【aquabike】SKI DIVISION GP1「5st STAGE」年間チャンピオン決定!
第6戦のSKIクラスの勝者は服部 和生。
最終決戦! aquabike「SKI DIVISION GP1」クラス
平阪 vs 小原。最後に笑うのはどっちだ!?
今大会の見どころは、平阪 勇助と小原 聡将のタイトル争いだった。
前戦までは平阪がポイントリーダーである。今季2戦欠場している小原が平阪を逆転するには、この最終戦で優勝し、さらに平阪が3位以下である。
好調の平阪は、仮に小原が優勝しても2位になればいい。小原が2位で終われば平阪は5位でもチャンピオンという有利な状況でレースは始まった。
トップの平阪(写真右)を追う小原(左)。
最終ヒートまで結果がもつれ、熾烈を極めたシリーズチャンピオン争い!
「SKI DIVISION GP1」クラスは全3ヒート制。追いかける小原は「HEAT1で2位」「HEAT2で1位」と、かなり有利な状況で最終の「HEAT3」を迎えた。
迎え撃つ平阪は、「HEAT1で3位」「HEAT2で6位」と、厳しいスタートとなった。
「HEAT3」で「小原が勝てばシリーズチャンピオン、負ければ平阪がタイトル獲得」という状況であった。
結果はHEAT3の勝者は実力派ベテランライダーの服部和生。小原が2位で、最終戦の総合優勝は服部のものとなった。結果、平阪が逃げ切り、シリーズチャンピオンを獲得した。
服部は今シーズンの前半が振るわなかったが、後半からは実力通りの走りを見せつけた。前大会の二色の浜大会でも服部が優勝を飾っており、勢いづいているところであった。
見事にシリーズチャンピオンに輝いた平阪も、今大会全てのレースでホールショットを獲得するなど、持ち味を十分に発揮していた。
2022年の年間タイトルを獲得した「平阪選手、おめでとうございます」。
Hero of the Tournament
服部和生が、HEAT3を1位でゴール。小原から、シリーズチャンピオンの夢を奪い取った。
2022年のシリーズチャンピオンに輝いた平阪 勇助。おめでとう!
aquabike SKI DIVISION GP1・最終戦の各ヒート順位
|
総合 |
HEAT 1 |
HEAT 2 |
HEAT 3 |
1位 |
服部 和生 |
服部 和生 |
小原 聡将 |
服部 和生 |
2位 |
小原 聡将 |
小原 聡将 |
倉橋 秀幸 |
小原 聡将 |
3位 |
倉橋 秀幸 |
平阪 勇助 |
服部 和生 |
海老原 祥吾 |
2022 最終戦 ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 【淡路島・慶野松原大会】
aquabike SKI DIVISION GP1クラスの全日本チャンピオン決定
去る2022年10月15日(土)、16日(日)の2日間、兵庫県南あわじ市の慶野松原海水浴場において、「aquabike(アクアバイク)第6戦・慶野松原大会 国土交通大臣杯」と、JJSA 全日本選手権「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 FINAL STAGE」の2つの大会が行われた。
この大会が、今シーズンの国内クローズドレースの最終戦となる。土曜日、日曜日ともに、快晴、水面はベタ凪であった。
ここでは、aquabike SKI DIVISION GP1 クラスのレース結果を紹介する。
SKI DIVISION GP1クラスには、12名のライダーがエントリー。レースは、全てのヒートでトップ争いに絡み、速さと強さを見せつけた服部和生が優勝。見事なライディングスキルを披露した。服部は、前回大会の第5戦でも勝利している。
シリーズチャンピオンは、前戦までポイントリーダーだった平阪勇助が獲得。
この「SKI DIVISION GP1」クラスは、スキークラスの国内最高峰である。今年もその名に相応しい、レベルの高い戦いが見られた。
最終戦・aquabike「SKI DIVISION GP1」クラス
1位 服部 和生
「HEAT1で1位」「HEAT2で3位」「HEAT3で1位」と、安定して速さを見せつけた服部 和生が最終戦を有終の美で飾った。特にタイトル争いがかかった「HEAT3」は、小原 聡将との一騎打ちとなったが、冷静に勝ち切った服部はすごかった。
2位 小原 聡将
今シーズンは、初戦から全員を周回遅れにするなど、ライディングスキルでは他を圧倒していた小原聡将。
第4戦、第5戦と2戦も欠場したことで、タイトルを逃した。「勝負に勝って、試合に負けた」ともいえるシーズンであった。しかし国内最高峰クラスでは、ゼロポイントの大会があっては、いかに小原といえどタイトルの獲得は難しい。
3位 倉橋 秀幸
「後ろから追い抜く」という、倉橋らしいレースを見せてくれた。後ろからの怒涛の追い上げは、「さすが倉橋」といえよう。追われている選手が気の毒になるくらいだ。
4位 海老原 祥吾
今季、安定した速さを見せてくれた海老原 祥吾にも、シリーズチャンピオンのチャンスがあった。若い選手なだけに、来季が楽しみだ。
5位 桜井 直樹
「全日本のミスター・スタンドアップ」こと桜井は、今年も元気であった。真冬でも手を抜かず、練習を怠らない姿が印象的な選手だ。
6位 平阪 勇助
2022年のタイトルを獲得した平阪は、今大回も、3ヒートとも全てホールショットを獲得。マシンの速さは群を抜いている。
7位 竹田 憲二
小原、平阪と同じく、マシンはプロフォースで戦う竹田 憲二。
8位 箭内 秀吉
ブレットレーシングのマシンで戦う箭内 秀吉。
9位 増子 隆二
今季、コマンダーGP1で戦った増子 隆二。
10位 斎藤 貴彦
SX-Rをショートにしたオリジナルハルで参戦している斎藤 貴彦。
11位 片山 司
今年からコマンダーGP1に乗り換えた片山 司。
12位 永田 龍二
コマンダーGP1に乗る永田 龍二。
aquabike SKI DIVISION GP1 リザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
服部 和生(UNLIMITED) |
2位 |
小原 聡将(SKU46H Racing) |
3位 |
倉橋 秀幸 |
※上位3位まで掲載
aquabike SKI DIVISION GP1クラス・総合順位
シリーズチャンピオン・平阪 勇助
「ホールショットキング」の名に相応しく、今季は全てのレースでホールショットを獲得した平阪 勇助。日本で最も「追いかけられた選手」だ。
素晴らしいマシンを仕上げた平阪。ホールショットの確率は日本ナンバーワンだ。ライディングも上手い選手で、先頭に立っても諦めないしぶとい走りが印象的であった。「応援してくれた全ての人に感謝したい」と語った。
2022年度の「SKI DIVISION GP1クラス」年間ランキング
順位 |
ライダー名 |
最終ポイント |
1位 |
平阪 勇助 |
196 P |
2位 |
小原 聡将 |
194 P |
3位 |
海老原 祥吾 |
189 P |
4位 |
服部 和生 |
178 P |
5位 |
倉橋 秀幸 |
165 P |
6位 |
桜井 直樹 |
154 P |
シリーズチャンピオンを獲得した平坂と2位の小原の差は僅か2ポイント、タイトル争いの熾烈さを物語る。
※上位6位まで掲載
RACING TOPICS
チームSKU46H Racingの小原 聡将(写真左)と海老原 祥吾(右)。若い2人とも、シリーズチャンピオンの可能性があった。
SKU46H Racingチーム監督。レース終了後、選手より落ち込んでいた。カメラを向けると、無理に笑ってくれるスゴく良い人だ!
チームSKU46H Racingの看板娘ライダー・鎌田六花
Racer 海老原 祥吾
今年、年間3位となった海老原 祥吾。
Racer 小原 聡将
2戦欠場がタイトル争いに大きく響いた小原 聡将。
今シーズンのスキークラスは、「小原で始まり、小原で終わった」といってもいいだろう。最初から最後まで目が離せない走りを見せてくれた。
骨折しているとは思えないアグレッシブな走り。
現役のボートレーサーである小原は、ボートレース中に負った大怪我により、二色の浜大会を欠場した。チーム監督(写真左)が指さしているのが骨折した箇所。
Racer 平阪 勇助 vs 倉橋 秀幸
今シーズンの倉橋 秀幸(右)の追い上げはすごかった。スタート時に中盤にいても、“怒涛の追い抜き”で表彰台に喰い込んでいた。
倉橋に抱かれる愛娘。レース中とは真逆の優しいパパの顔だ。
Racer 片山 司
今シーズンは、後半戦から参戦の片山 司。「彼がいる」だけで嬉しいと思うのは、過去に何度も信じられないような走りで魅了されてきたからだ。
「片山 司」はスーパースターである。選手は結果がすべてだが、オーディエンスは「結果より過程」のほうが記憶に残る。常人ではできないことを見せてくれるのがスーパースターだ。
Racer 服部 和生
最終戦、小原のタイトル獲得の前に立ちはだかった服部 和生。
この好調さを維持して、来シーズンはシリーズチャンピオンに!? 全ては服部次第だ。
Racer 平阪 勇助
今季、安定した成績でタイトルを獲得した平阪。
ホールショットを獲得し、冷静にレース展開を組み立てる。
レース会場風景
「みんな頑張ってね!」JJSAの山崎直美会長。
レッドブルGIRL登場!
JET PILOTがブースを出展。
会場は、淡路島の景勝・慶野松原。
レーサー・藤井亮平のハイエース。長距離でも超快適なジェット仕様だ。
砂浜がフカフカで、悪路に強いバギーがスタックする!
ステキな応援団。
レース後、すぐにマシンを洗う小林愛(写真左)と、塩田智晴(右)。
レース会場では、バギーが大活躍。
ベテランレーサー・中島 正晴 。
A SKI SLTDクラス
1位・佐藤 舞旺
佐藤 舞旺が1位。
完璧な走りで、隙がなかった。
佐藤は、若者らしく攻めた走りを見せる。
コマンダーGP1とプロフォースの良い部分を取り入れた形状となっている独特のハル。
見事な走りで今年の「A SKI SLTD」クラスのタイトルを獲得した佐藤 舞旺。
A SKI SLTD リザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
佐藤 舞旺(THE SPEEDMAGIC) |
2位 |
佐藤 颯志(#1 POUND ONE) |
3位 |
金子 真珠(CLEVER) |
※上位3位まで掲載
2位 佐藤 颯志
佐藤 颯志が2位。
彼も攻めた走りを見せてくれる。
3位 金子 真珠
女性ライダーの金子真珠が3位に入賞。年間タイトルは4位に輝いた。
A SKI SLTD GALLERY
Racer 志水 秀行
コマンダーGP1だが、ブラックのカラーリングは強そうだ。
Racer 塩田 智晴
ベテラン、塩田 智晴のライディング・フォームはいつも美しい。
Racer 杉森 守
杉森 守のSX-Rは素敵だ。
Racer「A SKI SLTD Class」Series Champion 佐藤 舞旺
ドンドン速くなる佐藤 舞旺、これからが本番だ!
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