スタートから、セットゥーラ選手が余裕のホールショット。後続に昨年のタイワールドカップチャンピオンのクリスチャン・デイリーだ。2ストロークマシンでは一番速いであろう艇なので、比較するのには良いマシンだ。しかし、追いついて来ることもなく、ブイを通過するたびに差が開く。昨年と速さは変わっていない様子に見えた。
数周後には、最後尾の艇に追い付く。荒れた水面状況、こういうときのために船底の前側が上がるように船体姿勢を調整してある。引き波でハンドルを取られることもなく、他艇を交わして行ける〜〜。
ここからも、後続艇を引き離すチャンスになります〜〜。皆さん、引き波の中、暴れる艇を抑えるためにスピードを落として走るしかない様子だ。そのまま、トップを独走してゴール!! ワールドチャンピオンになりました〜〜。
エントリー台数が7台しかいないので、レース的には盛り上がりに欠けますが……。レースはスタート〜〜。ブーストアップしたせいか、加速が速くなっている。合流地点はトップだったが、バックストレートに行くまでに2艇のYAMAHA EXに抜かれて3位。後半、前のライダーが疲れてきた隙をついて2位に上がる! そのままゴールして、MOTO1、MOTO2ともに2位。合計ポイントでトップに立ち、このクラスのワールドチャンピオンをいただきました〜。
今回は、2クラスともにチャンピオンを獲得。スポーツクラスは、艇をしっかり作り込んできたし、これからも盛んになってくる雰囲気があるクラスなので、一段と嬉しく思います。
ランナバウト1100クラスは、エントリー台数が減って、マシンの世代交代が垣間見える混戦時に、フリーダムレーシングが長年作り続けてきたマシンで、再びタイトルを獲得。マシンの信頼性も上がり、良い感じであります〜。
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