らないはずだ。

小原聡将選手/タイム54秒19

基本的に何に乗らしても上手い選手で、今回も3位となった。しかしこの3位、大きな船が通った後の引き波の中で走ったタイムである。これがS-1グランプリだったら、大問題になっていたはずだ。
「トシだから走らせた」と主催者の談。普通の選手の場合、このコンディションでは走らせない。
スラローム競技をいろいろと見てきたが、タイムアタック中に、船の引き波であんなにジャンプした選手を見たのは初めてだ。
その姿を見ていたS-1戦士たちは、目が点になっていた。文句も言わずに3位になった彼はエラい。皆から尊敬を勝ち取った。


勝山 学選手/タイム57秒97

X-2クラスで勝利した勝山選手の優勝タイムは53秒55。このワンメイククラスも、ほぼノーミスで走り切ったが、4秒42の差が、マシンの違いなのか?

関 泰光選手/タイム54秒78

S-1グランプリではTZクラスで負けなしだっただけに、ここでは絶対に負けたくない関選手。結果は5位と、悔しいものとなった。

平田海斗選手/タイム59秒18

平田選手も親子でエントリー。海斗選手は息子さん。親子でS-1グランプリに出場していたスラローマーだ。

久米由紀子選手/タイム58秒83

ウィメンクラスの世界チャンピオンも、TZではなかなか勝たせてもらえないのか、中位に沈んだ。

水野賢一選手/タイム55秒67

550 Bクラスで優勝した水野選手のタイムは56秒56だった。このTZで55秒67とタイムを上げてきた。上手な選手は、何に乗っても同じようなタイムで走れるのだ。

平田泰史選手/タイム55秒79

親子で参加している平田選手のお父さん。S-1グランプリでは、VXクラスでチャンピオンを獲得している実力者である。もともと、今回は出場する予定はなかったそうで、朝、彼は「今日は見学です」と言っていた。しかし、夕方になってS-1ライダーの血が騒いだのか、急遽エントリーを決めた。
他の選手は、他のクラスに出場しているのでコースにも慣れていたが、平田親子は、初めて乗るTZで、乗った瞬間にタイムアタックとなった。それでも、このタイムが出るのだ。


石田仁彦選手/タイム55秒57

チーム「ASM」のリーダー・石田選手。本職はスタンドアップだが、TZに乗っても速い。この日も、いろいろな意味で大活躍であった。

芳賀 毅選手/タイム52秒70・優勝!

千両役者のように大トリで登場した芳賀選手。スポットライトのような夕日に照らされながら、このクラス最高タイムを叩き出した。本人は、密かにS-1戦士たちには負けるわけにはいかないと闘志を燃やしていた。

優勝した芳賀選手は、チェッカーフラッグを持ってウイニングラン。

「Blaster One Makeクラス」表彰式

優勝・芳賀 毅選手 タイム/52秒70

令和の水辺とは思えないほど、『昭和』や『平成初期』のビンテージ・マシンが並ぶ。

ヘルメットに描かれた『NO JET SPORTS. NO LIFE』。本心だ。心に沁みる。

前の記事
ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 伝説の名機でスラローム&タイムアタック
「Blaster(ブラスター)」 ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2
「X-2」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2
「550A」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2
「550 B」クラス ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」#2 

【関連記事】
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデル
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル
令和2年のJS550 伝説の名機が2機種
絶版機種の「X-2」が、英国文化のCafe Racer(カフェレーサー)と融合したら、こんなスタイルに進化した件

ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング