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オールマイティに使える3人乗り
ヤマハ「EXR」試乗インプレッション

新しい「EXR」は、より「軽量、機敏、軽快」が感じられるモデルです。
その秘密は、船体の素材に超軽量素材「ナノエクセル2」を使用していること。
乾燥重量は245kgと、他の大型ランナバウトに比べてずいぶんと軽い。
エンジンも、専用に開発された「TR-1 High Output」を搭載し、回転数を従来の7,300回転から、8,000回転にパワーアップしているのが特徴です。
※「ナノエクセル2」とは、ヤマハ独自の材料技術を駆使した超軽量素材のこと。

「エントリーモデル」と謳っているが
上級者も楽しめるライトウェイトスポーツ

「EXR」に初めて乗った瞬間、とても軽く感じた。
乗ったときのサイズ感が、EX DELUXE同様、非常に小さくて可愛らしい。
外から見た大きさよりも、操船しているときのほうがコンパクトに感じる。
私は、この「サイズ感」が大好きだ。
3人乗りなのに、まるでシングルジェットのように走らせることができる。
私のいう「サイズ感」とは、ライディング時に、実物より小さく感じるジェットのこと。ジェットと一体になって走れそうな感覚のことだ。
EXRは、「自分で操れる」感覚が大きい。
ジェットには、この感じが大事だと私は思っている。

EXRは、加速性能に優れている。
そして、非常に爽やかな走りをする。
コーナリング時、あまり船体を傾けすぎるとテールが流れるが、できるだけ水平を保ったままにしていると、よく曲がる。
最初、初心者向けのエントリーモデルかと思ったら、全くそんなことはなかった。性能を最大限に引き出そうと思ったら、EX DELUXEより、かなり「スポーツ」なモデルだった。

ロングツーリングも安心の低燃費

4ストローク3気筒NAエンジンで、軽量コンパクト。
もちろん、レギュラーガソリン仕様で、燃費が非常に良い。
全ての市販ランナバウトのなかでも、1、2を争うほど低燃費だ。
ガソリンタンク容量は50ℓ。
このジェットなら、1日中、無給油で遊べるだろう。
EXRに乗っていると、20年ほど前のスポーツクラスのマシンを思い出した。
小さいくせに、やけにレーシーな雰囲だ。

結論
簡単なコースを作り、友達とこのEXRでレースをしたら、きっと楽しいと思う。
チキチキマシン猛レースみたいに、コンパクトで思い通りに走れそうだ。
面白いジェットが現れた。

 


※もっとヤマハ「EXR」を知りたい方は、本誌2019年1月号で詳しく紹介しています。
※機種を詳しく知りたい方はこちら

※メーカーのHPはこちらをクリック

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