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ジェットスキー(水上バイク)の免許を取ってみた 体験記 2(2/3)

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学科講習で学ぶのは、「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」、「交通の方法」、「運航」の3科目

3 「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」

WJS 学科講習では、具体的にどんなことを学ぶのですか?
大城 最初に覚えてもらうのが「小型船舶の船長の心得及び遵守事項」です。皆さんが「ハンドルを握る」ということは、「船長になる」ということです。船長として守らなければいけない決まりごと、お酒を飲んだら乗ってはダメとか、ライフジャケットの着用義務など、基本的な7項目を学びます。
免許を取得したら、ジェットに乗って海に出ることもあると思います。その際、他の船がどういう動きをしているのかも知ってもらいます。自分だけが走っているわけではないので、決まりごとを知ってないと危険です。「漁船や大型船にはあまり近寄らないでください。向こうは、ジェットほど小回りがききません」みたいなお話をします。ジェットは「特殊小型船舶操縦士」という免許ですが、船舶免許には1級も2級もあります。それらの免許の違いや、法律を守らなかったらこういう罰則規定がありますというお話をしています。

WJS 罰則内容は、自動車免許に少し似ていますが、海の法律のほうが優しいような気がしますね。
大城 確かに、「相模川で飲酒運転で逮捕」という話は聞いたことがありません。でも、危険なので、少し厳しくても良いのかなって思うときもありますね。

4 「交通の方法」

WJS 「交通」という科目は何を覚えるのですか?
大城 「船の走らせ方」です。こういう船が来たら、こういう避け方をしてねとか、「2隻が互いに進路を横切り、衝突のおそれがあるときは、相手船を右げん側(船の右側)に見る方の船が相手船を避ける」、「2隻の船が真向かいに行き会う場合で、衝突のおそれがあるときは、互いに相手船の左げん側(船の左側)を通過する」というような話です。
道路には「道路交通法」があるように、海には船舶の衝突を防ぐため3種類の「交通法規」(海上交通3法)があります。船舶の衝突を防止するための「海上衝突予防法」「海上交通安全法」港内における「交通の安全」「港内の整とん」のため定められている「港則法」です。ローカルルールになりますが、東京湾から川に入る方もいるので、河川法の話もします。

5 「運航」

WJS 「運航」という科目は何を覚えるのですか?
大城 「運航」は、「水上バイクって、こんな乗り物なんですよ」という話と、各部の名称ですね。航行区域があって、このあたりまで行けますとか、乗り降りやトーイングの仕方。波が高いときは、こういう走り方をしますといった話をします。
最後に、海図と天気の話ですね。すごく難しい話はありません。常識的な内容なのですが、水の上のことなので、知らないことは多いと思います。

先生と一緒にロープワークが学べる。

6 船乗りの心得「ロープの結び方」

ロープワークでは、「もやい結び」「一重(ひとえ)つなぎ」「巻き結び」「クリート結び」の4種類のロープワークを教えてもらいます。国家試験では、試験官がこのうちの1種類を指定し、実際にロープを結びます。どの結び方を言われるか分からないので、4種類、全て覚える必要があります。

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