正解は「全部が正しい」です。製造メーカーによって、登録している名称(登録商標)が違います。
■各メーカーの登録名称
カワサキが販売している水上バイクは「ジェットスキー」。
ヤマハが販売している水上バイクは「マリンジェット」。
BRPが販売している水上バイクは「SEA-DOO(シードゥ)」。
「水上バイク(水上オートバイ)」は、全てのメーカーで使える呼称です。ちなみに、アメリカでは「パーソナルウォータークラフト(PWC)」と呼ばれています。
世界的に、水上バイクは「ジェットスキー」という呼び名で浸透しています。その理由は、今から42年前の1977年、世界で初めてカワサキから水上バイクが発売されました。当時はカワサキ以外のメーカーがなく、「ジェットスキー」という名称が、水上バイクを示す言葉だったのです。
日本では、1986年にヤマハからマリンジェットが発売されるまで、ずっと「ジェットスキー」しかなかったわけですから、その名前が定着するのも納得できます。だから、2019年の現在でも、「水上バイク=ジェットスキー」と思っている人が大多数ではないでしょうか。