ジェットスキーの保管場所 自宅で保管する? 艇庫に預ける? メリットとデメリット ジェットスキー(水上バイク)
ジェットスキーは艇庫に預ける? 自宅で保管する?
遊ぶ場所が決まっているなら「マリーナに預ける」、いろいろな場所に行きたいなら「自宅保管」
ジェットスキー(以下、ジェット)を購入するにあたって、決めておきたいひとつが「保管方法」。具体的には、「自宅で保管するか」、「艇庫に預けるか」である。
さらに「艇庫に預ける」場合には2つの選択肢がある。「ゲレンデ直結のマリーナ」と、「ゲレンデ直結ではないジェットショップや艇庫専門業者」だ。自宅保管とマリーナ保管の中間がゲレンデ直結ではないが、ジェットを預かってくれる艇庫だと思えばいいだろう。
なので、保管の選択肢としては、「自宅で保管」「ゲレンデ直結のマリーナで保管」「ゲレンデ直結ではないジェットショップや艇庫業者で保管」の3種類となる。
今回、この3種類の保管方法のメリット、デメリットを紹介していく。
「自宅で保管」する場合
自宅の庭やガレージに置いて、好きなときに好きな場所でジェットに乗たい人におススメ。
メリット
- 日本全国、好きな場所に乗りに行ける
- 自宅に置いてあるので、いつでも自分でジェットの手入れができる
- 日本中、どこのゲレンデにも自分のジェットを持っていける
- 自宅に置けば、保管料がかからない
デメリット
- ジェットだけでなく、トレーラーも必要となる
- 上下架の場所や、ゲレンデの確保が必要
- 盗難防止対策が必要
- トレーラーの車庫証明や車検が必要
- ヒッチメンバーを付けたトランスポーターが必要

日本全国、トレーラーを牽いてどのゲレンデにも行ける。
「ゲレンデ直結のマリーナで保管」する場合
「この場所で遊びたい」と決めている人におススメ。セキュリティやホスピタリティも充実している。
メリット
- ジェットの上下架をマリーナ側がしてくれる「安心・快適」
- シャワーやトイレ、更衣室、ジェットの水洗場など、マリーナ施設を利用できる
- ガソリンの給油ができる(実費)
- トランスポーターを購入する負担を考えなくていい
- 防犯設備が万全
デメリット
- 同じ場所でしか乗れない
- 入会金や保管料がかかる(年間保管料は、施設によってピンキリ)

上下架代も艇庫料金に含まれているケースもある。自分で上下架をしなくていいので、ゲレンデが混雑しているときでも焦らなくていい。
「ゲレンデ直結ではないジェットショップや艇庫業者で保管」する場合
自宅に保管スペースはないが、いつも同じ場所で遊ぶのではなく、日本全国、好きな場所で乗りたいという人におススメ。ジェットショップに預けるなら、メンテナンスなども安心。艇庫からゲレンデまでは自分でトレーラーを牽いていく。
メリット
- 防犯設備が万全
- 日本全国、好きな場所に乗りに行ける
- 日本中、どこのゲレンデにも自分のジェットを持っていけるので、レンタルジェットを使う必要がない
- ジェットショップで預かってもらう場合、メンテナンスや点検もしてもらえる(有料)
- 車庫証明が取れる
- 都心で駐車場を借りるよりも安い場合がある
デメリット
- ジェットだけでなく、トレーラーも必要となる
- 上下架の場所や、ゲレンデの確保が必要
- 艇庫から水辺までは、自分でトレーラーで運ぶ必要がある
- マリーナなどで降ろす場合、駐車場代や施設使用料が別途かかる
- 入会金や保管料がかかる(年間保管料は、施設によってピンキリ)

セキュリティが万全なので、盗難などの心配も少ない。自分でトレーラーを牽いていけるので、好きなゲレンデに行ける。
おわりに
自宅で保管する場合にはあまり問題にはならないが、艇庫で保管してもらう場合、「艇庫選びは、ジェットの拠点選び」ということを覚えておきたい。事前に自分の遊び方をイメージして、それに合った場所を選ぼう。
店の雰囲気やメンテナンスの有無、設備・料金体系などは、艇庫によって、かなりまちまちだ。なかには、そのショップでジェットを購入した人しか利用できないところもあるので、艇庫に預けようとしている人は、ジェットを購入する前にキチンと確認しておこう。
環境のよいショップのゲレンデや艇庫を利用するために、わざわざそのお店でジェットを買いなおした、なんて人も実際にいる。
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