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冬を楽しむJET LIFE!! ぬくぬく装備&製作方法 (水上バイク)ジェットスキー

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冬を楽しむJET LIFE!

冬のマリーナで見る、夕陽の美しさ……。ゲレンデが貸し切り。冬が楽しいジェット ライフ

「冬にジェットに乗りますか?」
私のまわりの人たちは、当然のように冬にもジェットスキー(以下、ジェット)に乗っています。
乗らない人は、「寒い」「風邪をひく」「辛いだけ」と、思っているかもしれませんが、冬も元気なジェット乗りは、寒くもないし、風邪もひかない。楽しくジェットに乗っています。

これって、同じジェット乗りとして、非常に不公平な話だと思いませんか?
という訳で、今回は「冬に楽しく乗る方法」です。

「冬に楽しく乗る」ために必要なのは「冬用装備」だけ!

冬のゲレンデは誰もいません。貸し切り状態です。
水が冷たいおかげで、夏に比べて格段にキレイです。変な臭いも全くありません。エンジンもよくまわります。冬晴れの日は空気も乾燥しているので、遥かに遠くの景色が見えます。
そうです! 寒ささえなければ、ジェット乗りにとって、冬の環境は最高なのです。

冬に楽しく乗る方法は「防寒対策」だけ! しかも、ライディングギアはものすごく進化しています。
サーファーは、冬でも海に入りますよね。我々ジェット乗りと違って、彼らは完全に真冬の海に浸かっています。そうです、現代の高機能ドライスーツを着れば、真冬の海でも平気なのです。

しかし、サーフィンの何十倍もスピードが出る「ジェット」だからこその辛さもあります。そこで、その対策も話をしましょう。

この写真は、2月の真冬の猪苗代湖です。時間はAM 8:00、気温:2.0度です。雪の磐梯山をバックに、アクセル全開! こんなことが可能な理由は、「冬の三種の神器」と取材班が呼んでいる「グリップヒーター」「高機能ドライスーツ」「ヘルメット」があるからです。これさえあれば、真冬でも全然寒くありません。
冬の三種の神器:グリップヒーター、高機能ドライスーツ「KOOTA THERMAL FULLDRY」、アライヘルメット

冬のジェットの必需品はコレだ!

ドライスーツ、冬用グローブ、ブーツ、ヘルメット、ライフジャケット。そして、心ゆくまでジェットに乗るためのガソリン缶。

備えあれば、憂いなし

毎年、私(編集部A)は、1月1日にジェットで初日の出を見に行きます。

今年は、朝の気温が2度でしたが、アクセル全開で楽しんできました。
実は私は、寒いのが大の苦手です。「初日の出ライディング」が、寒くて辛かったら、そのものズバリ「罰ゲーム」でしかありません。
しかし、高機能ドライスーツを着用し、頭をヘルメットで保護すれば、真冬でも快適で乗れるのです。

冬のジェットを快適にするには、まずは冬専用のライディングギアを揃えましょう。絶対に外せないのが「高機能ドライスーツ」です。これがないと、辛いだけの1日になってしまいます。
1年中ジェットに乗る私にとって、実は、ウェットスーツよりもドライスーツを着ている期間のほうが、圧倒的に長いです。だからこそ、機能や品質にはとことんこだわります。寒くて辛いと楽しくないからです。


【関連記事】 「2020~2021 ドライスーツ コレクション」の記事はコチラ(※ドライスーツの購入を検討している方・必見)

快適装備で寒さ知らず!

絶対的な弱点は「手と頭」

取材班が「冬の三種の神器」としたグリップヒーターは、猪苗代で乗ったヤマハ FX Cruiser SVHOにも装着されています。
体と頭が温かくても、手が冷たいと本当にツラくなります。アクセルも握りにくいし、手が千切れそうに痛い。体は温かくても、それだけで帰りたくなることもあります。

ランナバウト・冬の秘密兵器「グリップヒーター」

バイクショップで買ったセール品のグリップヒーター。価格8,747円
取り付け特別協力/ビーチマリン(埼玉県久喜市)

1度使ったら2度と手放せない「グリップヒーター」

今から約2年前の2018年1月、バイク用品店でオートバイ用の「グリップヒーター」を購入しました。セール特価で8,478円(当時)。これで、冬の快適さが手に入るなら、安い買い物です。

【関連記事】 実践「社外品 グリップヒーター」プロが教える装着方法

2年後の現在、アワーメーター224時間乗っていますが、全くノートラブルで過ごせています。
「8千円で買える幸せ」からすると、十分良すぎる結果です。

「真冬のグリップヒーター」の恩恵は、冬に乗っている人が一番良く知っています。もし、これからの季節、「最新モデルのランナバウト」と、「グリップヒーター付きのボロいランナバウト」があったら、間違いなく、ボロくてもグリップヒーター付きに乗ります。手が冷たいのは拷問です。

冬もランナバウトに乗りたい人に朗報です。2020年モデル以降のシードゥ艇には、オプションパーツとして、「グリップヒーター」が発売されています。今まで、寒いからと尻込みしていた人も、どんどん冬を楽しむアイテムが増えていますよ。

BRP シードゥからオプションで発売されているグリップヒーター。左手側の赤いボタンを押すとスイッチが入る。

スタンドアップの神器「ぬくぬくキット」

ランナバウトに装着するのが「グリップヒーター」なら、スタンドアップには30年以上も前から「ぬくぬくキット」があるのです!!

アイドリング状態での温水量。アクセルを開けるほど温水量は増え、温度も上がる!!

「ぬくぬくキット」を発明した人に、「ノーベル賞」をあげたい、マジで

「ぬくぬくキット」とは、「ジェットのエンジンを冷やし終わって、お湯になった冷却水を手にかける装置」のことです。

ジェットスポーツが始まったころから、一年中ジェットに乗りたい先人たちが開発した超便利アイテム。
走っている間中、指先に温水が掛かり続ける、いうなれば、源泉かけ流し温泉。冬の日でも凍え知らずなのです。

「ぬくぬくキット」の何が良いって、「アクセルを握れば握るほど、手にかかるお湯の温度が上がり、湯量が増える」こと。
ジェットのエンジン回転数が上がると、エンジンを冷やすために取り入れる冷却水の量が増えます。エンジンを冷却した水が、熱いくらいの温度となり、温水シャワーのように手を温めてくれます。手が温かいというだけで、冬のジェットが「楽しい」だけの乗り物になります。

【関連記事】実践・プロが教える「ぬくぬくキット」製作方法

2021年のニューモデルとして、ヤマハから新しい4ストロークスタンドアップのスーパージェットが発売されます。いくら素晴らしスタンドアップでも「ぬくぬくキット」なしでは、罰ゲームです。ぜひとも「ぬくぬくキット」を取り付けて、一年中ジェットを楽しみましょう。

ヤマハの2021年モデル、スーパージェットの発売が楽しみだ。

【関連記事】
ジェットスキーのノーベル賞 「ぬくぬくキット」

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