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【 RUNABOUT GP1】 アクアバイク ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 5st STAGE 【大阪・二色の浜 大会】

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今大会、総合2位の生駒 淳。

マシントラブルに見舞われた奥 拳太。

今季5勝目を挙げた砂盃 肇は、最終戦に参戦すればタイトルが確定する。

【aquabike】アクアバイク「 RUNABOUT GP1」クラス
ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 5st STAGE

マリンメカニックのマシンが並んだスターティンググリッド。勝つためには「壊さない走り」が求められる

9月10日(土)、11日(日)の2日間、大阪府貝塚市二色の浜公園において、「aquabike(アクアバイク)」と「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2021 5st STAGE」の2つの大会が併催された。
この「 RUNABOUT GP1」クラスは、ランナバウトクラスの国内最高峰であるが、その名前に相応しいレベルの高い戦いが繰り広げられた。

aquabike R/A GP1クラス

サバイバルレースを制し、総合優勝は国内のランナバウト最強王者・砂盃 肇。


aquabike  RUNABOUT GP1 GP1 リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 砂盃 肇(マリンメカニック)
2位 生駒 淳(#1 POUNND ONE)
3位 千木良 真之(マリンメカニック)

※上位3位まで掲載


総合優勝は、ランナバウト最強王者の砂盃 肇

HEAT1、HEAT2ともに砂盃 肇のトップフィニッシュ。「HEAT3」でもスタートダッシュを決めてホールショットを奪い、そのまま完全勝利かと思ったが、レース中盤にマシントラブルで失速。5位まで順位を落としたが、2位の生駒 淳もHEAT 1での成績が奮わなかったため、砂盃の総合優勝となった。

winner・砂盃 肇

「速さと上手さ」が際立つ、隙のない走りを見せた砂盃 肇。

砂盃のライディングは圧倒的に上手い。

aquabike R/A GP1クラスの総合および各ヒート順位

  総合 HEAT 1 HEAT 2 HEAT 3
 1位 砂盃 肇 砂盃 肇 砂盃 肇 奥 拳太
 2位 生駒 淳 千木良 真之 生駒 淳 生駒 淳
 3位 千木良 真之 中野 崇寛 中野 崇寛 千木良 真之

 

aquabike R/A GP1クラス

HEAT 1  winner・砂盃 肇

スタートは奥 拳太が火の出るような走りで飛び出したが、マシントラブルでリタイヤ。2位を走っていた砂盃がそのままトップでゴールした。

HEAT 1のレース内容

1位・砂盃 肇
2位・千木良 真之
3位・中野 崇寛


奥 拳太が抜群のスタートで飛び出したが、レース中盤でエンジン停止。強烈な勢いで奥を追っていた砂盃がそのままゴール。

START 手前からのゼッケン18が奥。抜群のスタートを決めている。

マシントラブルがなければ、奥がそのまま1位でゴールしていたかもしれない。

奥がマシントラブルにより失速。その瞬間、ギャラリーから「なんでー?」の悲鳴があがる!

ギャラリーの声は、そのままマシンチューナーの殿井氏久悦の胸に突き刺さる。今、この瞬間、世界で1番「なんでー?」と叫びたかったのは殿井氏だろう。写真左・マシンチューナーの殿井氏。右・奥 拳太。目標は「2人で世界を獲る!」だ。

Cause of Trouble 奥 拳太を襲ったマシントラブル

エンジン内部のクランクケースに収まるコンロッドに亀裂が入っている。

コンロッドを取り外すと、亀裂どころか完全に折れていた。

今大会は残念だったが、逆に考えれば「世界戦の前に発生してよかった」かもしれない。「データが取れることはありがたい。症状は疲労骨折のような感じ」という。600馬力オーバーのモンスターエンジンは、各部の疲労度もハンパないのだ。

マシンチューナーの殿井氏。「今大会、マシン的には万全の態勢で臨めたつもり。スピードも十分出ていた。まさかコンロッドが折れるなんて……。経験は全てデータとなります。これは財産と考え頑張ります」と語ってくれた。

HEAT1 2位・千木良 真之

着実な走りで、千木良 真之がこのヒート2位となった。奥と砂盃がトップ争い、こういうレースで2位を獲得していけば順位は上がる。ランナバウトGP1 はレベルは高いが参戦艇は少ない。

HEAT1 5位・生駒 淳

HEAT1の練習走行でマシンの異変を感じた生駒 淳は、急遽、A RUNABOUT SLTDクラスに参戦している奥様・明美艇で参戦。このヒート、5位に終わった。

自身の本番艇は、HEAT1は修理。HEAT2から復活した。


HEAT 2 winner・砂盃 肇

HEAT1と同様に、圧倒的な走りでトップチェッカーを受けた砂盃 肇。

HEAT 2のレース内容

1位・砂盃 肇
2位・生駒 淳
3位・中野 崇寛
4位・千木良 真之


抜群のスタートでホールショットを獲得したのは生駒 淳。しかし2周目でマシンが不調になったが2位でゴール。
HEAT 1でエンジンが壊れた奥は、チーム員のマシンを借りて5位。

HEAT2 2位・生駒 淳

HEAT2から、本番艇のGAKOを投入した生駒 淳は、2位でゴール。スタートから2周目で壊れるまでの速さは群を抜いていただけに残念。

HEAT2 3位・中野 崇寛

今大会の中野 崇寛は、「HEAT1・3位」「HEAT2・3位」「HEAT3・4位」と、最後まで諦めない粘り強さを見せてくれた。

HEAT 3 winner・奥 拳太

HEAT1とは逆に、スタートでは砂盃がトップ、奥が2位。序盤に砂盃がマシントラブルで脱落すると、そのまま奥がトップフィニッシュ。HEAT 1の雪辱を晴らした。

HEAT 3のレース内容

1位・奥 拳太
2位・生駒 淳
3位・千木良 真之
3位・中野 崇寛

砂盃が抜群のスタートで飛び出しホールショットを獲得したが、レース序盤でマシントラブルによる失速。代わりに2位の奥がトップに立つと、そのままゴール。

このクラスの大敵は「マシントラブル」である。速いだけでなく、モンスターマシンを壊さずに操れる技量まで要求される。

HEAT 3の白熱のスタート・シーンSTART

START スタート直後、写真では1位・奥、2位・生駒、3位・砂盃に見えるが、“ほぼ”同位置である。

 ホールショットは砂盃。すぐ横から奥が迫る。

奥との競り合いに勝った砂盃が僅差でトップ。これは、今季何度も見た光景だ。その後ろを奥、生駒の順で続く。

砂盃がまさかのマシントラブル。スタートからものすごい速さを見せてくれたので残念である。


HEAT3 1位・奥 拳太

覚醒! 今季からこのクラスにエントリーしている奥 拳太だが、ここまでの戦いで、完全にモンスターマシンを乗りこなしている。

HEAT 3では、HEAT1のマシントラブルが嘘のようだ。

HEAT1でのマシントラブル後、すぐに、殿井氏は自身のショップ「エクセルアドア」にマシンを運び、エンジンを積み替えた。日没まで琵琶湖で“慣らし運転”を行い、翌日の朝一番で二色の浜に持って来たのだという。マシンチューナーも戦っているのだ。

HEAT3 2位・生駒 淳

生駒 淳は、今シーズン、マシントラブルに泣かされた。

HEAT3 3位・千木良 真之

HEAT3では、3位入賞の千木良 真之。全ヒートで安定した順位を挙げ、総合成績も3位だ。

今大会、結果を残した千木良 真之。

写真左・千木良 真之、右・マシンコンストラクターの今﨑 真幸氏(マリンメカニック代表)。

HEAT3 4位・中野 崇寛

HEAT3は4位となった中野 崇寛。千木良との戦いが面白い。


2022 シリーズチャンピオンの栄冠は誰に輝く?

絶対王者・砂盃、最終戦を走りさえすれば王者に

常に進化を続ける「継続が力」の人だ!  日本で1番速い男は、誰よりも練習している。 チャレンジャーは、レース以前に彼の“努力”に勝たなければならない。

シリーズチャンピオンの栄冠は?

今年のレースも残すところ、来月の最終戦のみとなった。ポイントの計算は、7戦中「MAIN+5戦取り」となっている。

現在のポイントリーダーは、今大会5勝目を挙げた砂盃 肇。

2位の生駒 淳とのポイントが開いているため、最終戦に砂盃が勝たなくても完走するだけでタイトルが決まる。しかし、国内絶対王者としてのプライドがあるので、当然、勝ちにいくだろう。

圧倒的な強さを見せた砂盃 肇。最終戦は、順位に関係なく「完走」さえすればシリーズチャンピオンが決定する。国内ランナバウトクラス絶対王者・砂盃。彼の牙城を崩すのは、一体、誰なのか。

RUNABOUT GP1クラス・GALLERY

写真左・クエーキーセンスの紅矢俊栄氏、右・田村 眞沙充。

aquabike  RUNABOUT GP1 GP1 レーサー 林口 忠雄

このクラスで、唯一、ヤマハ艇で参戦する林口 忠雄。

JET PILOT

ジェットパイロットのブース。

aquabike  RUNABOUT GP1 GP1 レーサー 田村 眞沙充

現在、ポイントランキング6位の田村 眞沙充。

VIP





工具メーカーTONEの矢野社長。

同じくTONEの平尾さん。

TONE

工具メーカーTONEのブース。

All Japan Drift Champion

全日本プロドリフト選手権、2018年、2019年のチャンピオン・横井昌志氏。











伊藤 誠,。

ベテランで芳賀 毅(左)とイケイケの奥 奥 拳太(右)、芳賀が奥の走りを緻密に分析して絶賛していた。


A RUNABOUT STK クラス winner・ 佐野 季輝

佐野 季輝は、HEAT 1・HEAT 2ともに1位の完全勝利。

2位の西田 惇平。

3位の佐川 隆。

A RUNABOUT STK  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 佐野 季輝
2位 西田 惇平(SMD Racing)
3位 佐川 隆(EXCEL ADOOR Racing)

※上位3位まで掲載



A RUNABOUT SLTD クラス winner・伊藤 真一

伊藤 真一は、HEAT 1・HEAT 2ともに1位の完全勝利。

A RUNABOUT SLTD   リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 伊藤 真一(マリンメカニック)
2位 藤岡 建己
3位 森川 博司(TEAM WEST)

※上位3位まで掲載


OP RUNABOUT 1100 STK ALL クラス  winner・ 井上 雅也

井上 雅也は、HEAT 1・HEAT 2ともに1位の完全勝利。

2位の北澤 政幸(写真左)と岡田 成利(右)のサイドバイサイドの争い。

ゼッケン1が井上 雅也、ゼッケン10が寺内 健二。

A RUNABOUT STK  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 井上 雅也(Racing MOTOINE)
2位 北澤 政幸(SKU46H Racing)
3位 大岡 嗣典(offshore)

※上位3位まで掲載


優勝した井上 雅也(左)と、A SKI-X クラスに参戦した奥様の祥子選手(右)。最速の夫婦だ。

井上の圧勝。

TOPICS  OP RUNABOUT 1100 STK ALL



2016年ワールドファイナル、ビンテージX-2クラスで世界2位となったSEA Z Racingの池田 正夫氏の息子・金志郎の初レース。

写真左が父の正夫氏、右が息子の池田 金志郎。後ろが同チームの藤井 隆。

レースデビューで順位は10位。

お疲れ様!

【SKI DIVISION GP1】アクアバイク ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 5st STAGE 【大阪・二色の浜 大会】

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