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憧れの車「古いダッジラム」。心惹かれる、砂の上の錆びたピックアップ

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とても動くとは思えない、一見、スクラップのような素敵な車

アメリカで行われた、ワールドファイナルの会場に止まっていたトラック。初期のダッジ・ラムだと思うのだが、車種や年式は良く分からない。ボンネットもサビていて、地面に車体がへばりついていたので、「スクラップ車に、簡単なペイントを加えた、タダの飾りだろう」と思っていた。翌朝、驚いた。この車が走っているのを見たのだ。そして、昨日止まっていた場所に、また同じように飾られていた。

不思議な車だ。普通に走っているのを見てから、なぜか、昨日よりもカッコ良く見える。50年以上生きていて、ボンネットがこんなに錆びている車が「カッコいい」なんて思ったのは初めてだ。少し欲しくなってきた。


こんな車で、ジェットを引っ張っていたら雰囲気あるじゃん。もちろん、ピカピカの新艇は似合わない。だけど、ボロボロのジェットじゃ台なしだ。大事にしてあるが、適当にヤレた感じのジェット。それも、シングル2台をトレーラーで引っ張っていたら、イイ感じだろうな。

それにしても、もしこれが自分の車だったら大変だ。良い雰囲気が出せるかな。これが似合う自分なら、カッコイイな。だけど難しいだろうな。

ハマーやタンドラの新車で、ニューモデルのジェットを引っ張るのは誰でもカッコよくできる。しかし、ヤレ感やヌケた感じ、コナレた感じ、雰囲気というのは、憧れるけれど難しい。それにしても、見れば見るほど素敵に見えてくるから不思議なピックアップトラックだ。

この車に必要なのは、イケてる乗り手と明るい太陽。乾いた土地。そして、青い海。サーフボードにジェットスキー。


ファッションは、ガンバり過ぎると恥ずかしい

以前、会社が新宿にあったころ、伊勢丹・メンズ館が近かった。男性ファッション誌から、そのまま飛び出してきたような服装のオヤジが、よく靖国通りを歩いていた。すれ違いざま、結構、ビビるときがある。色鮮やかなイタリア物のジャケットを着て、中に色違いのべストなんぞをお付けになられている。決まって、裸足に革靴を履いている。

まるで、ルパン3世の服を着た磯野波平さんが、「どうだ」と言わんばかりに歩いておられるのだ。今からデートだと言われれば、「あまり無理をしないでガンバってください」と思えるが、これが普段着だと言われたら、「お父さんは、絶対に騙されてる!」と言いたくなってしまう。

ファッションは、ガンバッていると思われては台なしだ。そう考えると、ドンドン難しくなってしまう。肩肘張らずに、自分の好きなモノを着てさえいれば、それでいいのだ。雑誌も他人も関係ない。自分の好きな物を身に付けていれば、誰でも快適そうにしている。TPOをわきまえてさえいれば、何の問題もない。

波平さんに、直接、聞いたことはないが、会社に行くときは地味なスリーピースのスーツ。休日はポロシャツにスラックス。家では着物が好きだと思うし、それが一番似合っている。逆にいうと、そんな「何でもないシーン」で素敵なのが、カッコイイ。そして、それが一番難しい。

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