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自由自在に「大空を“飛べる” 夢の“乗りモノ”」最高時速は 200キロ!「まるで西遊記の金斗雲(キントウン)」5基の ジェット・ターボ・エンジン を搭載・Flyboard Air フライボード・エアー 価格は4200万円

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「フライボード・エアー(Flyboard Air)」

体一つで“自由自在に空を”飛べる “乗りモノ”フライボード・エアー">フライボード・エアー(Flyboard Air)」。

足に履くブーツと“ジェット ターボ エンジン” が一体型の装置だ。 法律の問題、飛べる場所の“制約がなく”価格が安ければ、今世紀最大のヒット商品になる「夢の“乗りモノ”」。

これを作ったのはフランス人で彼の名は、フランキー・ザパタ(Franky Zapata)氏。

彼は、水上バイクの元世界チャンピオンで、数年前に世界的にヒットした「フライボード」の開発者でもある。


空を飛ぶ“乗りモノ”「フライボード・エアー(Flyboard Air)」進化、改良が続く価格:297,500€ 約4200万円


「ジェット ターボ エンジン 搭載」一体型 ブーツで空を飛ぶ !

空中を自由自在に飛び回る「夢の“乗りモノ”」 「フライボード・エアー」は、フランスの ZAPATA RACING(ザパタレーシング)によって開発された。

5つの“ジェット ターボ エンジン”と、2つの“タグテッド ファン”により、ジェット機のように空を飛ぶことができるのだ。 最高時速 200km/hで、約10分間の連続飛行が可能である。

飛行時のバランスは電子制御され、あらゆるシーンで常に安定した姿勢で飛べるという。

今から8年前、初めて「フライボード・エアー」が完成した時点では、最高時速は 140km/hで、連続飛行が 6分間だった。




最高時速で飛んで来て、目の前の前で 急停止!

アメリカで行われた初公開では、大きな湖の反対側からジェット機のように空を飛んできて、上空10メートルの高さで直立不動の“気をつけ”のような姿勢で停止し、右手を上げて敬礼の仕草をした。

日本の“おまわりさん”のような仕草で、「10分飛べば 15km 距離が進める」。と胸を張った。


私の自宅は東京23区だが、コレがあれば、どれだけ道が混んでいても、5分以内に東京駅まで行けるのだ。

燃料は、背中に背負ったバックパック">バックパックに格納されており、チューブで本体と繋がっている。背負える燃料量の都合で、連続飛行時間が10分間なのだ。

もっと大きな燃料タンクを背負えれば、連続飛行時間は伸ばせる。




「フライボード・エアー」のスペック

「最高飛行高度:3000M」、
「最高時速:200km/h」、
「連続可能飛行時間:10分間」、
「ジェット・ターボ・エンジン:5機」、
「最大積載量:120Kg」が可能、
「価格:297,500€」




“ジェット噴流”で飛ぶ「フライボード(Flyboard )」を開発!

水上バイクの“ジェット噴流”を使って空中高く浮かび上がる「フライボード」は、グーグル">グーグルのコマーシャルにも使われるほどメジャーなマリンスポーツになった。

日本でも夏ならリゾートホテルやビーチで、バナナボートなどのトーイングチューブと同じように体験できる場所が多くなった。




「フライボード・エアー」に乗って“ドーバー海峡”を横断

2019年8月4日にフランキー・ザパタ氏はフライボード・エアー」に乗って“ドーバー海峡”の横断に成功した。

ドーバー海峡”はフランスからイギリスまでの海峡で、直線距離にして“22マイル(約35.4km)”。

この飛行に成功した彼は、ギネスブックに掲載された。

「フライボード・エアー」で“ドーバー海峡”の横断に要する時間は約20分間。燃料は約10分間しかもたない。

その解決策として、フランスからイギリスへの“中間地点の海上”に“船”を待機させて一度着陸することにした。 そこで燃料を給油してイギリスに向かう




“ドーバー海峡”横断 一度目・ファースト・チャレンジでは失敗していた

8月4日にフランキー・ザパタ氏は“ドーバー海峡”の横断に成功した。

実は、最初のチャレンジは 7月25日に行っており、そのときは大失敗だった。

出発してから給油艇に着陸するまでは、極めて順調。




着陸に失敗、海に落ちた

着陸が上手くいかなかった。1度は船の後部に着陸したが、弾き飛ばされるような感じで海に落水した。

その原因は、船の大きさが“小さすぎた”ことと、海上の水面が大波で“荒れていた”ことだった。

着陸したと同時に“波がきて”船が“大幅に揺れた”ためバランスを崩して海に落下したのだ。 幸いにも“首に”軽い怪我をした程度で、待機していたスタッフにすぐに救助され無事だった。

この後に行われたインタビューで、ザパタ氏は悔しさを隠せない様子で「1週間後にまた挑戦したい」と話した。

『「失敗の原因は、大空から着陸するのには船が“小さすぎた”から」です。 「フライボード・エアーは、海に落下したので“電気系統やモーターなど”が壊れた」』。

彼は言いました「フライボードの修理は“1日あれば”できる。もっと大きな船を見つけるのに“2日ぐらいかかる”と思うが、とにかく成功するまでやり続ける」と再挑戦への固い決意を表明していた。

そう話した“10日後”に再度チャレンジして見事に成功したのだ。




「フライボード・エアー」法律の壁

フライボード・エアー」は“ジェット エンジン”で飛ぶため「法律の壁」に阻まれて、国によっては自由に空を飛ぶことが出来ない。

法律は“国ごと”によって違う、世界では「フライボード・エアー」のような “乗りモノ”を想定しては“いない”ので、法的な見解が大いに分かれる。

フランキー・ザパタ氏の母国 フランスでは、“基本的”に “ジェットエンジン”で飛ぶ “乗りモノ”の使用は禁止されている。

「届出や許可がいる」のは理解できるが、飛行が出来なければ、いくら素晴らしい商品でも販売は無理だ。


2008年のワールドファイナルGPランナバウトクラス。写真左から3人目 フランキー・ザパタ氏


空を飛ぶのには“最も小さい履物”

ブーツを履いたらイキナリ“最高時速:200km/h”で “真上に3000メートル”飛び上がって 急降下できる、まるで孫悟空の金斗雲みたいな…、そんな“乗りモノ”があるというだけで信じがたい話だ。

夢のような“履物”なのだ。

私は過去に何度も「フライボード・エアー」の撮影をしているが、空を飛ぶのには“最も小さい装置”だと思う。

今のところ「フライボード・エアー」の能力に“世界中の法律”が追い付いていない。

過去に“彼が発明したモノ”すべてに強制的に乗せられている、だからザパタ氏が飛んでいる以上、私も“乗れる”と思う。

法律の問題は別として、世界中で“みんながコレ”に乗っている未来を創造するとワクワクする。

今は“凄く遠い場所”と感じている距離が、「すぐそこ」と言えるようになるわけだから。

いずれにせよ“乗りモノ”だけで、世界が変わると思う。


世界チャンピオンに輝いたときのフランキー・ザパタ氏の走り。この後、フライボードを開発し、さらにフライボード・エアーを開発することになるとは夢にも思わなかった。

Franky Zapata (フランキー・ザパタ)
【Profile】
2008年IJSBA世界選手権大会GP Runaboutクラスで優勝。2005年〜2008年までの4年間、ヨーロッパの選手権シリーズ戦でランナバウトクラスで連覇。当時、ヨーロッパ最強のランナバウトチャンピオンとして君臨した。
ジェットスキーのレースから退き、2011年にフライボードの開発・発売。2015年にフライボードエアーを開発・発売。現在に至る。
1978年生まれ、現在42歳。フランス出身。ZAPATA RACING主宰。



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