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出版不況 本が“悪い”わけではない ジェットスキー(水上バイク)

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―出版不況―

「紙の本」が“悪い”わけではない

先日、仲の良い「街の本屋さん」の店主と話をした。

「本屋の元気がないのは、いつまで続くと思いますか?」私がたずねると、
客がまばらな店内を眺め、少しためらいながら「まだまだ、当分続く」と店主は答えた。



「出版不況」といわれる現在、「本や雑誌が売れない」のは、面白くなくなった“から”ではない。

“インターネット”という新しいエンターテインメントに“本が”負けているからだ。

本や雑誌に、低迷の原因があれば改善すれば良い。
しかし、インターネットの進化を打破するだけの決定的な一打が、出版業界にはない。

ネットの発展は弱まる気配すら感じられないし、我々の生活に深く関わりすぎている。

本や雑誌といった「紙媒体」の進化は期待できず、インターネットはますます進化していくことになるのだろう。


セレクトショップ!

「この現状に対して、本屋はどうするの?」と、前述の店主に聞くと「毎日毎晩考えているが、“なるようにしかならない”」と言う。

時代の流れには、誰も逆らえない。

本屋の店主が興味深いことを言った。

「世の中から、本屋のチェーン店が“なくなる”だろう」と。

それでは何が残るのか? と聞いたら、アパレルの「セレクトショップ」のような「本屋」だという。

「セレクトショップ」とは“複数のメーカーやブランド”の商品を取り扱う小売店のことをいう。

主に“服飾や雑貨”を取り扱う店舗に対して用いられる場合が多い。

セレクトショップは、仕入れを担当するバイヤーやショップのオーナーが“こだわって”商品をセレクトして仕入れを行う。

だから、店ならではの「コンセプト」や「テーマ」がある。 自分の探しているものと、店側のコンセプトが合致すれば、ユーザーしてみれば、そこに行くこと自体が「楽しみな場所」となる。




人々が“望んでいる本”を揃えられる店!

「店がセレクトした“選ばれし本”しか置かない。もしくは“それらの本を”中心に据えた
個性のある、“店づくり”の本屋しか生き残らないということですか?」と、さらに聞いてみた。

彼は、違うと答えた。
『我々“プロ”と称する“店側の勧める本”ではなく その地域の“お客様が本当に望んでいる本”をセレクト出来る店。 そんな「セレクトショップ」しか“生き残らない”。

自分たちのような「活字中毒者」が“満足する本”などどうでもよい。 本を読むことを“億劫”に感じる人でも、読み終えて満足できる。 そんな「自分とは“違う人が喜ぶ”本」を選択することが難しい』と、語ってくれた。

今の時代、それができなければ、書店は確実につぶれる。

だがこれは、すべての業界に当てはまる話である。 私は、この店主の話が「不況克服へのヒント」であり、我が水上バイクの業界にも通じる話だと痛感した。











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