この写真は、今年7月12日に行われたレース終了後の写真だ。
自転車で通りかかった買い物帰りのブラジル人が、スマホを取り出し、砂浜に放置されていたレース艇の写真を一心不乱に撮っていたのだ。その姿を、私が撮影したものである。
写真を撮っている私に気が付いた彼が、「ハロー」と言って微笑んでくれた。「何をしてるの?」と聞くと「This COOL」と一言。初対面の見知らぬ彼と、しばらく並んでマシンを見つめた。
なぜかは分からないが、私は彼に「サンキュー」と言っていた。日本人のレースマシンが褒められて、単純に嬉しかったのだ。
恐らくジェットスキーのレースなど、まるきり興味がないであろう彼を、自転車から降りさせて写真を撮らせるほどの魅力が、このマシンにはあったのだ。
なるほど、見るほどに心底「カッコいい」と感じた。
私がサンキューと言ったせいか、彼は真剣な顔で「You?(お前のか?)」と、尊敬の眼差しで聞いてきた。慌てて「ノーノー、マイフレンド」と答えたが、それでも賞賛の目をやめなかった。
たかがデザイン、されどデザイン。彼は、このマシンが走っているレースを見てはいないが、マシンの格好良さに惹かれたのだ。本当に「カッコイイ」ものは、どの国の人とか関係なく、心を打つのだと改めて思った。
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