「海上衝突予防法」によって、海の上での「優先順位」が定められています。
これは、船舶の衝突を防止するためのもので、すべての海域での基本ルールとなります。 代表的なルールは、以下の2つです。
1. 横切船の航法:2隻が互いに進路を横切り、衝突のおそれがあるときは、相手船を右げん側(船の右側)に見る方の船が、相手船を避ける。
2. 行き合い船(すれ違い)の航法:2隻の船が真向かいに行き会う場合で、衝突のおそれがあるときは、互いに相手船の左げん側(船の左側)を通過する。
大きな船と、小さな船の場合でも、これらの航法が適用されます。
万が一、海難事故を起こした場合、「海難審判所」で裁かれます 。器物破損や対人事故などは、別途、民事裁判や刑事裁判が行われます 必ず「海難審判」を受けるとは限りませんが、故意や過失が認められ、審判の必要があると認めたものについて、審判が行われます。ここでは、事故についての判決が出されます。 器物破損やケガなどの訴えがあった場合は、別途、民事裁判や刑事裁判が行われることになります。もし、定置網や養殖網を傷つけたら、何千万円単位の賠償金が請求されることもあります。 くれぐれも、操船には気を付けてください。 水上の乗り物のなかで、ジェットは最も機動性が高く、自由に動き回れる乗り物です。 ジェットで定置網や養殖網を傷つけたら、何千万円単位の賠償金が請求されることもあります。