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会場となったのは、琵琶湖湖畔に建てられた「QUAKYSENSE Biwako BASE」。
建物内にはベッドルームが7つもあり、敷地内の庭と白砂のビーチが繋がる「プライベートビーチ」となっている。
このヴィラに泊まって、目が覚めたら朝一番からジェットに乗れる理想的な環境だ。今回、同社のサポートライダーや関係者を呼び、2日間のパーティーを行った。
クエーキーセンスは合計8回も、アメリカ最大のジェットスポーツ・イベント「ワールドファイナル」のメインスポンサーを務めた。
同社がワールドファイナルのために行ったことは、資金面だけのサポートに留まらない。その卓越したデザイン構成力を最大限に発揮し、斬新なグラフィックのオリジナルフラッグやバナーで会場を彩った。
「レイクハバス」というアリゾナの荒野を、「ジェットスポーツの華やかなステージ」に変えたのだ。クエーキーセンスが目指したのは、このスポーツ全体の「イメージアップ」でもあった。
世界のジェットスポーツ界の中で、「日本のジェット関係者の地位が向上し、待遇が各段に良くなった」。
クエーキーセンスがメインスポンサーを務める回数が増えるたびに、日本人選手へ向けられる目が“優しく”なってきたのを肌で感じた。
「衰退の一途をたどっていたアメリカのジェットスポーツ界を、クエーキーセンスが救ってくれた」と、アメリカ人が認識してくれたからだろう。
決して安くない金額でスポンサードしていたことについて、紅矢氏は「ジェットのレースが“好き”という部分が大きい」と語ってくれた。
今だから、クエーキーセンスが行ってきた「ジェットスポーツの健全な発展のための尽力」という部分を大きく評価し、讃えたい。
今回の特集、テーマは「ホンモノ」である。
我々一般ユーザーには少々敷居の高い、ホンモノのレーシングマシンである。以前から感じていたが、世界レベルのレース艇は、純正ノーマルの市販艇よりも乗りやすい!
しかしこれは、「F1マシンが、乗用車より乗りやすい」と言っているのと同じだ。今回、レース関係者や現役レーサーの協力を得てその理由を解明した。
今、世界のランナバウトクラスのレースシーンで、「最も勝てるマシン」と言われているのが、マリンメカニック製「GA-CO」である。マシンビルダーは今﨑 真幸氏だ。
昨年から世界的トップライダー、ダスティン・ファージング選手が「GA-CO」に乗り、タイでもスパーク・セッツーラ選手が1位を獲得。
ランナバウトレースの盛んな中東でも、「GA-CO」に乗ったKhalifa Almarzooql(カリーファ)選手が"国内チャンピオン"に輝いた。
タイでもスパーク・セッツーラ選手が1位を獲得。
日本国内では言わずもがなである。今年は奥 拳太 選手が「GA-CO」を駆り、シリーズチャンピオンに輝いた。
レースのスターティンググリッドに並ぶのは、ほぼ「GA-CO」である。
国内の絶対王者・砂盃 肇選手は、国内だけでなく世界タイトルも「GA-CO」で獲得している。
、「世界ナンバーワン」というポジションに「安住」という言葉はない。
「トップに立つ」というのは、華やかなようで孤独な立場でもある。
お手本になるものも、追いつき・抜き去りたい 相手もいない。
それなのに、走り続けていないと 簡単に後ろから追い抜かれる。
「世界最高峰」という山頂に立っていても、その「頂」から見た景色が美しいと思うのは一瞬だ。
「頂天立地」という言葉が相応しいマシンだ。
「頂天立地」とは、『堂々として 雄々しい様。他人に頼らず独り立ちしていること』をいう。
今﨑氏が「GA-CO」というブランドを、この“境地”にまで高めるための道のりは、そう簡単なものではない。
毎年新しいマシン(GA-CO)を開発し、世界にチャレンジし続けてきた。
トライ&エラーを繰り返し、そのデータを蓄積した結果、現在の世界最強マシン「GA-CO」が生まれたのだ。
しかし、この先まだ進化を続けるはずだ。
現状に、満足してはいない。
マリンメカニックの「未来の到達点」が楽しみだ。
「GA-CO」をはじめ、数多くのレース艇やレジャー艇のグラフィック・デザインを手掛けるのは、「サクセススピード&グラフィックス」である。
デザインは、「佐瀬 崇」という1人のデザイナーによって作られている。さらには自社でデカールを製作し、ジェットに貼る作業も行っている。全てコンピュータを使ってデザインするので、複雑で緻密なものを製作することも可能だ。
「僕が作るグラフィックデカールは、全く同じデザインというのは1台もない」と佐瀬氏は言う。
しかし、チームのジェットを並べてみると統一感があり、「同じチーム」であるとひと目で分かるのは、デザイナーの力量の高さだ。
「レーシングマシンは“格好良く”なければならない」。
これは、「全てのモータースポーツ」における至上命令である。
佐瀬氏が手がける作品は、「どの時代のマシンも格好良い」。
今、世界中で44/55が大ブレイクしている。
今や、国内でレースに参戦している44/55の5割以上が、「村尾氏の造ったマシン」と言われている。
それには明確な理由がある。
もともと44/55が 再ブレイクしたのはアメリカだ。約30年前に販売されていたマシンに、フロントスポンソンなど、現代のアフターパーツを装着することで、全く新しい“乗り味”のマシンに生まれ変わらせた。
新たな足まわりのパーツを装着すると、44/55とは思えないほどの安定感が得られるのだ。昔のような「立って乗るだけで大変だった」時代ではなく、「誰もが気軽に楽しめる」乗り物へと変わったのだ。
アメリカでの44/55の再燃にいち早く気付き、国内へムーブメントを持ち込んだのが村尾氏だ。
彼はフリースタイルの元全日本チャンピオンで、フリーライドの国内第一人者であるにもかかわらず、現在、44/55のレースを主催し、自らもレースに出場している。
さらに、マシンビルダーとしての才能も発揮し、数多くの44/55をレース艇に仕上げている。
現在のビンテージレースシーンにおいて、「国内最強の44/55ビルダー」となっている。
その村尾氏が、「次のムーブメント」と確信しているのが、カワサキの「750」である。
発売された1年目で、当時、チーム・カワサキのエースライダーだったクリス・マックルゲージ選手がIJSBAナショナルチャンピオンを獲得している。
この高い戦闘力を持つモデルに、現在のアフターパーツを装着することで、新しい乗り味のスタンドアップに生まれ変わらせたのだ。
編集部も試乗させて頂き、村尾氏が作った「現代の750」は、一般のユーザー“こそ”が楽しめるスタンドアップだと確信した。
次は「750」のブームが来るのかもしれない。
真夏の箱根で開催されたカンナム試乗会
7月22日(土)・23日(日)の2日間、「バイカーズパラダイス南箱根」で「Can-Am(カンナム) Spyder(スパイダー)」と「Can-Am(カンナム) Ryker(ライカー)の試乗会が行われた。
会場には、タレントの「ガダルカナル・タカさん」(以下、タカさん)が来場。
タカさん自身もカンナム・スパイダーのオーナーで、その魅力に取りつかれた一人である。
タカさんが「スパイダー」への想いについて語った。
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