カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. News&Information
  3. ”チョット立ち読み” ワールドジェットスポーツマガジン「 2023年2 月号 」 ただ今、まるごと1冊”無料公開中”! ジェットスキー(水上バイク)

”チョット立ち読み” ワールドジェットスポーツマガジン「 2023年2 月号 」 ただ今、まるごと1冊”無料公開中”! ジェットスキー(水上バイク)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特集7 Runabouto Player Story
        GPランナバウト・ストーリー“砂盃 肇”


「負けた」のに、「歓喜」の理由!

―2023-2月号 P122頁から「WGP#1 Water Jet World Cup 砂盃選手の記事」より抜粋


事実は、小説よりも重い・砂盃 肇が「絶対王者」と呼ばれる理由!

この写真を撮影したのは、大会最終日、12月18日。PRO RUNABOUT GPの最終レース「MOTO 3」終了直後である。

迎えるチーム員は全員“笑顔”。まるで優勝したかのような雰囲気であった。

このとき、私は、砂盃 肇選手の所属チーム「マリンメカニック」メンバーのすぐ近くで撮影をしていた。

「総合12位」と、残念な結果に終わった 今大会、砂盃選手は“優勝候補”に名前が挙がっていたにも関わらず、満足な結果を残せなかった。

「予選・4位」、「MOTO 1・7 位」、「MOTO 2・リタイア(マシントラブルでノーポイント)」、「MOTO 3・10位」で、総合12位であった。


執念のホールショット・最終レース「MOTO 3」の死闘!

件の写真を撮影した最終の「MOTO 3」では、砂盃選手らしいスタートを決めて見事にホールショットを獲得。

私の知る砂盃選手のレースなら、ここから誰にも抜かれることなく、世界に「日本の砂盃、ここに在り」というレースを“見せてくれる”ものだと思っていた。

しかし、レース中盤でクエートのモハメド・アルバ選手に簡単に抜かれてしまったのだ。

ちなみにこのクラスで優勝したのも、このアルバ選手である。




負けたのに“称賛”する仲間たち!

 「こんなに簡単に、砂盃選手が抜かれるわけがない」と思っていた私の耳に飛び込んできたのは、予想外の言葉だった。

「あと、何人に抜かれるかな?」砂盃選手を見守る仲間、チーム員がそう言ったのだ。

私は驚いた。「何を言ってるんだ。世界チャンピオンの砂盃だぞ。

1人に抜かれただけでも“あり得ない”と思っているのに、このあと何人に抜かれるかだって!?」結局、このヒートでは私が見ている範囲で3台に抜かれ、4位でゴールした。

リザルトを見ると10位だったので、どこかでミスブイか何かがあったのかもしれない。

それでも、砂盃選手が3台も抜かれるなんて、想像もしなかったことだ。

目を疑ったのは、そのあとの光景である。

砂盃選手がゴールした瞬間、チーム員が砂盃選手のもとに駆け寄った。

彼らは、口々に「感動した!」「スゲーよ!」「さすが砂盃さんだ!」と、全員が目を潤ませながら称賛の言葉を口にしていたのだ。

もう、わけが分からない。砂盃選手が優勝し、それを撮影しているような錯覚さえ覚えた。




勝てないことが前提のレース

違和感を抱えたままの私は、興奮冷めやらぬチーム員の一人に話かけた。

「なんで、そんなに嬉しそうなんですか?」と。

その彼は「レース直前までマシントラブルを解消しきれていなかった。とても、優勝を狙えるような状況ではなかった」と教えてくれた。

「戦える状況の足まわりではなかった。あれでよく“3人にしか”抜かれなかった」のだと。

砂盃選手のことを「本当にすごい」と言ったのは、同じプロライダーの千木良真之氏であり、その言葉に大きく頷いたのは、同じくプロライダーの三上定裕氏であった。

今大会、頼りのマシンコンストラクター・今﨑真幸氏は、アメリカのスーパースター、ダスティン・ファージング選手のマシン修理にかかりきりで、とても砂盃艇にまで手がまわる余裕がなかったという。

そのため、チームのサポートとして参加していた三上氏、八巻氏、佐瀬氏、千木良氏、浅井氏といったメンバーで「今、出来るだけのことをやろう」と送り出していたのだ。


自分自身と仲間のために“ホールショット” 決して“諦めない”

メンバーの想いに応えるかのように砂盃選手は、世界タイトルホルダーが集まるこのクラスで、マシントラブルを抱えたままホールショット。

ある意味、「勝利よりも、すごい走りをした」のだと、本気で感じた。

仲間全員が「シビれた!」「さすが!」というのも理解できる。

苦楽を共にし、砂盃選手のマシンが本調子でないことも知っているからこそ、彼の走りがいかに常軌を逸していたものであったか分かるのだ。

サポートとして一緒にタイにまで来ているチーム員の多くは、自腹で休暇を取ってタイに来ている。

選手だけが戦っているのではない。

彼らも、一緒に戦っているのだ。

「これ以後の話は、本誌「2023年 2月号」にて、お読み下さい」。

ワールドジェットスポーツマガジン「2023年 2月号」まるごと1冊・無料公開中!


ワールドジェットスポーツマガジン「2023年 2月号・CONTENTS」

最新号の目次&内容

 

特集1 PWC Racing History” 
       ―ジェットレースの歴史は「アメリカ」から―

特集2 The World's Popular Jet Sports Country "Thailand"
       
今、世界で一番ジェットスポーツが盛んな国「タイ」

特集3 SPECIAL INTERVIEW Mr.DRAKE PARIKHET
       
ジェットスポーツをタイのメジャー競技にした男―

特集4 WGP#1 WATER JET WORLD CUP 2022 
       
世界最高峰のジェットレースの祭典、タイで開催

特集5 Dustin Farthing Story
       GPランナバウト・“ダスティン・ファージング物語”

特集6 Japanese players who challenge 
       
GPランナバウト・トピックス“日本人選手の挑戦”

特集7 Runabouto Player Story
        GPランナバウト・ストーリー“砂盃 肇と奥 拳太”





ワールドジェットスポーツマガジン「 2023年 2月号 」

「WGP#1 WORLD CUP 2022」を総力特集!

今月号は、昨年12月にタイで開催されたレース、「WGP#1 WORLD CUP 2022」を総力特集しました。

アメリカが「本場」と言われ続けてきた“ジェットスポーツ”ですが、今現在、事実上の“世界選手権大会”と呼べるのは、タイで行われる国際大会のことをいいます。

世界中で水上バイクのレースが衰退していくなか、タイだけは年々エントリー数も増え、右肩上がりで盛り上がっています。

世界中で“なぜ、タイだけ”が発展し続けているのか?を完全解明!

今月号では、“その理由”を大会主催者のトップであるレースディレクターのドレイク氏にインタビューをしました。

その答えを聞けば、彼らがなぜ発展してきたのか、その理由が良く分かります。

そしてこれは、水上バイクだけに限らず、どんな分野でも当てはまるものです。

現地でしか知り得ない、熱いドラマに感動する!

世界中の猛者が集まるこの大会で、勝者はたった一人きり。勝者の陰には凄いドラマが溢れていた。

光が当たりテレビで流されることはないが、本当に価値のある事実を掲載する。

本誌のポリシーは「結果より過程だ」。

勝ち負けだけがレースではない。

「GPランナバウトクラス」以外は次月号で掲載!

「WGP#1 WORLD CUP 2022」は非常にドラマティックな出来事が多く、とても今月号の1回だけでは紹介しきれません。

そこで今月号は、「GPランナバウトクラス」と、「ドレイク氏のインタビュー」を掲載します。

来月号(3月号)で、「GPスキークラス」「GPスポーツクラス」「フリースタイル」「大会トピック」など、今月号で紹介しきれなかった出来事を紹介しますので、そちらも楽しみにしてください。

「レースになど興味がない」という人に読んでほしい!

総ページ数160ぺ-ジ超の読み応えのある内容で、「水上バイクのレースには興味がない」という人も、どの項目からでも、面白く読めます。

この「世界最高峰の戦い」は読んでみてください。

ジェットの歴史を知ることで、このスポーツを“より深く”知ることが出来ます。

ワールドジェットスポーツマガジン「2023年 2月号」まるごと1冊・無料公開中!

【関連記事】
2022年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル国内全モデルラインナップ
2022年 ヤマハ Wave Runner(マリンジェット) ニューモデル国内全モデルラインナップ
2022年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル国内全モデルラインナップ
徹底解説!ジェットスキーのフラッグシップ・2022年 カワサキ「ULTRA 310 LX」とは!?怒涛の310馬力
2022年 カワサキ「ULTRA 310 LX」怒涛の加速・310馬力のモンスター・マシンの走り
危険走行で刑務所へ! 明石市長、水上バイク危険運転に「懲役刑」の方針! 全ては市民の命を守るために
「悪質で危険・愚かで悲しい!」「水上バイク問題」究極の「解決方法」とは?


ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング