このヘルメットはナガイデザインの長井崇氏が手がけた作品である。長井氏曰く、「最も時間がかかった」という。このデザインにした理由を、「今、流行りのメッキで仕上げたかった」と語る。
単なるメッキだとつまらないので、全体に「刻印ペイント」を施している。この刻印ペイントは、一見、凹凸があるように見えるが、全て長井氏が描いたものである。ペイントなので、当然、表面はツルツルだ。
このデザインを見た人は、決まって凹凸部分を触るという。そして、ツルツルなことに驚くそうだ。凹凸ひとつひとつ、丁寧にエアブラシを使ってペイントしているそうだ。後頭部にはナガイデザインのトレンドマークのひとつ、ドクロが描かれている。西洋の騎士の甲冑のようなデザインに驚かされる。
「誰も発注してこないようなデザインにしたかった」と、長井氏は言った。それはそうである。「世の中に、こんなペイントがある」ということを知らない人は、発注するわけがないのだから……。
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