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「自粛警察(ポリス)」にご用心 コラム ジェットスキー(水上バイク)

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現在、ほとんどのゲレンデが閉鎖中、もしくは他県からの乗り入れを禁止している

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛や休業の要請に応じて、全国的に主要なジェット専用ゲレンデは休業している。日本で唯一の公的なジェット専用ゲレンデ二色の浜海浜緑地公園も5月末まで休業することが発表された(ただし、5月15日に大阪府の緊急事態措置の内容をふまえて解除される可能性もある)。

ようやく感染率も低下の傾向となり、緊急事態宣言が解除される動きも徐々に進んで行くと思われる。
そんななかで気になることがある。「自粛警察」や「自粛ポリス」などと呼ばれている人々のことである。

「自粛警察」や「自粛ポリス」とは、緊急事態宣言下で、外出自粛や営業自粛に応じない人や店舗に対して、私的な取り締まりを行う一般市民を指す。
彼らは、外出自粛や休業要請に応じていない人や店などを、インターネット上で個人情報をさらしたり、店舗に出向いて苦情を申し立てたりしている。
多くは正義感に基づく行動とみられているが、人権侵害や刑事事件に発展するケースも増えている。

これも全て、世の中を一変させた新型コロナウイルスへの不安が背景にあることに間違いはない。
こんな話もあった。ゴールデンウィーク中に、熊本市の会社員が、自分が勤めている福岡市の会社に自動車で出勤したところ、ナンバープレートの写真とともにSNSに「外出自粛中なのに遊んでいる」と投稿されたという。個人の事情も知らず、『自粛してない』と言われるのはおかしい話だ。

また、福岡県内のある銭湯では、4月下旬以降、「なぜ休業しないのか」と、苦情や嫌がらせの電話が十数回かかってきたそうだ。銭湯など公衆浴場は、県の休業要請の対象には含まれていない。従業員は「正義感からかもしれないが、客や従業員に危害が及ばないか不安だ」と話していた。
こうした動きは全国各地で起きている。休業要請に応じない店の名前が公表されると、SNSを通じて誹謗中傷が広がる。

自粛とは「自分で自分の行いを慎むこと」である。
緊急事態宣言が解除されたら、いつからジェットスキーに乗り始めるかは個人の自由だ。しかし、自粛警察と呼ばれる人々から、いつ、攻撃の対象にされてしまうかは分からない。当分の間、予断を許さない状況ではある。

残念なことに、我々ジェット乗りを攻撃することに関しては、なぜか世間も許容する傾向にある。
顔の見えない相手から個人攻撃を受けても、何とも思わない方もいるかもれない。しかし、しばらくは「世の中が変だ」という認識を持ったうえで、ジェットスキーに乗ったほうが良いと思う。

いわれのない誹謗中傷には立ち向かうべきだと思うが、その姿が「あおり運転」の加害者みたいに見えたら負けなのだ。
もう少しです。頑張りましょう。


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