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しないと壊れる、ジェットスキー(水上バイク)の慣らし運転(1/2)

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――ジェットスキー(水上バイク)の場合――
「慣らし運転」は必要なの?

慣らし運転は、絶対に必要です!

ジェットスキー(水上バイク)の「慣らし運転は必要なの?」と聞かれたら、編集部の見解は、「慣らし運転は、必ず行うべきです」と言い切ります。


――自動車の場合――
「慣らし運転」は必要なの?

特に慣らし運転は必要ありません!

少し前まで、新車を購入したら「慣らし運転」をすることが一般的でした。慣らし運転をして部品同士をよくなじませることで、自動車が長持ちするといわれていたからです。

一般ユーザーを対象にしたアンケート調査では、70%のユーザーが、現在も、「慣らし運転をしている」と回答しているという結果もあります。しかし最近、「慣らし運転が必要」ということが、以前よりも聞かれません。現代の自動車は、「慣らし運転」が不要になったのでしょうか?


自動車メーカー【トヨタ】の見解

「慣らし運転の必要はありません。理由としては、ごく一般的な安全運転を心がけていただければ、慣らし運転の目的である“部品同士のなじみは自然と出るから”ということが挙げられます。お客様が新しい車に慣れるための期間を、慣らし運転の期間と考えていただければ、問題ございません」

自動車メーカー【ホンダ】の見解

「現在の車は、エンジンやその他の部品精度が向上しているため、必ずしも慣らし運転を行う必要はありません。ただし、機械の性能保持と寿命を延ばすためには、1000km走行までを慣らし運転の期間として、急激なアクセル操作や急発進をできるだけ避けていただくことをおすすめします。また、取扱説明書に慣らし運転期間について記載がある場合は、その期間は慣らし運転の期間としてください」

どちらの自動車メーカーも、慣らし運転をしなくても特に問題がないといっています。しかし、長く乗ることを考えているなら、リスクを軽減する意味も含めて、一定期間は特に慎重な運転を心掛けたほうがいいといえます。


ジェットスキー(水上バイク)は、絶対に慣らし運転は必要です!

ジェットスキーのエンジンは、ゼロ発進から簡単に7,000回転まで上がってしまいます

自動車とジェットスキー(水上バイク)には、決定的な違いがあります。それは、通常使用時のエンジン回転数です。自動車の場合、普通に街を走っているときのエンジン回転数は2,000~3,000回転くらいです。しかし、ジェットスキー(水上バイク)は、水面状況にもよりますが、簡単に7,000回転を超えてしまいます。

自動車では、自宅の駐車場からアクセルをベタ踏みして、ゼロ発進からいきなり最高速度まで上げる人などいないでしょう。そんな場所があるのは、隣近所までものすごく離れている田舎くらい。だから、普通に穏やかなペダル操作で走ることが、「慣らし運転」になるのです。

でもジェットの場合、乗って、いきなりアクセルを全開にし、最高速まで上げる人はザラにいます。自動車の何倍も過酷な使い方をしているのです。これをやると、確実にエンジンや船体の寿命が縮んだり、壊れたりします。

だから、メーカーの取り扱い説明書にも、「慣らし運転」についての記載があります。各ジェットスキーメーカーの「慣らし運転」に対する見解を見てみましょう。

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