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夏に行きたい! 「南紀白浜ツーリング」おすすめスポット ジェットスキー(水上バイク)

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ジェットスキーヤーだから行ける場所

黒潮のおかげで年中温暖な海。クマノミやスズメダイなどの熱帯魚も見られる

紀伊半島は海岸線が美しく、奇岩や断崖絶壁がいたるところにある。ツーリングポイントにはこと欠かない。特に南紀白浜は水が綺麗な場所として名が知られており、関西のダイバーのメッカでもある。ジェットスキー(以下、ジェット)が入れるような大きな洞窟もあるので、とても1日では遊びきれない。

取材班がよく行く田辺湾内には無人島がいくつもあるが、島の周辺は浅いのでジェットでしか近づけない。満潮のときに水が溜まり、引き潮になると潮溜りがプールのようになる。干潮時に合わせて上陸がお勧めだ(上陸が禁止されている島もあるので、ローカルルールは確認しておくこと)。天気のいい日なら、太陽で水が暖められて潮溜まりが温泉のようになる。

和歌山の海は暖流が流れ込んでいるので、クマノミのような熱帯魚も生息し、年間を通して暖かい。冬にはさらに水の透明度が上がる。和歌山県は大阪や兵庫などからは近いが、実は東京からでもそんなに遠くない。飛行機を使えば、朝出かけて、夜戻る日帰りコースも可能である。

毎回、取材班は南紀マリーナの岩本店長に水先案内をお願いしているが、こういった観光地では、細かくローカルルールが定められている。好き勝手に走れるわけではないことを理解しておきたい。

白浜のシンボル「円月島」

南紀白浜の名所・円月島。南紀マリーナからジェットで10分程度で着く。

このあたりは浅瀬と岩礁が多いので、観光船もここまで近づけない

白浜のシンボル「円月島」。臨海浦の南海上に浮かぶ南北130m、東西35m、高さ25mの小島だ。正式名称は「高嶋」だが、圧倒的に「円月島」という名前の方が有名だ。島の中央に月のような穴が開いていることから「円月島」と呼ばれて親しまれている。

円月島の中心部の穴を通して見える夕日は絶品で、日本の夕日百選にも選ばれている。プロ、アマチュアを問わず、多くのカメラマンが作品を残している。暗礁が多く船では近づきにくいので、いつも無人だ。この辺りでよく見かける渡し船に乗ってやって来る釣り人さえいない。だからいつ上陸しても本当に美しい。ジェットだから、いつでも行ける。

抜群の透明度を誇る天然のプール。中には小さな熱帯魚が泳いでいるのが見える。

天然のプールに飛び込む南紀マリーナの岩本店長。ここでは誰もが童心に帰る。

陸上からは行く手段がない「ジェット乗りの秘密の入り江」

この場所がどこかと聞かれたら、「水先案内人(南紀マリーナの岩本店長)に聞いてほしい」としか答えようがない。目標物となる建物も道路もないのだから、地図で示せないのが残念だ。もしこの場所に来たいと思っても、自力で到達するのは難しいかもしれない……。かくいう、何度もここに連れてきてもらっている私も、全く場所が分からないのだ……。

誰もいない大海原を思いっ切り走る。これぞツーリングの醍醐味だ。

番長の秘密の入り江は陸から行けない。ジェット乗りしか知らない秘境である。

秘密の入り江をドローンで撮影した。見ての通り、四方を山に囲まれている。(撮影/斉藤鉄人)

こういう水路を走るときは、いつもドキドキする。大丈夫だと分かっていても、船底を擦りそうな気がするからだ。

太平洋の荒波が削りだした洞窟が広がる。ここは結構大きな洞窟なので、奥まで入っていける。ただし、中は暗いので岩礁には注意が必要だ。

紀伊半島の隆起と浸食の影響により、このようにハッキリとした地層が見られる。このあたりは、南紀熊野ジオパークに入っている。

どこに行っても、とにかく水がキレイで驚く。南紀白浜の海で ツーリングに行くなら、シュノーケルセットを持っていくことをおススメする。

日がな一日、こういう場所で過ごすのも悪くない。

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