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ジェットスキー復活 (水上バイク)

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ドンガラになったSX-Rに、エンジンや電装品などを装着する

大切なジェットスキーを落としてハルを破損したのが昨年の3月
船体が完璧に直ったので、乗れる状態にするため、エンジンを含めた装備品を全て組み込んでいきます

2019年も終わろうとする年末、ヒロキックスデザインにハル補修とペイントをお願いしていた船体が、丁寧かつ、完璧な補修作業を終えて戻ってきた。いよいよその船体に、エンジンや装備品を載せることになった。

今回、作業をお願いしたのは、このSX-Rから一切合切の装備を外すときも尽力していただいたコンストラクターの藤江功一氏。SX-Rのビス1本見ただけでどこに使われている部品か分かっているので、とにかく作業が早くてキレイなのだ。

ハンドルポール装着、エンジンの組み込み、電装品や装備品の装着を終え、「あとはガソリンを入れればすぐに走行できる」という状態になるまで、かかった作業時間は実質3時間。取材用に写真を撮り、いちいち工程を説明してもらいながらの作業なので、普段、藤江氏が行うよりも時間がかかっている。それでも驚異的な早さだ。やっぱりプロはすごい。

効率よく作業を行うワンポイントアドバイス

全作業終了後、藤江氏に「今回の作業を効率よく行うアドバイスはありますか?」と聞いたところ、以下のような答え返ってきた。

アドバイス1 取り外すときに「再度、装着する」ということを頭に入れておく

ハンドルポールといった大きなパーツから、小さなビスやネジ類まで、たくさんの部品がある。取り外すときに「このネジは、ここに付いていた」と、分かるようにしておくことが大切だ。
取り外す前に、スマホなどで写真を撮って記録を残しておけば、あとから困らない。

アドバイス2 全部組み込んだあと、もしネジやビスが余っていたら、どこが足りないか根気よく探し、そして装着し直そう

全部作業が終わったあとに、よく、ビスやワッシャー、ネジ類が余ってしまうことがある。しかしこれらは、もともと装着されていたものだ。本来、余るはずはない。どこかしらに不備があるということだ。万が一、水の上でトラブルが起きたら大変である。「別に、問題ないからいいや」と軽く考えず、根気よく足りない箇所を探し、使うべき場所に、使うべきパーツを組み込むこと。

アドバイス3 メーカーのサービスマニュアルを準備しておこう

メーカーで出している、正規の「取扱説明書(サービスマニュアル)」を準備しておく。インターネットなどで調べれば、購入する方法がいろいろ出ているので、一般ユーザーでも入手できる。いざというときに非常に役に立つ。

ヒロキックスデザインによる「完璧な船体補修」は、2月10日公開のワールドジェットスポーツマガジン3月号で全工程を掲載します。船体補修の奥深さを知ってください。

3月28日。不注意で落とした我が愛艇。下ハルが破損して、FRPが見えている……。

7月12日。作業を行う前に、エンジンルーム内の写真をスマホで撮っておく。いろいろな角度から撮っておくと安心だ。

12月28日。美しくお色直しをしてもらって帰ってきた我が愛艇。傷一つないピカピカな船体に、これからエンジンをはじめ、全てのパーツを組み込んでいく。

「ジェットスキー復活、エンジンを積みなおす。復活 プロの作業工程」はコチラから

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