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2022年・日本のレース開幕「aquabike」 かつてないほどにヒートアップする「GPランナバウトクラス」の “現状” 第1戦 銚子大会 ジェットスキー(水上バイク)

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王者・砂盃 肇 vs 3人の刺客。今大会、砂盃の“首狩り合戦”の筆頭に名乗りを上げた生駒 淳。



2022年の国内レース開幕

土曜日は濃霧、日曜日は雨と風に見舞われた銚子大会

4月23日(土)、24日(日)の2日間、銚子マリーナ(千葉県銚子市)において、「aquabike(アクアバイク)」と「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 1st STAGE」の2つの大会が併催された。

「アクアバイク」は「aquabike JAPAN」が主催し、「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES」は、「日本ジェットスポーツ協会(略称:JJSA)」が、それぞれ主催をしている。 現在、国内のレースでは「aquabike(アクアバイク)」が最高峰であり、「スキーディビジョンGP1」「ランナバウトGP1」「スポーツGP1」の3つのカテゴリーがある。レースは15分+1周の3ヒート制で競われる。

初日の土曜日は、朝からの濃霧のため午前中のレースは全て午後に持ち越された。沖には不規則なうねりがあり、ライダーの技量が試される水面コンディションとなった。
ここでは、「ランナバウトGP1」クラスについて報告する。

土曜日は、朝から濃霧に包まれた。

日曜日は雨と風とも戦うことになる。

ヒートアップする「aquabike R/A(ランナバウト) GP1」クラス



国内のランナバウトクラスの頂点に立つ絶対王者・砂盃 肇。彼を倒して「世界の頂点へ」と考える挑戦者は多い。

砂盃肇のマシンは、マリンメカニック製「GACO 3」。

絶対王者・砂盃の首を狙う「3人の刺客!」

緊迫のスタートシーン。

写真左上:田村 眞沙充。昨年の最終戦で砂盃に勝ち、今年に懸ける意気込みはすごい。
右上:生駒 淳。今季から「GACO 5」に乗り換えた。マシンとの相性は抜群で、恐いものなし。
左下:奥 拳太。JJSBAのランナバウトチャンピオンで、今年、満を持してaquabikeに初参戦する。

「1・田村眞沙充」 昨年の最終戦で、ホールトゥフィニッシュで砂盃に勝利という実績

26歳の田村眞沙充。伸びしろのあるライダーだ。

マシンは、「マリンメカニック製 スペシャルRXP-X TURBO」

田村のマシンは、「マリンメカニック製 スペシャルRXP-X TURBO」である。2022年モデルのRXP形状のライトウェイトハルに、シードゥエンジンが搭載されている。
ちなみに、砂盃、生駒、奥は、「GACO(ガーコ)」と呼ばれる『マリンメカニック製ハルにヤマハ1800ccエンジンを搭載』したマシンである。

田村のマシンについて、コンストラクターの今﨑真幸氏(マリンメカニック代表)は、「シードゥエンジンにストローカーを入れ、1720ccにボアアップしている。ヤマハエンジンと互角に戦える」と語る。昨年の最終戦を見ても分かるように、瞬発力は田村艇のエンジンのほうが勝っているようだ。

田村のマシンは、「マリンメカニック製 スペシャルRXP-X TURBO」。

「2・奥 拳太」 JJSBAチャンピオンで、今季からaquabikeに参戦

JJSBAのランナバウトクラスではULTRAを駆っていた奥 拳太。今年からGACOに乗り換えた。

マシンは、「マリンメカニック製 GACO 3」

奥の乗る「GACO 3」というマシンは、旧RXP-Xをベースに、マリンメカニックオリジナル改良が施されている。ライトウエイトのロングハルに、ヤマハ1800cc+TURBOエンジンを搭載した。

このGACO 3は、現在、マリンメカニックのベースモデルであり「絶対王者・砂盃 肇」と同じ仕様だが、「奥のマシンのほうが船体を厚くしているため20kg重い」と、メカニックを務める殿井久悦氏は言う。船体が重い方が、マシンが跳ねにくくなるためだ。
「あれほどの速度領域で、軽いマシンを跳ねさせないで走らせることは至難の業。あれは、卓越したライディングテクニックを持つ砂盃選手だから適応できることであって、軽すぎないほうが絶対に走りやすい」と殿井氏。

奥はJJSBAのランナバウトクラスで、ULTRAを駆りチャンピオンを獲得している。彼は、スタンドアップも乗れる技量の持ち主だが、今まで戦っていたマシンの速度域より20km/h以上速いクラスに参戦することになる。
レースでは、マシンの重量差ゆえスタートで砂盃より半艇身ほど遅れるが、まだ乗り慣れないマシン故に、アジャストできるようになるまでは、この重量のマシンで戦うという。「乗り慣れてからの活躍が非常に楽しみだ」と思わせてくれる走りを見せた。

奥 拳太のマシンは「GACO 3」だが、同じ仕様の砂盃艇よりも20kg重い。

「3・生駒 淳」 今大会、砂盃と一騎打ちの好勝負に会場が沸いた

奥様の明美選手(写真右)も、レースに参戦するレーサーである。

マシンは「マリンメカニック製 GACO 5」。ヤマハ1800cc+TURBOエンジンを搭載

生駒の駆る「GACO 5」は、田村艇と同じ「マリンメカニック製 スペシャルRXP-X TURBO」の船体に、ヤマハ1800cc+TURBOエンジンが搭載されている。このモデルは、2021年にタイで行われた国際レース「ジェットスキーワールドカップ」で、砂盃が使用したものである。
砂盃は世界選手権で戦った結果、「GACO 5」から「GACO 3」へとマシンを戻したが、これは「GACO 5は瞬発力や速さがあるが、操縦安定性などのトータルの戦闘能力が“GACO3”のほうが上だと判断した」のが理由だという。

そのGACO 5をあえて購入した生駒は、今﨑氏の協力のもと、シーズン前から時間と手間を惜しみなくマシン開発に注ぎ込み、開幕戦に「自分の思い通りに操れるマシン」に仕上げてきた。
「マシンが速くて壊れさえしなければ誰にも負けないと、本気で思っている」と、笑顔で語ってくれた。

生駒の今季のマシンは「GACO 5」。もともと瞬発力や速さのあるマシンを、生駒が乗りやすいように改良している。

2022年「アクアバイク」GP ランナバウトクラス 開幕戦!


スタートは一瞬の勝負だ。

砂盃 肇 vs 3人の刺客、全員がマリンメカニック製マシンに乗り、しのぎを削る

MOTO 1

土曜日午後に行われたMOTO 1で、トップに立ったのはディフェンディングチャンピオン・砂盃 肇だった。2位には生駒 淳が後ろから迫っていた。レース中盤まで砂盃がトップに立っていたが、途中、生駒が砂盃を追い抜きトップに立つ。

生駒と砂盃のトップ争いは、生駒のマシントラブルによるリタイアで決着がついた。MOTO1のトップは砂盃、2位が奥 拳太、3位が中野崇寛であった。

MOTO 1の優勝は砂盃 肇。2位が奥 拳太で3位が中野崇寛となった。

ランナバウトGP1クラス初参戦の奥 拳太。この日、「GACO 3」に乗るのが4度目だという。砂盃に食らい付いて2位という成績に、奥のポテンシャルの高さを見た。

3位の中野崇寛。

MOTO 2

日曜日の朝一番に行われたMOTO 2では、スタートで生駒、2位に砂盃の順でスタート。途中で砂盃が生駒を抜き、そのままゴールかと思われた最終ラップ。
最終コーナーで、砂盃が周回遅れの選手に詰まった隙に、生駒がトップに立ってゴールした。

最終ラップの最後のコーナーで、砂盃が周回遅れの選手を抜くのに手間取った隙に、生駒がトップに立つ。レース終了後、呆然と生駒を見つめる砂盃(写真手前)と、歓喜の生駒(奥)。

MOTO 3

雨も降ってきたMOTO 3では、スタートから生駒がトップに立ち、砂盃がその後ろを追う展開となった。選択コースで、何度か砂盃が生駒と逆のコースを選んでアタックをかけるが、結局、順位は変わらずそのまま生駒がトップフィニッシュ。

MOTO1で1位、MOTO2とMOTO3で2位と、3ヒートともに安定した成績を残した砂盃が、この大会の勝者となった。

砂盃の追撃を退け、生駒がホールトゥフィニッシュの会心の勝利。

喜び! 嬉しさ爆発! 何度も続く歓喜のガッツポーズが彼の胸中を物語る。砂盃に勝つのは、本当に大変なのだなと思ってしまう!

文句なしのホールトゥーフィニッシュ、終盤に砂盃が仕掛けるが生駒が逃げ切った!

写真右下:左からコンストラクターのマリンメカニック・今﨑真幸氏、生駒 淳、砂盃 肇。

レース終了後、ヘルメットを脱いだ直後の生駒 の笑顔が今までの苦労を物語る。

安定した成績を残した砂盃が、開幕戦の勝者となった。レース終了後に「勝者は俺なのに、なんか“ムカつく”」と語る砂盃の“一言”が印象的であった。

レースリザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 砂盃 肇(マリンメカニック)
2位 生駒 淳(#1 POUND ONE)
3位 釘崎 真治(Team Shindy)

※上位3位までを掲載

GP ランナバウト Racing Gallery

盛り上げ隊! いつも協力に感謝です。

MOTO 1で3位の中野崇寛。

爽やか(?)な2人。

イイ感じの集合写真! 笑顔が爽やかな皆さま。

今大会の3位は釘崎 真治。

写真左が砂盃、右が釘崎。

仲良しな男3人!

Racing preview 「砂盃 肇」の戦い

レース会場の中でひと際目を引く「チーム・マリンメカニック」と砂盃のマシン「GACO3」。

絶対王者・砂盃 肇。国内のランナバウトライダーは、彼を倒すことを目標としている。

何度も行うマシンのセッティング。

走りを見守るチーム・マリンメカニック。

パソコンを片手にマシンを調整する今﨑氏。世界でも日本でも、レース会場でよく見る光景だ。

チーム・マリンメカニック代表、今﨑真幸氏。

レース前の緊迫感が伝わる1枚。

レースは「チームの戦い」でもある。

Racing preview 「奥 拳太」の戦い

写真左:メカニックの殿井久悦氏、右:奥 拳太。奥は27歳で伸び盛りだ。

メカニック・殿井氏に聞く「奥 拳太」というライダーに期待するもの

今大会の目標は、「マシンに慣れ、レースに慣れる」ことに重点を置いていると、メカニックの殿井久悦氏は話す。奥のレーサーとしての資質はハンパではない。しかし、彼が今まで戦ってきたULTRAと「GACO 3」では、トルクも速度領域も全く違う。本当の意味でマシンにアジャストできるまでにワンシーズンは必要だと殿井氏は考えているという。

今大会、「MOTO 1」では、砂盃に次ぐ2位でゴールし、皆を驚かせた。奥本人は勝ちたかっただろうが、殿井氏が見せたかったのは、「砂盃肇の走行ライン」であった。今までに見たこともない、「誰にも走れないようなライン」を通って走る砂盃に食らいつき、それを体で感じて欲しいと望んでいたのだ。

日曜日の朝一番から行われた「MOTO 2」でも3位でゴール。この時点で、「出来すぎ」だと感じていたそうだ。目標は、「砂盃の次の世代のチャンピオン」である。いかに成長するかは、実戦を通して経験を積み重ねるしかないからだ。
経験も実績も違う砂盃のテクニックを、すぐに超えることは不可能である。だから、戦いの中で彼のテクニックをいかに吸収できるかがテーマである。

午後の「MOTO 3」でも「砂盃に食らい付いて行くように」と指示を出した。今大会、しっかりと結果を残して「奥 拳太」という名前を周知させたかった。
抜群のスタートで飛び出した奥だが、途中、マシンが停止してリタイア。原因はカップリングの破損である。MOTO 2の際に、大波の中でエンジンマウントが損傷し、MOTO 3でズレたことが原因だと殿井氏は言う。MOTO 3でのトラブルのため、今大会は総合5位に終わったが、期待以上の走りを見せてくれた。

今回、表彰台には上がれなかったが、記憶に残る走りをしてくれたことは明らかだ。しかし、まだ1戦しか戦っておらず、結果も残していない。最終目的は「世界チャンピオン」というので、目先の勝利に心をとらわれず、しっかりと前を見据えていってほしい。その過程の中で、見ている人たちが期待せずにはいられないような走りを見せてもらいたい。

これから2年間で、じっくりと世界を目指す。

写真左上:左から奥 拳太、マリンメカニックの今﨑氏、メカニック殿井氏。

「今大会、期待以上の走りをしてくれた」と、メカニックの殿井氏は語る。

写真左から、ジェットショップEXCEL ADOORの店長でメカニックの殿井久悦氏。中央:レーサーの奥 拳太、右:AUTO BREEZE代表の湯田 勇樹氏。この3人で世界を目指す。

MOTO 3のスタート直後にエンジンが停止してしまった。

粉々に割れたカップリング。

Racing preview 「田村 眞沙充」の戦い

写真左が絶対王者・砂盃 肇。右が田村 眞沙充。

昨年の最終戦で実戦投入した「マリンメカニック製 スペシャルRXP-X TURBO」。ヤマハエンジンと互角に戦うため、シードゥエンジンにストローカーを入れ、1720ccにボアアップしている。

昨年の世界戦の雪辱を果たし、結果を残したい

昨年までの走りを見ていて確信していた。「田村 眞沙充」が国内No.2のライダーなのだと。しかし、海外レースを戦うことで「自分はまだまだということを痛感させられた」と言う。
世界戦で田村が悔しい思いを噛みしめたことは、同じチームで、同じ土俵にいた砂盃が最も良く分かっている。良き理解者である王者・砂盃を超えられれば、必然的に世界が狙える。

今回、改良したのは足回りの進化。今年は“やってやる!”と、気合も十分だ。開幕戦の結果やレース内容を見ていると、生駒の存在は侮れない上に、今回、新たに「奥 拳太」というルーキーも参戦してきた。編集部としては、26歳の田村に、ぜひとも発奮してもらいたい。

「砂盃選手だけを見ていても世界は狙えない。世界を目指すことで、砂盃選手を超えたい」と話していた最中に、砂盃本人が登場。後輩である田村を称える王者・砂盃の態度も素晴らしい。

Racing Gallery 生駒 淳の戦い

今シーズン、生駒が勢いづいている。本人の中では「ぶっちぎりで国内を制覇し、世界を狙うつもりでいる!」と気炎を吐く。砂盃とのバトルが時速140kmの戦いなら、「世界は150kmの戦いになるはずだ」という。今から世界を見据えているのだ。

特別インタビュー 生駒選手に訊く「第1戦を振り返って」

WJS 今大会、生駒選手の速さが際立ちました。3ヒート中、MOTO 1以外の2ヒートで1位を獲得しています。
生駒 ありがとうございます。みんなに「一番速かった」って言われます。惜しいのは「MOTO 1」でステアリングケーブルが切れてしまい、リタイアを余儀なくされたことです。それがなければ総合優勝できたと思います。

WJS 確かに今大会はとても速かったです。昨年と比べても明らかに速かったのですが、何が理由があるのですか?
生駒 マシンが変わったくらいで、自分的には何も変わっていません。いつでもアクセル全開で走りますので、マシンが壊れなければ誰にも負けません。

WJS MOTO 2は、最後ラップの最終コーナーで砂盃選手を抜きました。MOTO 3はスタートから飛び出してのホールトゥフィニッシュ。これ以上ない、完璧な勝ち方でした。
生駒 MOTO 2は、僕が仕掛けて最終コーナーに砂盃さんと並んで飛び込んだとき、周回遅れの選手がいて、砂盃さんが行き場がなくなったことで抜くことができました。でも、あの選手がいなくても「抜くことができた」と思います。

MOTO 2。このまま2台で最終コーナーへ突入。砂盃が周回遅れの選手にブレーキングしている隙に追い抜いて、トップでゴール!

ニューマシン「GACO 5」に乗り換えて

WJS 生駒選手は、昨年はマリンメカニック製「GACO 3」に乗っていましたが、今年から「GACO 5」に乗り換えました。何が違うのですか?
生駒 「GACO 5」というマシンは、昨年の国際レース「ジェットスキーワールドカップ」で、砂盃選手が戦うために開発されたマシンです。新型のRXP-Xと同じ形状のライトウェイトハルに、ヤマハ1800cc+TURBOエンジンが搭載されています。砂盃選手が「曲がらない、乗れない」と判断したマシンを僕が買って、今﨑さんの力を借りて良いマシンに仕上げました。

WJS 砂盃選手は「よくない」と判断したマシンですが、生駒選手はOKなのですね?
生駒 もともと「GACO 5」のほうが速いんです。田村選手の乗っているハルは、上下とも新型のRXP-X形状ですが、あのままではヤマハエンジンを搭載できない。ヤマハエンジンを搭載するには、アッパーハルをマリンメカニックのオリジナルに変えなければダメなんです。そうすると、なぜか乗り味が変わる。

WJS 生駒選手は、RXP-Xにも乗っていましたから、田村選手と同じ方が、乗りやすいのではないですか? それと「GACO 5」の乗り味は何が違うのですか?
生駒 田村選手のマシンは、まさにRXP-Xと同じで乗りやすいです。でも、アンダーハルが同じRXP-X形状の「GACO 5」は、コーナーでバンクしません。でも僕は、バンクした方が好きなので、何度も今﨑さんのところへ行って、足回りの改良をしてきました。バンクに関しては、今﨑さんがスペシャルなライドプレートを作ってくれたので、かなり良くなりました。

WJS 本来、速いのは「GACO 5」でも、トータルの戦闘能力は「GACO 3」のほうが上だと判断した砂盃選手と、逆に「GACO 5」のデメリットを解消して、「自分の手足のように操れるマシンにまで仕上げた」のが生駒選手ですね。
生駒 でも、まだまだ改良の余地や、やることはたくさんあります。レース前に、今﨑さんから「“平水”なら、僕のマシンのほうが速い」と言われていました。それでも、今回は荒れた水面で砂盃さんに勝つことができました。

「バンクしにくい」という問題は、マリンメカニック製のスペシャル・ライドプレートで解決した。

第2戦以降の“戦い”について

WJS 今大会、荒れた水面で2度も砂盃選手に競り勝ったわけですから、国内大会は生駒選手を中心にした戦いになっていくと思いますか?
生駒 手ごたえも自信もありますが、あの砂盃選手ですから、このまま簡単に勝たせてはくれないと思います。でも、まだまだ進化させられる部分は多いので、トータルで考えて、自分は“もっと速くなる”と思います。今大会も結果的に「勝者は砂盃選手」ですからね。

WJS 昨年は“GACO 3”で戦いましたが、そのときのメカニックは殿井久悦さんでした。今年のチーム態勢はどうなっているのですか?
生駒 今年、メカニックは“自分たちで”と考えています。基本的な部分は今﨑さんにお願いして、あとは自分たちでやる予定です。今年、殿井さんは奥選手を見ることになりましたからね。

WJS 生駒選手がメカニックも兼ねるのですか? 今まで生駒選手がメカニックをしているところを見たことがありません。
生駒 はい。全部やってくれるのであれば、それが良いのですが、僕のマシンは壊れます。誰よりもアクセルを握るので、他の選手より壊れるんです。壊すとメカニックの腕が悪いみたいで申し訳ない。だったら「自分たちでやる」って考えたんです。

WJS レース終了後、チーム監督の秋本さんや今﨑さんと、遅くまで整備されていましたよね。
生駒 はい。レースの最終日も、MOTO 3のレース直前まで秋本さんやアケ(奥様の明美選手)や、チーム員の皆に手伝ってもらって、カップリングを交換していました。食事も摂る暇もなくレースを走って勝ったことを、今﨑さんはとても喜んでくれました。それが僕も嬉しかったです。手伝ってくれた仲間たちには本当に感謝しています。

速いのは「GACO 5」だが、トータルの戦闘能力は「GACO 3」のほうが上だと判断した砂盃選手と、「GACO 5」のデメリットを解消して、「自分の手足のように操れるマシンにまで仕上げた」のが生駒である。

今シーズンのメカニック担当は「自分」だという。「チーム監督の秋本さんやメンバーに感謝したい」と語った。

レースの行方を見守る。


2022年 RACE 開幕戦・銚子大会「aquabike」と「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES」GPランナバウトクラス以外のすべて!

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