アメリカの ある調査で、90歳以上の 老人たちに「 人生で 後悔してることは、ありますか? 」というアンケートを行った。
その回答が、皆 同じ だった。
「 もっと 多く の “ 冒険 や 経験 ” を して おけば 良かった 」である。
死を 前にして、初めて それを 実感する という。
当然だが、死ぬときには 富も 名誉も 持っては 行けない。
『 人生で 勝ち得た 富は、持っていくことが できない。持っていけるのは、愛情にあふれた 楽しい 思い出 だけ なのだ 』。
人は、何も 持たずに 生まれて、何も 持たずに 死ぬ。
得るものは、体験だけだ。
だからこそ、生きてるうちに 目一杯、楽しんだり、苦しんだり するべき なのだろう。
命短し、恋せよ 「 男 」なのである。
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「 EXPLORER 」は、「 探検家 」という 意味を 持つ。
その名の 通り、「 冒険( アドベンチャー ) 」をするために作られたジェットである。
BRP社のデザイン 最高責任者、デニス・ラポイント氏 率いる「 BRPデザイン & イノベーションチーム 」は、「 自然との 繋がりを 取り戻す 」という、世界的な トレンドに 触発 されて、この「 EXPLORER PRO 」を 開発したという。
冒険心を持った ライダーが、“未知の場所”に行くために「 長時間 乗れること 」を 目的に 設計されている。
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外観上の 大きな 特徴は、「 ウインド シールド 」と 呼ばれる“ 風防 ”が 付いていること。
これにより、ドライバーに 風や 水が かからない 構造となっている。
風、水 から ライダーを 守ってくれるので、長距離の ライディングでも 疲労を 軽減する 効果がある。
次項から 説明していくが、他にも、「アドベンチャー」のための 専用装備がいくつも 採用されている。
今までの ジェットになかった、画期的な 外観と 装備を 持っている マシン である。
エクスプ ローラー プロ には、「Rotax 1630 ACE-170 エンジン」が 搭載されている。
この エンジンは「FISH PRO」シリーズにも 使われている 定評の あるNA エンジンだ。
ピーキー さがなく、滑らかな 走行特性は、長距離 ツーリングに 適している。
今回、初めて ジェットに「 ウインド シールド( 風防 ) 」が 装着された。
これは、BRPの3輪バギー「 Can-Am スパイダー 」に 装着されている ものと 同じだと 思われる。
私は 何度も スパイダーに 乗っているので、ウインド シールドの 快適さは 実感している。
しかし それが、「 ジェットに 装着されたら どうなのか? 」は、また 別の話だ。
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最初に、『 陸上での「 見た 目 」 』と、『水に 浮かべたときの「 見た 目 」 』の違いに 驚いた。
「 グッドデザイン賞 」を 受賞したと 聞いていたが、正直、陸上で 見たときに 好印象は 持てなかった。
「 風防 」があることで、なんだか「 スーパーカブ 」みたいだと思ったからだ。
それなのに、水の上に 浮かべると、バイクのレーシング・カウルのように、素敵で 格好 よかった。
作りも しっかりと していて、波に 突き刺さっても 全然平気。
PWC業界初 の装備だが、BRPとしては、スパイダーで長年 使用しているので、耐久性や 強度に自信が あるのだろう。
メーカーによると、「 風や 波しぶきが 防げるので、体力の 消耗が 少ない 」というが、もともと シードゥ艇は 波しぶきが かかりにくい。
試乗したときは、ベタの 水面で、風の ない 穏やかな日だったせいか、「 ウインドシールド 」の 恩恵を 全く感じられなかった。
これが、天候が 悪い日や 波の高い 水面なら、違ったのだろう。
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後日、この「 EXPLORER PRO 」に 乗ったという ショップ店長に「 ウインド シールド、どうでした? 」と 聞いたところ、「 ウインド シールドがあると 帽子が 飛ばない 」と、ちょっと 嬉しそうに 話してくれた。
帽子を 被って 乗ることのない 私では、気が付かない ことだった。
それほど スポーツライディングを しないユーザーや、釣り、ロングツーリングを することが 多いユーザーには、「 ウインドシールド 」は 必需品になると 思った。
※「 ウインドシールド 」は、確実に“風を防ぐ”!しかし、ジェットに乗っていると、その事実を 感じ にくい。雨が降れば、よく分かる。
この「エクスプローラー バッグ」は、「 EXPLORER PRO 」の標準装備品である。
高い防水性を持ち、LinQアタッチメントで船体に固定できる。
シートに座ったまま、カバンの中の物を取り出せるのも便利である。
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容量は100L( 26.4ガロン )と、旅行カバン並みに大きい。
ちなみに、一泊二日の旅行なら、20~30Lも容量があれば十分と言われている。
ツアーコートなど、かさばる物を 入れても 大丈夫だ。
このバッグは、取り外して 背負うことも できるので、ジェット以外でも 使えそうな バッグである。
「LinQ マルチカーゴラック」は、「 EXPLORER PRO 」に標準装備されている。
このラックは、GTXやRXT-Xなどでも 使うことができる 汎用タイプだ。
取り付けは、ワンタッチで簡単だ。
LinQアタッチメントが 装備されているので、「エクスプローラー バッグ」以外にも、クーラーボックスや 燃料タンクなど、自分の必要な 装備を いろいろと 積むことができる。
この日、編集部は 平塚市の ジェットフィールド湘南で、ニューモデルの 撮影をしていた。
このマリーナには、いつもお世話になっている ジェットショップ「55HEAVEN」もある。
加藤店長に挨拶に行くと、そこには ピカピカに輝く バイクが3台と3人の男性がいた。
全員、見た顔ばかりである。
ジェット・レースの世界では、3人とも 名の知れた レーサーたちだ。
「 ここで 何を しているのですか? 」と聞くと、「 今から、4人で 箱根に ツーリングに行く 」という。
待ち合わせ場所が55HEAVENで、もう1人 来るのを 待っているそうだ。
彼らは、ジェットだけではなく、バイクにも乗る。
雑談のなかで、清野選手が 不思議なことを言っていた。
「 ジェットで 抜かれるのは 許せないけど、バイクなら いくら 抜かれても、心穏やかで いられる 」。
言われてみれば、ジェットに乗っているときと 顔色が 全然違う。
彼らにとって バイクは、 “心の清涼剤”なのだろうと 思った。
大畑さんのバイクは、 若い時には 買えなかったが、最近、ようやく 手に入れることが 出来た 憧れの モデルだという。
フレームと エンジンの一部以外は、こだわりのパーツを 入手して 仕上げている。
愛情と値段が 大変なことになっていた。
この4台のなかで、最も“恐ろしい”のは、小野さんのKawasaki 900( Z1 )である。
レーシングパーツを ふんだんに使った このマシンには、ウン百万円が かかっているという。
「実は、もう1台、同じバイクを 持っているんです」と、ナイショで教えてくれた。
その場にいた全員、このバイクを見て 目を輝かせていた。
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