スパークのハンドルまわりを交換する
WORX製のハンドルマウントKITは、純正と同じ場所にアクセルとブレーキとセンサーが装着できる画期的な製品だ。
スロットル、iBR(インテリジェントブレーキ & リバース)のセンサーと、レバーを内蔵するハウジングを、ハンドルバーの左右に装着する。
スタート・ストップスイッチホルダーは、自分の好きな位置に取り付けが可能だ。
HOT PRODUCTS製のハンドルバーは、船体に合わせてホワイトをチョイス。真紅のグリップは見た目が美しく、脱着しやすいロックリング式となっている。
今回、交換に使ったWORX製のハンドルマウントKIT。HOT PRODUCTS製ハンドルバーは、船体に合わせてホワイトにした。
「ハンドルマウントキット」詳細
●WORX製ハンドルマウントKIT・エレクトリック レバー&スイッチホールダー付/82,000円(税別)
●WORX製ハンドルマウントKIT・ iBR レバー&スイッチホールダー付/101,000円(税別)
●HOT PRODUCTS製ハンドルバー/9,000円(税抜)
●Lizard Skins×HOT PRODUCTS製ハンドルグリップ/3,700円(税抜)
(取り扱い先/ホットプロダクツジャパン TEL.03-3916-1479 http://www.sansei-int.com
マウント交換作業の手順
純正のハンドルまわりのパーツを外す
1 安全のため、最初にバッテリーのマイナス端子を外す。
2 フロントのカバーを外すと、純正のハンドルマウントが現れる。
3 ハンドル上部のカバーと、左右レバーのカバーを外す。このとき、プラスチック製の爪を折らないように注意すること。
4 むき出しになったハンドルまわり。こんな形だったのね。
5 スロットルレバー周辺。レバーの隣にスロットルポジションセンサー(通称スロポジ)がある。左側のiBRも同じ構造となっている。
6 スタート・ストップスイッチセンサーを外す。
7 コネクタのロックを外し、iBRセンサーを外す。右側のスロットルポジションセンサーも、同じように外す。
8 シート側からステアリングワイヤーを外し、正面のマウント固定ボルト2本を外す。
9 純正マウントを引き抜く。中に配線ケーブルが入っているので慎重に作業すること。以上で、純正のハンドルまわりのパーツ取り外し作業を完了。
WORXのハンドルマウントキットを取り付ける
10 純正マウントからハンドル角度センサーを外し、WORXのハンドルマウントに付ける。
11 WORXのハンドルマウントに配線ケーブルを入れて、船体に取り付ける。
12 ハンドルバーの幅が広くなるので、配線ケーブルを長めに出しておく。
13 マウント固定用ボルト2本を締める。ステアリングワイヤーを付けて、ハンドルバーを装着する。
14 マウントKITのiBRハウジングに「iBRセンサー」と「レバー」を付ける。右側のスロットルも同じ要領で取り付ける。
15 センサーとレバーを組み込んだハウジングを、ハンドルバーに装着。コネクタを接続する。
16 マウントKITのスタート・ストップスイッチホルダーに、純正スイッチを組み込む。
17 スタート・ストップスイッチは、ハンドルバー中央に装着。左右レバーの位置・角度を微調整する。
18 ハンドルグリップを取り付ける。ハンドルバーパッドと船体のカバーを付けて作業終了。
ハンドルまわりを交換するだけで、カワイイ印象だったスパークが、精悍なスタイルにイメージチェンジした。
Before 純正のハンドルまわり
安全性を最優先に考えられている純正のハンドルまわり。
After WORX製ハンドルマウントキットと交換したハンドルまわり
アクティブな走行に適した低い位置。このハンドルでレースコースを走ると、純正のポジションには戻れない。
スパークでレースに出場している人は、100%、アフターパーツメーカー製の低いアングルのハンドルキットと交換している。
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