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【RACE】【 3rd STAGE 】「WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIP 」最高峰 Pro Runabout GP クラス

2024/08/03

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【RACE】【 3rd STAGE 】「WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIP 」最高峰 Pro Runabout GP クラス

総合 1位　MOHAMMAD ALBAZ 選手

中東の高い壁、今大会でも倒せず！

総合 2位　砂盃肇選手

総合３位　奥挙太選手

マジで凄い！世界中のスーパースターが日本に集結！

日本のジェット業界・最大のレースイベント開催！

「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024 」の開幕戦が、日本で開催！

今年、水上バイクの“世界のトップレーサー”が集う大会「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024 」の開幕戦が、【大阪・二色の浜】で開催された。

2024年6月6日（木）～ 6月9日（日）の4日間。

会場は、大阪府・貝塚市の「二色の浜公園海浜緑地」。

今大会は、12月にタイ・パタヤで行われる「 WGP #1 World Cup（タイ）」のシリーズ戦の初戦で、世界中の15カ国以上からレーサーが参戦した。

ここでは、最高峰クラス「Pro Runabout GP」の戦いを報告する。

水の都・国際都市・大阪二色の浜が戦の舞台となった。

インターナショナル・アパレルブランド、クエーキーセンスが会場を華やかに盛り上げた！

調印式＆セレモニー「WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024」

JJSA・柚木誠氏の努力と熱意で実現した大会！

今年世界のトップレーサー”が集う大会「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024 」の開催中、レースの主催を日本へ委託するセレモニーが、メイン・ステージで行われた。

昨年12月にタイ国で開催された「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2023 」での会議で、日本での開催を強く熱望した柚木氏の努力と熱意が実を結んだ。

写真左：トーナメントディレクター・ドレイク・パリケット氏、中央：タイ国の日本駐在領事、右：JJSA事務局長・柚木誠氏。

Pro Runabout GP

現在、2年連続チャンピオンのクェート人ライダー「アルバス・ムハマンド選手」が、 2ヒート連続で、ホール・トゥ・フィニッシュ。

圧倒的な速さで勝利した。

手前の88番ブバイエヤ選手は、優勝したアルバス選手の兄である。

下の写真は、最終MOTO3のスタートシーン。

本来であれば、MOTO2で勝利しているアルバス選手が選ぶはずのポジションだが、あえて兄のブバイエヤ選手に譲っている。

ちなみに、このヒートは、ブバイエヤ選手がホール・トゥ・フィニッシュで勝った。この兄弟は、「タックを組んで」戦っていることに驚いた。

雨の決勝戦、最終MOTO3のスタートシーン。

Result Pro Runabout GP

総合 1位　MOHAMMAD ALBAZ 選手

2年連続チャンピオンのクェート人ライダー「アルバス・ムハマンド選手」

2ヒート連続で、ホール・トゥ・フィニッシュ、圧倒的な速さで勝利した。

アルバス・ムハマンド選手

総合 2位　砂盃肇選手

絶対王者らしい落ち着いた走り、しかし終始、先頭には出られず！

砂盃選手は、抜群の安定感。しかし、彼の目標は３度目の世界チャンピオン！　１２月の世界戦に向けて更なる飛躍を。

ランナバウト絶対王者・砂盃肇選手

総合３位　奥挙太選手

嵐を呼ぶ男、奥挙太選手。今大会、MOTO１でのマシントラブルが無ければ、成績は変わっていた。

奥挙太選手は、総合３位だったが、日本人選手の中で最高の走りを見せた。　

MOTO１ではラスト３周でマシントラブル。

殿井久悦氏に聞く「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024 大阪大会」

日本人で最速の理由とは…？

WJS 今大会、凄い走りを見せて頂きました。

　　　１位の「アルバス・ムハマンド選手」以外には誰にも負けていませんでした。
　　　
　　　なぜ、あれだけ速かったのですか？

殿井　我々の目標は、あくまでタイで勝つことです。

　　　タイの水面は、チャッピーな波か、大波かで、ドベタの平水などは滅多にない。

　　　だから、そういう水面を想定して、マシンを完成させてきました。

　　　そういう荒れた水面と、今回の大阪の水面が似ていたので、マシンのポテンシャルが発揮できたのだと思います。

　　　あとは、ご存じの通り、奥挙太というライダーが、特殊で優秀だからです。

WJS 　MOTO１では、３位を走行していたのに、ラスト３周でマシントラブル…。惜しかったですね。

殿井　原因はスロットルポジションセンサーのボルトが緩んだこと。
　　
　　　アクセルを握っても信号が飛ばず、アイドリング状態になってしまった。
　　　
　　　５年間、GA-COを触っていますが、こんなトラブルは初めてです。

レース直前に、何を話しているの…？

WJS 　いつも、レース前に奥挙太選手に何か話されていますよね。

殿井　実はレースごとに、マシンのセッティングを微妙に変えているんです。

もう少し「最高速を上げた方が良い」とか、もう少し「クイックにコーナーリング」が出来たほうが良い、とか…。

　　　だから、変更点を説明して、対処方法をアドバイスします。

WJS 　今大会の最終MOTOのような緊迫した状況で、精神面、メンタルな部分にも、踏み込んだ話をするのですか？

殿井　はい。MOTO１、MOTO２の走りを見て、アドバイスをしました。
　　
　　　「挙太、アルバス選手に１ブイを獲らせて良いが、他の選手には負けないように…。冷静に走れば大丈夫」と言いました。

WJS　「無理してホールショットを狙わず、堅実に２位からスタートして、後半で勝負する方が良い」という考えですか？

殿井　あの日、アルバス選手と競い合っても、１ブイは無理だと思いました。
　　
　　　それに、奥挙太は、後ろから追い上げる方が、圧倒的に力を発揮できるライダーだからです。

WJS　そんな、思いやりのあるアドバイス、素敵な話です。

殿井　ところが全然ダメなんです、あの日も話した後に後悔しました。

「コレコレこういう理由で、２番手で帰って来い。そこから怒涛の追い上げだ！」と言ったのに…。

　　　挙太の返事は「命がけで走ります」だった。

　　　要するに、僕の話を、まったく聞いてないんです。
　　
　　　それが、奥挙太というライダーなんです。

奥挙太選手（左）、メカニック＆チーム監督・殿井久悦氏。
　

総合４位　Dustin Lee Farthing 選手

総合４位　Dustin Lee Farthing 選手

スーパースター、Dustin Lee Farthing 選手。日本で彼の走りが見れて幸せだった。サクセススピード＆グラフィックスのカラーリングが素敵！

総合４位　Dustin Lee Farthing 選手

総合５位　KHALIFA BELSELAH 選手

UAEの　KHALIFA BELSELAH 選手

マシンのカラーリングが中東。

DUBAIの文字が描かれたカラーリングを日本で見るなんて。

総合６位　MUHAMMAD BURBAYEA 選手

総合６位　MUHAMMAD BURBAYEA 選手

MUHAMMAD BURBAYEA （ブバイエヤ）選手は優勝した「アルバス・ムハマンド選手」の兄である。世界最速の兄弟。

総合６位　MUHAMMAD BURBAYEA 選手

総合７位　RASHED ALDAWAS 選手

総合７位　RASHED ALDAWAS 選手

クエート在住の RASHED ALDAWAS 選手。カラーリングが中東だ。

総合８位　坂崎祐也選手

総合８位　坂崎祐也選手

総合８位　坂崎祐也選手

総合9位　WALEED ALSHARSHANI 選手

総合9位　WALEED ALSHARSHANI 選手

総合9位　WALEED ALSHARSHANI 選手、顔からして強そうだ！

総合10位　藤岡達己選手

総合10位　藤岡達己選手。

本人いわく「伸びしろしかない！」藤岡達己選手

　藤岡達己選手（左）。片野丈一郎選手(右）。

総合11位　田村眞沙充選手

田村眞沙充選手はマシントラブルで上位入賞ならず。

総合11位　田村眞沙充選手。

総合11位　田村眞沙充選手（右）。GA-COの開発者、マリンメカニック代表・今﨑真幸氏。

総合12位　MARCUS JORGENSEN 選手

総合12位　MARCUS JORGENSEN 選手。

マーカス選手はデンマーク在住。世界的なトップレーサーだ。

総合13位　三上定裕選手

三上定裕選手

総合14位　浅井信也選手

総合14位　浅井信也選手。

総合15位　海辺満幸選手

総合15位　海辺満幸選手。

佐川隆選手

佐川隆選手。

3rd STAGE・WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIP 2024 「Pro Runabout GPクラス」リザルト

順位	ライダー名（チーム名）
1位	MOHAMMAD ALBAZ （KUWAIT / KUWAIT SEA SPORT CLUB / PRORIDER）
2位	砂盃肇（マリンメカニック）
3位	奥挙太（EXCEL GROUP）
4位	Dustin Lee Farthing （USA. / FARTHING RACING MONSTER ENERGY MARINE MECHANIC ）
5位	KHALIFA BELSELAH （UAE. / DUBAI POLICE）
6位	MUHAMMAD BURBAYEA （KUWAIT / KUWAIT SEA SPORT CLUB / PRORIDER）
7位	RASHED ALDAWAS （KUWAIT ）
8位	坂崎祐也（Shindy Monster）
9位	WALEED ALSHARSHANI （QATAR / QATAR JET SKI TEAM ）
10位	藤岡達己（TNC RACING ）
11位	田村眞沙充（EARTH FACTORY）
12位	MARCUS JORGENSEN （DENMARK / MJ RACING ）
13位	三上定裕（Ace Japan ）
14位	浅井信也（マリンメカニック）
15位	海辺満幸（パフォーマンスマリン）
16位	LERTPONG KHUNJENG （THAILAND / SUPERJET RACING TEAM）
17位	佐川隆（パフォーマンスマリン）

Pro Runabout GPクラス【 GALLERY 】

JJSAスタッフの、節和香さん（右）＆カワイイ娘（左）さん。

アルバス・ムハマンド選手＆福居心選手。

レースに出場せず、裏方で悪戦苦闘だった生駒夫婦！

JJSAスタッフの皆様。

S-１戦士の横須賀選手も観戦に来ていた。

スーパースターDustin Lee Farthing 選手！

DO SPEED Factory Racing の中曽根監督。

ジェット業界・有志の皆様。

JJSA山崎会長（右）と本誌初デビューのカワイイ娘(左）さん。

裏方で、今大会の運営に尽力した家中克弥氏と日本アクアバイク会長・中地淳一氏。

左から、大岡嗣典氏、TJSBA トーナメントディレクター・ドレイク・パリケット氏、クエーキーセンス代表・紅矢俊栄氏。