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コロナ禍が終われば、今すぐ行きたい「夏の瀬戸内海」 ジェットスキー(水上バイク)

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ツーリングの鉄人と行く 夏の瀬戸内海

1泊2日で行く、ジェット乗りを魅了する海

今年の日本列島、コロナ騒動で大変……。
自粛要請も出ているし、他府県間の移動も控えるようにとお願いされている。
こんな状況では、ツーリングの予定すら立てにくい。
だからこそ、行けるようになったときに備えて、素晴らしいスポットを紹介しておくことにした。

 

 このツーリングは、ツーリングの鉄人、兵庫県西宮市のジェットショップ、パルアップの斉藤氏が、「1泊で、どこかに連れて行ってほしい」という、お客様からのリクエストに応えて、以前、夏に行った瀬戸内ツーリングです。

リクエストを聞いたとき、日本海か、瀬戸内海か、どちらにするかで悩んだそうだ。日本海は冬に荒れるので、夏が良い。瀬戸内は1年中楽しめる。だから日本海に行こうとした。しかし、舞鶴の宿泊施設が全て満室で予約が取れず、急遽、瀬戸内海の高松市のホテルを探し、予約ができたので瀬戸内ツーリングに決定した。

「前もってツーリングを企画すると、気象状況によっては、せっかく予約してもキャンセルや変更を強いられます。だから私の場合、予約を入れず、ほとんど行き当たりばったりです」。と言うのが鉄人のやり方。

鉄人のツーリングの極意は、「行き当たりばったり」。行先は、天候と鉄人だけが知っている!?

一応、お客様の希望や要望だけは聞きますが、天気だけはどうしようもありませんから……。

 

ここは、鞆の浦(広島県福山市)。アスファルトじゃなくて、石畳っていうだけで、なんだか涼しいような気がする。2017年11月に重要伝統建造物群保存地区に選定された。瀬戸内海航路の要所として発展した鞆の浦は、豪商の屋敷や船番所、古刹などが半径約200mほどの狭い範囲に立ち並び、短時間でも密度の濃い散策が楽しめます。

ここは、「崖の上のポニョ」の舞台にもなった鞆の浦。「潮待ちの港」として江戸時代に栄えた。その町並みが今も残された「ニッポンの宝」とも言うべき港町なのです。

懐かしい「ケロちゃん」。昔は、薬局の前には「カエルのケロちゃん」がいました。多分、昭和38年から全国の薬局に置かれ始めた初代のもの。鞆の浦にて。

瀬戸大橋をバックに「The・Wild・Man」。凄い写真だ。ジェットツーリング以外では、撮影不可能だ。

岩から飛び降りた「The・Wild・Man」を鉄人がレスキュー。この付近は海流の流れが強く注意が必要。

鉄人が「積木の岩」と呼んでいる。不思議な形の岩。



1日目 高松~小豆島ルート

今回、参加台数が少ないので、現地集合ではなく、パルアップから朝1番で、各自のクルマで出発。高松市の瀬戸内マリンさんに到着したのは、午前10時。着替えをすませて11時に出航した。

海は、多少の白波が立っていますが、瀬戸内なので、風裏(風の当たらない場所)を探して走れます。瀬戸内海は、島がたくさんあるので、どこにでも逃げ場があるので、体力の温存にもなります。

高松マリーナを出発し、一番近くの女木島(通称・鬼ヶ島)の鬼をバックに写真撮影。次に映画のロケ地にもなった灯台のある男木島を経由して、直島に向かいます。ちょうどお昼の時間なので、直島に上陸して、いつも行くうどん屋で昼食にしました。

午後1時に、直島を出発。岡山県の島々を巡りつつ、小豆島を目指すことに。この日は、特に目的地もなかったので、いろいろな島の港に立ち寄り、ゆったりと、自由気ままなツーリングを楽しみました。



小豆島では、ギネスブックに認定されている「世界で一番狭い海峡・土淵海峡」と、「天使の散歩道」といわれるエンジェルロードに行きます。ちょうど潮が引いていたので、歩いてエンジェルロードを渡る観光客もいました。「大切な人と手を繋いで歩くと、願いが叶う」そうですが…。

映画「二十四の瞳」のロケ地として使われた映画村で休憩し、内海湾を探索します。ここで、給油ポイントを発見! ガソリンスタンドが海に面して2件ほどあり、今度、ガソリンが必要になったときに使えることを確認しました。エンジェルロードよりも、ガソリンスタンドを見つけるほうが嬉しい!?

小豆島から四国側に渡り、屋島・高松を経由して、マリーナに戻ったのは午後5時でした。

夕食も美味しいうどんを食べてから、これまた高松名物・「骨付き鶏」を食べて、この日は終了です。

女木島(通称・鬼ヶ島)の鬼をバックに写真撮影。

「世界で一番狭い海峡」とギネスブックに認定されている「土淵海峡」。
「土淵海峡」は、全長約2.5km、最大幅は約400m。最狭幅は9.93mであり、世界一幅の狭い海峡として1996年ギネスブックに認定された。両岸がコンクリートの護岸で覆われているため、海峡というよりも河川のように見える。水深は3.4m(満潮時)、1.5m(干潮時)。海峡の最狭部分には、永代橋(えいたいはし)写真、が架けられている。

小豆島の二十四の瞳、映画村の入り口は、とてもキレイな砂浜。ここにアンカリングして上陸。

砂浜から、道路を渡れば、「二十四の瞳」映画村。

瀬戸内海の有人島「直島」 鉄人の昼の定番、「木の崎うどん」セルフサービス式の讃岐うどん店。安い・早い・美味いの三拍子(鉄人談)。うどんもいいけど、オススメはオデン。

木の崎うどん、香川県香川郡直島町2071-4 Tel.080-8636-7903

オススメはオデンと言われても、この讃岐うどんが気になる。本場の讃岐うどんがセルフサービスですぐに食べられる。


肉、天かす、うどん、玉子、絶妙のトッピング。

食べたーい。

小豆島の「天使の散歩道」といわれるエンジェルロードに行きます。ちょうど潮が引いていたので、歩いてエンジェルロードを渡る観光客もいました。エンジェルロードは1日2回、干潮時に海の中から現れる砂の道。「大切な人と手をつないで渡ると、砂州の真ん中で天使が舞い降りてきて、願いを叶えてくれる」と言われているロマンティックな場所。 映画「ぼくとママの黄色い自転車」「瀬戸内海賊物語」のロケ地にもなりました。



2日目 高松~鞆の浦ルート

午前10時、瀬戸内マリーナを出発。この日の目的地は、「鞆の浦」です。時間的な余裕もあるので、島々をめぐり、途中、ドローンで撮影をしながら、まったりとしたツーリングでした。

昼ご飯は、白石島で食べて、隣の北木島で給油することに。給油しなくてもギリギリ帰れるのだけど、余裕をみて、給油することにしました。

予定通りに鞆の浦を見学し、マリーナに戻る途中、1艇のポンプケースのベアリングが悪くなり、このままエンジンをかけていると重大な故障に発展するおそれが……。牽引して帰ることにしました。

時間とガソリンは余裕があるものの、マリーナまでは残り約70。私の勘では、ギリギリ帰れる感じです。

ロープを最大限つなぎ合わせ、ジェットの冷却通路をふさぎます。最大限のスピードで牽引したいのに、中途半端な波に阻まれて、なかなかスピードに乗れず…。通常の3倍ほどの時間をかけて、ようやくマリーナに到着しました。

途中、予備で持っていたガソリン30リットルを給油しながら帰って来ました。北木島で給油していなかったら、恐らく戻れなかったでしょう。波風があるうえ牽引していると、メチャクチャ燃費が悪くなります。

何ごとも、余裕を持っておくことが肝心だと思い知らされました。常に、最悪のことを想定して、準備しておくことが大切ですね

暗礁に上陸している。瀬戸内科では干満の差が激しく4メートルを超える場合がある。

走っているジェットの前方に見えるのが暗礁だ。船乗りには「板子(いたご)一枚下は地獄」ということわざがある。暗礁は干満の差で現れるものもある。常に水面を確認しながら走る。大海原にある部分だけ白波が立っていたら、怪しんで欲しいと鉄人は言う。


鞆の浦の「雁木」と呼ばれる階段状の構造物。瀬戸内は潮の高低差が激しいので、こうした階段が重宝する。江戸時代に造られた船着場、干潮でも、満潮でも荷物を積み下ろしできるよう石積みの階段状になっています。

鞆の浦で、お土産も買って行きます。

十六味保命酒(ほうめいしゅ)は鞆の浦の秘伝酒で、日本最古の薬用酒。

もうすぐ大手を振ってジェットに乗れる日が来ます。その時こそ、夏を満喫しましょうね。

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