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真夏の祭典・2022 アクアバイク「FREESTYLE & FLYBOARD」ショー ! 「SKI DIVISION GP1」と「GP ランナバウト 」POWER BOAT RACE JAPAN GRAND PRIX in 東京湾

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FREESTYLE SHOW

バックライド・バックフリップで観客を大いに沸かせた矢野秀一選手。

ビック・エアートリックの高さで魅了した濱中直也選手。ギャラリーが喜ぶ姿が印象的だった。

22022【aquabike】国土交通大臣杯 POWER BOAT RACE JAPAN GRAND PRIX in 東京湾

真夏の東京湾で熱戦が繰り広げられた

7月23日(土)、24日(日)の2日間、千葉県木更津市金田海岸沖にて、「パワーボートレースジャパングランプリ)」と「aquabike(アクアバイク)」のレースが開催された。

クエーキーセンスの協力により、会場は華やかに飾り付けられ、飲食ブースも多く出店。 土曜日、日曜日の両日ともに天候に恵まれ夏らしい空のもと、多数の来場者を迎えた。

日曜日のランチタイムにフリースタイルとフライボードのショーが行われ会場は大いに盛り上がった。

観客だけでなく、大会に参戦しているレーサーまでがショーを楽しんでいた。「フリースタイル・フライボード」ともに、「人々をこんなに楽しませることが出来るんだ」と改めて感じたショータイムであった。

FLYBOARD SHOW

フライボードのショータイム!

可愛い女性2人が登場!

「aquabike SKI DIVISION GP1」クラス

総合優勝は小原 聡将。MOTO 1で1位、MOTO 2が3位、勝利を飾った。

写真右から、1位・小原 聡将、2位・服部 和生、3位・平阪 勇助、4位・倉橋秀幸、5位・海老原祥吾。


aquabike SKI DIVISION GP1クラスの各ヒート順位

  総合 HEAT 1 HEAT 2
 1位 小原 聡将 小原 聡将 平阪 勇助
 2位 服部 和生 服部 和生 服部 和生
 3位 平阪 勇助 倉橋 秀幸 小原 聡将



いつものクローズドコースではなくオーバルコースなので、走りながらのローリングスタートとなる。まずは陸上で練習!

1位 小原 聡将

小原 聡将は、ホールショットを獲得しなくても1位を獲得できる稀有な選手。

マシンに水を噛ませる技術は、他を圧倒している。その証拠に水面が荒れればダントツで有利だ。

今回は直線が長い単調なコース。波の出なかったHEAT 2 では順位の変動が見られない。しかし、「15分+1周」の長丁場なので、いかに疲れないように乗るかが勝負。他のレーサーが棒立ち気味で乗っているなかでただ1人、姿勢を低くして懸命に追い上げる小原の姿が印象的であった。

国土交通大臣杯を獲得した小原。

2位 服部 和生

久しぶりに実力者の服部らしいレースが見られた。HEAT1、HEAT2の両ヒート共に2位で総合2位となった。

今シーズンはマシントラブルに泣かされたが、「今大会はようやく納得するマシンで走れた」と、しみじみと話してくれた。服部も自分でマシンを作れる選手。マシンの仕上がり具合に十分な手ごたえを感じている。

3位 平阪 勇助

今大会も、スタートで先行する! 相変わらずスタートは抜群に上手い。ホールショットキラーだ。

土曜日のHEAT1は4位 、日曜日のHEAT2は1位だった平阪。

HEAT2は、得意のホールトゥフィニッシュを見せてくれた。土曜日のHEAT 1は「体調が悪かった」と語る。

今シーズン、好調を維持している。最終戦が楽しみだ。

4位以降の成績 倉橋 秀幸

倉橋 秀幸。波が出たHEAT1は3位、水面が穏やかだったHEAT2は4位。「水面が荒れたらヒデ!」と皆が認めるライディングテクニックは健在だ。

今年の倉橋は明るい。

「今できるレースを精一杯やる」という感じに見える。

海老原 祥吾

土曜日のHEAT1で、チームメイトの小原と接触して悔しい5位。

船体が割れるというダメージを負ったが、写真右端の関さんの活躍で緊急修理完了。何とか走れる状態に!

「なんでトシ(小原)とぶつかるの?」と、チーム監督が嘆いた。小原、海老原ともに調子が良いので接触したのだ!

箭内 秀吉

箭内 秀吉はブレットレーシングのハルで登場。

日高 瑞夫

土曜日のHEAT1では、ECUに不具合が出て5ポイントのみ。

土曜日の夜、仲間が関東中を走り回ってくれてECUを確保してくれたという。

日曜日のHEAT2は、そのおかげで無事に走って5位に食い込み、総合7位で終えた。これも日高の人柄のおかげだ。仲間に感謝!

竹田 憲二

HEAT1は5位だったが、HEAT2でマシントラブルに見舞われた。

写真中央が竹田 憲二。彼を支える仲間達も笑顔だ。

釘崎 勇真

期待の若手・釘崎 勇真。

お茶目な若者だ。

斉藤 貴彦

斉藤 貴彦。

HEAT1はマシンが不調で苦労した。

佐藤 颯志

佐藤 颯志。

昨年のA級チャンピオンの佐藤。最高峰クラスで戦う感想は「まだまだ練習不足です」という答え。若手で期待の選手だ。

桜井 直樹

今大会、レース中に救助を優先して表彰された桜井。スポーツマンシップを発揮した。

HEAT2はマシントラブルで残念ながら走れず。

増子 隆二

鮮やかなカラーリングのコマンダーGP1を駆る増子。

良い感じの3RACER! 写真左:兄でレーサーの増子 隆吉、中央:服部 和生、右:増子 隆二。

【Break Time】FLYBORD SHOW TIME

ランチタイムのフライボードショーで大活躍! 「チーム アヴァンティ」の面々。 写真左から佐々木 幸裕 代表、増井 裕子(通称:チャモちゃん)、マロちゃん、サポートのジミー君

最初はマロちゃんの演技からスタート。ジェットを操船するのはチャモちゃん。

高い場所から観客に急接近するマロちゃん。ギャラリーは大喜び!

見ているだけで気持ちよさそう!

「高い場所から失礼しま~す!」。ペコリとあいさつ。

そのまま着水したマロちゃんは、ジェットを操船しているチャモちゃんとチェンジ! 交代シーンも飽きさせずに魅せてくれる。さすが、ショー慣れしている!

何度も大会で優勝している、実力者のチャモちゃん。

バックフリップなど多彩な技を繰り出す。オーラ全開!

漁港の“船着き場”という狭い海面でも見事な演技!

飛んでる姿はピーターパン!

高い位置からのバックフリップ!

観客を盛り上げるのも上手い。

チャモちゃん、笑顔のフィニッシュ。

GALLERY

フリースタイルショーに出演していた大前正樹(写真左)と濱中直也(右)も、会場設営を手伝っている。彼らは素晴らしい人柄のナイスガイだ!

「FLYBORD」と「FREESTYLE」ショーに、大勢のギャラリーが拍手を送っていた。

笑顔の子供たち。

興奮するヤングガール。

出番を待つ“フリースタイル”マシン。

「FREESTYLE」SHOW TIME

フリースタイルショーのトップは大前正樹!

「MASAKI OMAE」Performance

挨拶代わりの見事なバックフリップ! 使える海面が狭いのでぶつからないかドキドキする。

高さのあるトリック! 鮮やかなアメリカン・デザインのマシンが宙を舞う。

歓声の多さに照れる大前!

皆、真剣にフリースタイルショーを見ていた!

動画を撮る人、写真を撮る人もいっぱい! フリースタイラーの“一挙手一投足”を見守ってくれている。

「SYUICHI YANO」Performance

2番手はバックライドの名手・矢野秀一。船着き場の両サイドからも、ギャラリーが見ている。

出航するボートの船長まで、身を乗り出して見ている。危ない! ヤバい!

おおイキナリ矢野の必殺技! 伝家の宝刀「バックライド・バックフリップ」が炸裂かー⁉

キターーーーーー!! 「後方空中1回転」。この大技が出来るのは、世界で「矢野秀一と植木將夫」の2人だけだ。

空中で背中を反り上げている⁉  練習の賜物だ!

フルボトムで完璧な着水。お見事でした!

会場中がフリースタイルに“かぶりつき”。

矢野の後ろのほうに、生駒選手など、トップレーサーたちもショーを楽しんでいた!

「NAOYA HAMANAKA」Performance

プレッシャーのかかる“大トリ”は、元全日本チャンピオンの濱中直也! ギャラリーに向かって、満面の笑みで手を振る! さすがの貫禄。

船の舳先で見ていた子供たちと「ハイタッチ!」。

きっと彼らは、生涯、今日の“フリースタイル”ショーを忘れないだろう!

ファーストトリックは BIIG エアー、超! 高い! 高い! 「バックフリップ!」

大きくて、高さがあるので、“滞空時間”が長い。子供が心配そうに見つめる!

お構いなしに「連続バックフリップ」でギャラリーを沸かす。

「注目! この瞬間!」私は、トップフリースタイラーが“引き波”のポイントを見つめる“姿”が好きだ。「獲物を射抜く目をしている!」そう思いませんか?

男を上げた3人! 「日の丸、空中飛行隊!」 ナイスジョブだ!

サービスで、アンコール、美しい完璧なバックフリップ炸裂!

完璧な着水!空を飛んだ瞬間は“周り”が静まりかえる!

平阪、釘崎、トップレーサーが、観客にフリースタイルが喜ばれている姿を見て、我が事のように喜んでいる! ステキな光景だ!

ギャラリーも沢山!

見事な演技! 左・大前正樹、右・濱中直也、

バックライドの魔術師、矢野秀一。

サンキュー、有難う、フリースタイラー!

「aquabike RUNABOUT DIVISION GP1」クラス

「aquabike RUNABOUT DIVISION GP1」クラスのルールは「25分+1周」の長丁場だ。普段は「15分+1周」

右から1位・砂盃、2位・生駒、3位・奥。

レーサー達は普段のモンスターマシンでは戦えない。時間が長くてガソリンが持たない。そして壊れる確率が普段より高い。


aquabike RUNABOUT DIVISION GP1 クラスの各ヒート順位

  総合 HEAT 1 HEAT 2
 1位 砂盃 肇 砂盃 肇 生駒 淳
 2位 生駒 淳 奥 拳太 砂盃 肇
 3位 奥 拳太 生駒 淳 奥 拳太



1位 砂盃 肇

ストックマシンでも速かった砂盃 肇。「HEAT1で1位」、「HEAT2が2位」。

「HEAT1」では、海面が荒れていたので、2位との差が広げられた。「HEAT2」はベタな平水なのでマシンスピードの差が影響した。

「HEAT2」でトップを走る生駒に、襲い掛かる砂盃(写真・手前)!

「HEAT2」では1位を走る「生駒のマシン」に砂盃が追い付く場面が…。そして、生駒が砂盃に気がつくと、また差が開いた。

同じマリンメカニック製の改造パーツなのでトップスピードはそれほど違わないが、スーパーチャージャーのブレードが生駒艇の方が大きく、それが理由で加速力が全然劣る。

それでも、何とか追い抜こうとクロスラインで「イケた!」と思っても「ギリギリで前には出られず」というシーンを何度も繰り返した。

後ろからクロスで抜きかける度に、生駒艇のスプレーを全身に浴び続けるのでゴーグルは外れる寸前だし、首は痛いし、散々な思いをした。それでも、抜こうと最後まで諦めずに努力をしたが、加速力の違いに泣かされた。本気で悔しい!と話してくれた。

このレースは国土交通大臣杯でもある、大きな優勝カップを掲げる砂盃。

波が出た「HEAT1」では、砂盃だけが、別次元の速さであった。「HEAT2」で明らかになったことは、砂盃は“絶対に最後まで諦めない”という事実だ。最速の男とは「勝利に最も執着する人」のことを言うのだ。

今大会で、昨年度の、「国土交通大臣杯の記念トロフィー」がアクアバイク代表の中地淳一氏より授与された。

非常に重くて、美しい、クリスタル製のトロフィー、金では買えない!

2位 生駒 淳

今大会、「生駒の秘密兵器」になるはずのRXPーX。生駒はGAKO3とGAKO5を所有しているが、この大会のために最高時速142kmのスペシャルマシンを用意した。それが裏目に出た。

「生駒の秘密兵器」マリンメカニック製オリジナル軽量ハルにシードゥエンジン(ECUリマップ&マリンメカニック製カムシャフト)を装着した耐久レース用のスペシャルマシンを制作してきたのだが、まったくテストをする時間が取れず、ぶっつけ本番でのレースとなった。足回りのセッティングが出来ていないことが致命傷になった!

海面が荒れた中で、「足回りの完成されていないライトウエイトハル」に乗るのはさすがに無謀であったと言う。マシンが暴れて非常に走り辛かった。「HEAT1」はホールショットだが砂盃に抜かれ、奥にも抜かれて3位に沈んだ。

 新兵器のNEWマシンを使わず、ノーマルハルの生駒明美艇で出場したMOTO2ではホールトゥーフィニッシュの1位でゴール。最後まで喰らい付いた砂盃のアタックを振り切って1位でゴールした。「最初からコレで戦えば総合優勝できたのに」…と生駒は悔しがった。

左・「HEAT2」で勝利したノーマルハルの生駒明美艇、右・最高時速142kmのスペシャルマシン。

3位 奥 拳太

奥のマシンはECUとインペラを交換しただけのライトチューン、絶対に壊れないが最高速は115㎞。それでも「HEAT1」は波が出たので、遅いマシンでも2位になれた。

3位になった奥 拳太(写真左)と、メカニックの殿井久悦氏(右)。今回の3位は上出来です、「HEAT2」の海面が荒れてくれれば総合2位も狙えたと2人は話す。

マシンスペックの差から考えると今回の3位は上出来です。当初の作戦ではレーシングマシンで参戦している中野選手が飛び出して、砂盃、生駒の前に出る。中野の引き波を浴びた2人のスピードが伸びない中で奥が追い付く戦略だった! 中野が前に出れず作戦は失敗したのだが、荒れた海面に救われた。

応援される奥。

奥のマシン最高速は115㎞。

田村 眞沙充

田村は完全なストックマシンで戦った。日頃のモンスターパワーと違い「25分+1周」の長丁場にも関わらず全然楽そうに乗っていた。

応援される田村。

走り終わってから、肩で息をしている選手もいるのに、ずっと走っていられそうだった。タフな田村!

白戸 裕太郎 忠雄

普段はAクラスを走っている白戸。大健闘した。

白戸は「日焼け」しすぎだ。黒いマスクが顔色と同化している!

立派なのは「HEAT1は6位」なのに、「HEAT2では5位」と順位を上げてゴールしている。

白戸のヘルメット。パウンド1レーシングと描かれている!生駒と同じチームだ。生駒と砂盃のデッドヒート中、彼らに気づかなかった白戸が、生駒だと知らず懸命にブロックした。生駒は砂盃に抜かれそうになったと、レース後に怒っていた! レースは何が起こるか分からない!

中野 崇寛

中野は自分のレースマシンで戦った。「17分位でガス欠になるので完走は出来ない」と理解していた。それでも参戦した理由は…?

「ガソリンが少なくなった状況での操縦安定性の確認」のために、敢えて参戦したという。「HEAT1」では“海面が荒れていた”ことと“ローリングスタートに慣れていない”という理由で前に出れず、「HEAT2」ではターボが不調になり“奥”との作戦が失敗した。

釘崎 真治

前回大会の「千里浜」で総合優勝している釘崎 真治。

「左・息子の勇真」、「右・父、釘崎 真治」。仲良し親子だ。

森川 博

唯一無二、ヤマハで参戦。

森川 博はナイスガイだ。怪我が多い。注意して乗ってほしい。

GALLERY

今大会、あらゆるシーンで大活躍!「FREESTYLE」のSHOW TIMEでも、観客を喜ばせた、濱中直也!

パワーボートのトップは日本で最初にF1を走らせた男。小嶋松久氏、貴重なクルマが多く展示されていた。

ジェット業界の良き兄貴! ファクトリーゼロ社の今泉氏。

こんなに飲食店が出店しているレース会場など他にない。

サーキットの狼、ロータス。

JJSAのレースディレクター“岡やん”さん。

aquabike RUNABOUT DIVISION GP1 クラスに参戦している千木良 真之!今大会は出場しなかった。

1億円オーバー、ブガッティ。

女子選手の湯島楓。

マリンメカニック代表、今﨑 真幸氏。

女子選手の金子 真珠。

左・横山 亜土夢選手とお父さん。

DJのSAKOさん。

左・マリンパパと竹田 憲二。

大活躍のTHE FREESTYEL、日の丸飛行隊の面々!

JJSAの二人。裏方、ご苦労様です!。

会場設営 GALLERY

こうやって、素敵な会場は出来るのだ! Special Thanks  QuakeySense


同日、同会場で行われた「パワーボートのレース」です。ぜひ、1度・見て下さい!

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