7月23日(土)、24日(日)の2日間、千葉県木更津市金田海岸沖にて、「パワーボートレースジャパングランプリ)」と「aquabike(アクアバイク)」のレースが開催された。
クエーキーセンスの協力により、会場は華やかに飾り付けられ、飲食ブースも多く出店。 土曜日、日曜日の両日ともに天候に恵まれ夏らしい空のもと、多数の来場者を迎えた。
日曜日のランチタイムにフリースタイルとフライボードのショーが行われ会場は大いに盛り上がった。
観客だけでなく、大会に参戦しているレーサーまでがショーを楽しんでいた。「フリースタイル・フライボード」ともに、「人々をこんなに楽しませることが出来るんだ」と改めて感じたショータイムであった。
総合 | HEAT 1 | HEAT 2 | |
---|---|---|---|
1位 | 小原 聡将 | 小原 聡将 | 平阪 勇助 |
2位 | 服部 和生 | 服部 和生 | 服部 和生 |
3位 | 平阪 勇助 | 倉橋 秀幸 | 小原 聡将 |
今大会、レース中に救助を優先して表彰された桜井。スポーツマンシップを発揮した。
HEAT2はマシントラブルで残念ながら走れず。
鮮やかなカラーリングのコマンダーGP1を駆る増子。
良い感じの3RACER! 写真左:兄でレーサーの増子 隆吉、中央:服部 和生、右:増子 隆二。
ランチタイムのフライボードショーで大活躍! 「チーム アヴァンティ」の面々。 写真左から佐々木 幸裕 代表、増井 裕子(通称:チャモちゃん)、マロちゃん、サポートのジミー君
最初はマロちゃんの演技からスタート。ジェットを操船するのはチャモちゃん。
高い場所から観客に急接近するマロちゃん。ギャラリーは大喜び!
見ているだけで気持ちよさそう!
「高い場所から失礼しま~す!」。ペコリとあいさつ。
そのまま着水したマロちゃんは、ジェットを操船しているチャモちゃんとチェンジ! 交代シーンも飽きさせずに魅せてくれる。さすが、ショー慣れしている!
何度も大会で優勝している、実力者のチャモちゃん。
バックフリップなど多彩な技を繰り出す。オーラ全開!
漁港の“船着き場”という狭い海面でも見事な演技!
飛んでる姿はピーターパン!
高い位置からのバックフリップ!
観客を盛り上げるのも上手い。
チャモちゃん、笑顔のフィニッシュ。
フリースタイルショーに出演していた大前正樹(写真左)と濱中直也(右)も、会場設営を手伝っている。彼らは素晴らしい人柄のナイスガイだ!
「FLYBORD」と「FREESTYLE」ショーに、大勢のギャラリーが拍手を送っていた。
笑顔の子供たち。
興奮するヤングガール。
出番を待つ“フリースタイル”マシン。
フリースタイルショーのトップは大前正樹!
挨拶代わりの見事なバックフリップ! 使える海面が狭いのでぶつからないかドキドキする。
高さのあるトリック! 鮮やかなアメリカン・デザインのマシンが宙を舞う。
歓声の多さに照れる大前!
皆、真剣にフリースタイルショーを見ていた!
動画を撮る人、写真を撮る人もいっぱい! フリースタイラーの“一挙手一投足”を見守ってくれている。
2番手はバックライドの名手・矢野秀一。船着き場の両サイドからも、ギャラリーが見ている。
出航するボートの船長まで、身を乗り出して見ている。危ない! ヤバい!
総合 | HEAT 1 | HEAT 2 | |
---|---|---|---|
1位 | 砂盃 肇 | 砂盃 肇 | 生駒 淳 |
2位 | 生駒 淳 | 奥 拳太 | 砂盃 肇 |
3位 | 奥 拳太 | 生駒 淳 | 奥 拳太 |
ストックマシンでも速かった砂盃 肇。「HEAT1で1位」、「HEAT2が2位」。
「HEAT1」では、海面が荒れていたので、2位との差が広げられた。「HEAT2」はベタな平水なのでマシンスピードの差が影響した。
「HEAT2」でトップを走る生駒に、襲い掛かる砂盃(写真・手前)!
「HEAT2」では1位を走る「生駒のマシン」に砂盃が追い付く場面が…。そして、生駒が砂盃に気がつくと、また差が開いた。
同じマリンメカニック製の改造パーツなのでトップスピードはそれほど違わないが、スーパーチャージャーのブレードが生駒艇の方が大きく、それが理由で加速力が全然劣る。
それでも、何とか追い抜こうとクロスラインで「イケた!」と思っても「ギリギリで前には出られず」というシーンを何度も繰り返した。
後ろからクロスで抜きかける度に、生駒艇のスプレーを全身に浴び続けるのでゴーグルは外れる寸前だし、首は痛いし、散々な思いをした。それでも、抜こうと最後まで諦めずに努力をしたが、加速力の違いに泣かされた。本気で悔しい!と話してくれた。
今大会、「生駒の秘密兵器」になるはずのRXPーX。生駒はGAKO3とGAKO5を所有しているが、この大会のために最高時速142kmのスペシャルマシンを用意した。それが裏目に出た。
「生駒の秘密兵器」マリンメカニック製オリジナル軽量ハルにシードゥエンジン(ECUリマップ&マリンメカニック製カムシャフト)を装着した耐久レース用のスペシャルマシンを制作してきたのだが、まったくテストをする時間が取れず、ぶっつけ本番でのレースとなった。足回りのセッティングが出来ていないことが致命傷になった!
海面が荒れた中で、「足回りの完成されていないライトウエイトハル」に乗るのはさすがに無謀であったと言う。マシンが暴れて非常に走り辛かった。「HEAT1」はホールショットだが砂盃に抜かれ、奥にも抜かれて3位に沈んだ。
新兵器のNEWマシンを使わず、ノーマルハルの生駒明美艇で出場したMOTO2ではホールトゥーフィニッシュの1位でゴール。最後まで喰らい付いた砂盃のアタックを振り切って1位でゴールした。「最初からコレで戦えば総合優勝できたのに」…と生駒は悔しがった。
左・「HEAT2」で勝利したノーマルハルの生駒明美艇、右・最高時速142kmのスペシャルマシン。
奥のマシンはECUとインペラを交換しただけのライトチューン、絶対に壊れないが最高速は115㎞。それでも「HEAT1」は波が出たので、遅いマシンでも2位になれた。
3位になった奥 拳太(写真左)と、メカニックの殿井久悦氏(右)。今回の3位は上出来です、「HEAT2」の海面が荒れてくれれば総合2位も狙えたと2人は話す。
マシンスペックの差から考えると今回の3位は上出来です。当初の作戦ではレーシングマシンで参戦している中野選手が飛び出して、砂盃、生駒の前に出る。中野の引き波を浴びた2人のスピードが伸びない中で奥が追い付く戦略だった! 中野が前に出れず作戦は失敗したのだが、荒れた海面に救われた。
応援される奥。
田村は完全なストックマシンで戦った。日頃のモンスターパワーと違い「25分+1周」の長丁場にも関わらず全然楽そうに乗っていた。
応援される田村。
走り終わってから、肩で息をしている選手もいるのに、ずっと走っていられそうだった。タフな田村!
普段はAクラスを走っている白戸。大健闘した。
白戸は「日焼け」しすぎだ。黒いマスクが顔色と同化している!
立派なのは「HEAT1は6位」なのに、「HEAT2では5位」と順位を上げてゴールしている。
白戸のヘルメット。パウンド1レーシングと描かれている!生駒と同じチームだ。生駒と砂盃のデッドヒート中、彼らに気づかなかった白戸が、生駒だと知らず懸命にブロックした。生駒は砂盃に抜かれそうになったと、レース後に怒っていた! レースは何が起こるか分からない!
中野は自分のレースマシンで戦った。「17分位でガス欠になるので完走は出来ない」と理解していた。それでも参戦した理由は…?
「ガソリンが少なくなった状況での操縦安定性の確認」のために、敢えて参戦したという。「HEAT1」では“海面が荒れていた”ことと“ローリングスタートに慣れていない”という理由で前に出れず、「HEAT2」ではターボが不調になり“奥”との作戦が失敗した。
前回大会の「千里浜」で総合優勝している釘崎 真治。
唯一無二、ヤマハで参戦。
森川 博はナイスガイだ。怪我が多い。注意して乗ってほしい。
今大会、あらゆるシーンで大活躍!「FREESTYLE」のSHOW TIMEでも、観客を喜ばせた、濱中直也!
パワーボートのトップは日本で最初にF1を走らせた男。小嶋松久氏、貴重なクルマが多く展示されていた。
ジェット業界の良き兄貴! ファクトリーゼロ社の今泉氏。
こんなに飲食店が出店しているレース会場など他にない。
サーキットの狼、ロータス。
JJSAのレースディレクター“岡やん”さん。
aquabike RUNABOUT DIVISION GP1 クラスに参戦している千木良 真之!今大会は出場しなかった。
女子選手の湯島楓。
マリンメカニック代表、今﨑 真幸氏。
女子選手の金子 真珠。
左・横山 亜土夢選手とお父さん。
DJのSAKOさん。
左・マリンパパと竹田 憲二。
大活躍のTHE FREESTYEL、日の丸飛行隊の面々!
JJSAの二人。裏方、ご苦労様です!。
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