バイクショップで買ったグリップヒーターを装着する
バイクショップで、8,748円の特売セールで購入したグリップヒーターの取り付け方法です。ただ取り付けるだけなら、バッテリーに繋げるだけでOK。しかし今回は、純正と見紛うほどのキレイな仕上がりを目指したプロの装着方法を紹介します。装着してくれたのは、埼玉県久喜市のジェットショップ、ビーチマリン。ヤマハFX Cruiser SVHOにグリップヒーターを装着してもらいしました。グローブボックスの中に、電源のON/OFFスイッチと、温度の強弱を調整するスイッチを取り付けたので、シートに座ったまま電源を入れたり、温度の上げ下げができるようになっています。
ここまでキレイに仕上げなくても、ぬくもりは変わりません。でも、このグリップヒーターを装着してから2年目になりますが、一切のトラブルは出ていないことを考えると、これくらいキレイに装着しても、損はないのかもしれません。
箱から出したばかりのグリップヒーター。純正のハンドルグリップをこれに替えて、バッテリーに繋ぎさえすれば使用できる。その日だけ手が温かければいいなら、グリップヒーターについている配線をガムテープなどで固定する方法もアリだ。でも、せっかく装着するなら配線が見えないようにしたいし、使い勝手もよくしたいというワガママなお願いを聞いてもらった。
グリップヒーターを取り付ける前の下準備
全てのハッチを開け、シートを外しておく。
サイドのアクセサリーパーツや、カバーを外していく。
外すネジの数が多いので、なくさないようにタッパーなどに入れる。
エンジンルーム内の「こんな部分まで外すの?」というネジまで外す。
フロントハッチを開けて、どんどんネジを外していく。
シルバーのクロムメッキパーツが外れたところ。
ハンドルカバーを外すには、その周囲のパーツも外す。どこのネジを外すかは、サービスマニュアルを見るか、プロに聞くしかない。
フロント横のアッパーボディを外す。写真のように、接続部分がL字型になっているので、ネジを外しただけでは外れない。コツがいるのだ。力任せに外そうとすれば、割れてしまう。
フロント横のアッパーボディが外れた。
ハンドルカバーのフロント側を外す。
黄色の丸印を付けたハンドルの付け根とグリップエンドのネジを、3mmの六角レンチで外す。
引っ張るとハンドルグリップが外れる。
この状態になって、ようやくグリップヒーターの装着ができる。この方法はあくまで「仕上がりの美しさ」を追求しているが、その日だけ手が温かければいいなら、グリップヒーターについている配線をガムテープなどで固定する方法もアリだ。
グリップヒーターを取り付ける
グリップヒーターはバイク用なので、右左の口径が少し違う。
合わない口径は、ハンドルバーにテープを巻き付けて調整する
見た目の美しさと機能のため、グリップヒーターの配線を、純正の配線と束ねてタイラップで止める。
グリップヒーターの配線は、純正の配線と同じようにハンドルマウントに沿わせて、エンジンルームに通す。針金などで引っかけて、下から引っぱると通しやすい。
下に見えているハーネスブーツにも通す。針金などで引っかけて、エンジンルーム内に配線を引き込む。
グリップヒーターの配線
バッテリーに繋げられるよう、配線に丸型端子を付ける。今回使用したのは、オーム電機製「丸型端子R2-6」。20個入りで200円弱で購入できる。
丸型端子をバッテリーに繋いで終了。取り外しを簡単にするため、バッテリーのネジはアフターパーツ製品を使った。
これにて装着完了
最小限しか配線も見えず、非常に美しい仕上がりとなった。
電源のスイッチを入れても、グローブボックスはそのまま使える。
まるで最初から付いていたかのような美しい仕上がり。これぞ「プロの仕事」である。
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