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初めてのトレーラーの選び方 ジェットスキー(水上バイク)

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初めての「トレーラーの選び方」

トレーラーって、パッと見るとどれも同じに見えます。しかし、よく見ると「良い製品」と「安そうな製品」の違いがハッキリ分かります。金額もメーカーも素材も違うのだから、それは当然です。でも、基本的にはどれも同じ形に見えるので、選び方の基準が分かりにくいのも確かです。

今回、「初めてのトレーラーの選び方」について、メイドインジャパンのハイクオリティな製品を世に送り出すトレーラーメーカー、タイトジャパンの中村 哲社長に話を伺いました。トレーラーは、大切なジェットスキーを運ぶものです。自分の使う環境に合わないものを買って後悔しないために、どういったものを選べばよいのかその基準を教えてもらいました。

トレーラーは、どこで買うのがいいの?

WJS 「初めてトレーラーを買おうと思っている人に対して、「これは知っておいたほうがいい」というアドバイスをお願いします。まず、どのようなトレーラーを買えば良いのでしょうか?
中村 メジャーなブランドの製品であれば、基本的にどこのトレーラーを買っても問題ありません。大事なのは、「どこで買うか」です。キチンとしたショップから購入してほしい。自分で組み立てたり、安いからといって値段だけで買ってしまうと、あとあとトラブルになる可能性が高いです。

WJS 以前、「トレーラーは車である」と教えていただきました。車なら、機種ごとに性能が違ったり、使用目的による違いがあります。例えば、スポーツカーとトラックでは、同じ車のカテゴリーでも全く違いますよね。トレーラーもそうなのですか?
中村 使用目的、使用場所によってタイプが違います。例えば、スポーツホイールを装着したローダウンタイプのモデルは「オンロード」が向いています。それをオフロードで使うのには向いていません。

WJS ローダウンモデルは、高速道路などでの走行性能は良いのですか?
中村 はい。車高が低いと高速走行で安定します。車高が高いと積載しているジェットスキーの位置も高くなるので、蛇行運転など車が振られるケースがあります。


トレーラーには「高さ」の違いがある

WJS トレーラーの「高い」「低い」というのは、どこで判断すればいいのですか?
中村 「車軸の高さ」です。地上から車軸の高さまでのことを言います。

WJS タイトジャパン製のトレーラーの場合、通常モデルは何センチですか?
中村 25cmです。

WJS スポーツホイール装着のローダウンタイプは何センチですか?
中村 20cmですね。

WJS 通常モデルとローダウンタイプは、たった5cmしか違いません。たったそれだけの差でそんなに違うものなのですか?
中村 トレーラーの「5cm」は、見た目も走行性能にもすごく大きな「違い」が出ます。何も積んでいない空のトレーラーを見ているだけではそれほど違いは分かりませんが、ジェットスキーを積んだ状態での5cmは大きい。低ければ低いほうが圧倒的にカッコ良い。単純に考えて、自分の背が5cm低かったときの目線から見える景色と、今の高さから見る景色では全然違うでしょう。トレーラーに積まれているジェットの位置が5cm低ければ、地上からコンソールボックスの蓋を開けられます。この差は大きいです。

タイトジャパン製の通常モデルは、地上から車軸の高さを25cmにして、トレーラー用タイヤとホイールを装着している。

写真左下:トレーラー専用タイヤ。写真右下:スポーツホイールには、薄い扁平タイヤが装着されている。

トレーラー専用タイヤは、厚みがあり、サイド部分も膨らみがある。奥がスポーツホイール装着モデル。

使うゲレンデによって、選ぶトレーラーが変わる

WJS 高さによって、走行性能も変わりますか?
中村 スポーツホイールで、タイヤの厚さが薄いトレーラーでオフロードを走ったとしますよね。普通、水辺のオフロードの地面は、ぬかるんでいることが多い。その時点で、タイヤは土の中に2、3cm潜っています。車軸の高さまでタイヤが潜れば、9割以上スタックします。たいがい、スポーツホイールを装着しているタイヤは薄いですからスタックしやすい。

WJS トレーラーは、砂浜やオフロードで使うケースも多いですよね。
中村 だから、タイトジャパン製の通常モデルは、地上から車軸の高さを25cmにして、トレーラー用タイヤとホイールを装着しています。トレーラー専用タイヤは厚みがあり、サイド部分も膨らみがありますからね。リクエストがあるので、当然、スポーツホイールモデルも作っていますが、ショップによってはお客さんにトレーラー専用タイヤとホイールのセットしか勧めないというジェットショップもあります。

WJS それは、オフロードでも使い勝手がいいからですか?
中村 それもありますが、主に「縁石」対策です。トレーラーに不慣れな方は、どうしても縁石でホイールを傷つけるケースが多い。でもトレーラー専用のタイヤなら、タイヤの厚みと形状のおかげでホイールに傷が付きにくいです。

WJS せっかくピカピカのホイール装着モデルなのに、縁石でガリガリと傷付けるのは嫌ですね。
中村 だからこそ、「どこで使うか?」「どのような使い方をするか?」が重要なのです。普段から、コンクリートの広い駐車場に停めて、使うマリーナもコンクリートで、上下架も吊るして降ろす。つまり、トレーラーでスロープから水に降ろさない場所なら、ローダウンタイプで良いと思います。
WJS 本日は、タメになるお話をありがとうございました。

ホイールの大敵「縁石」。

写真右上:薄いタイヤの一例。写真右下:タイトジャパンの通常モデル。
写真左:トレーラー用タイヤなら、タイヤの厚みと形状のおかげでホイールに傷が付きにくい。

取材協力/タイトジャパン

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