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SEA-DOO FISH PRO(シードゥ・フィッシュプロ)なら、魚を釣れて当たり前

12月初旬。爽やかな冬晴れの平日の午後4時過ぎのことだった。西宮市のマリーナ「パルアップ」で、ちょっと恥ずかしそうに、ピカピカのシードゥ フィッシュプロを洗っている人がいた。付属のクーラーボックスは船体から外して丸洗いされ、その横には釣竿がていねいに並べられている。

目が合ったので挨拶し、「海に釣りに出掛けていたのですか?」と尋ねると、満面の笑みで「はい」と返事が返ってきた。「何が釣れたんですか?」と聞くと、勘弁してくださいと言わんばかりの困り顔で、今の心境を語ってくれた。

「実は、今日は 何にも釣れなかったんです。防波堤から陸釣りで70㎝のハマチを釣り上げている人を見て、そのポイントで粘ったことが敗因でした。普段は、坊主(魚が1匹も釣れないこと)なんてないんです。ほら、これはつい先日釣り上げた大きな太刀魚。こっちは……」と、スマホに保存していた釣果を見せてくれた。

先日釣りあげた太刀魚(写真の一番上)。フィッシュプロのクーラーボックスの上に並べられている。撮影日2019年11月17日。

ほかにも、さまざまな種類の魚が……。奥にむなしくフィッシュプロが写っている。撮影日2019年11月2日。

この日は天気が良かったので、他にもツーリングを楽しんでいたジェットスキーユーザーが何人もいた。帰港する時間帯は大抵、同じだから、ジェットスキーを洗う時間も一緒になる。水洗場で、フィッシュプロは彼1人だ。そして、彼の横を通ると揃って私と同じ質問をしていた。「何が釣れた?」と。

ウルトラでも、FXでも、RXT-Xでも、そんな質問はされない。しかし、フィッシュプロだけは別だ。クーラーボックスと釣竿が並んでいれば、なおさらである。

彼は、私にしてくれたのと同じ丁寧な対応を、「何が釣れた?」と聞いた人全員にしていた。そのせいで、彼の後片付けが1番遅れていた。

天気の良い休日の夕方。夕日を浴びながらフィッシュプロに乗って帰港したら、坊主とは言いにくいのである。

釣れなかったのに、皆に「何が釣れた?」と聞かれ続けたフィッシュプロのオーナー。

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