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究極のハイエースとは?「ジェット遊び」の「最強パートナー」 ジェットスキー(水上バイク)

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プロが教える究極のハイエース!

日本が誇る「はたらくクルマ」の代名詞、トヨタ「ハイエース」。ジェットスキー(以下、ジェット)が中積みでき、いざとなったら車の中で寝泊まりできる。実際に「ハイエース」をジェット遊びのトランスポーターとして使っている人も多いはずだ。

しかし、使っているうちに、「この部分が、こうだったらいいのに」という欲求が生まれてくる。
そこで今回、費用対効果も考えた「究極のジェット遊び用ハイエース」を紹介する。

コンセプトは「最低10年、余裕で乗れる快適なトランポーター」

このハイエースを製作したのは、青森県青森市のジェットショップ、オートプロ藤井。同社は自動車屋を母体とし、代表の藤井亮平氏はジェットのレーサーである。各地で開催しているレースへの移動は、このハイエースを使用している。



ジェット遊びに使う「究極のハイエース」とは?

陸上だけで使う場合と、ジェットで使う場合のカスタムでは、決定的な違いがある。それは「水」の有無である。
特に海で乗った後、ジェットを車内に中積みする場合、どんなにキレイに拭いたつもりでも、どこかに水分は残ってしまう。それが車内を濡らすことがある。だから、防錆と防水対策は絶対に必要だ。

外装編

防錆コーティングの徹底

海でジェットに乗る場合、塩分により自動車の下まわりが錆びやすい。ジェットを室内に積むので、車内の室内フロア、クルマの床下部分にも錆を防ぐ専用溶剤を塗布する。こうしておけば、波打ち際も走れるし、濡れたジェットも気軽に積める。

防音、防寒、防水対策の徹底

買ったままのノーマル車のままで、車内に泊まるのはツラい。冬は寒く、夏は暑くて眠れないし、走行中も音がするので、快適とはいいがたい。

藤井氏は、走行中の騒音が気になるので、アルミ箔の専用シートを至るところに貼り付け、その上から断熱材を詰めて仕上げている。このおかげで、車内は極めて静か。エアコンやヒーターも良く効くという。

ジェット遊び専用にさまざまなカスタムが施された車内。

室内床下を床板張りする

後席と荷室の室内フロアの全面に床板を張る。これは床面をフラットにする目的と、防音、防寒効果を狙ったもの。合板を床面の形にピッタリ合わせて切り出し、その表面に床面用クッションフロア(防水仕様)をボンドで貼り付けてある。

室内をコーキング処理

車内の機密性を高めて、防音と防水効果を高めるために、床板クッションフロアの外周を防水シリコンでコーキングした。さらに断熱材と内張りの間、後席シートのスライドレールの隙間、モールの内部にもコーキング処理を施している。

室内にキャンピングキットの製作・取付

ジェットが積めるキャンピング仕様にするため、ベッド、コンロ、水まわり、調理台(ガス台)を取り付ける。高さを変更できる上段のベッドは、3人が足を伸ばして寝られる広さを確保した。このハイエースでは、乗車定員は4名、就寝定員は5名で登録。
ちなみに、このジェットを積める状態でのキャンピングハイエースは、陸運局で8ナンバーの登録ができる仕様となっている。



続き・究極の「ジェット専用ハイエース」ができるまで

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