去る2020年10月10日、マリーナ河芸（三重県津市）において、国際レース「Jet ski World Series 2019（ジェットスキー ワールドシリーズ）」のプロスポーツクラスで、世界チャンピオンの証である「トリプルクラウン」を獲得した片野丈一郎選手の優勝祝賀会が行われました。
この祝賀会は、新型コロナの影響を受けて、2度、延期となっていました。しかし、チーム監督であり、父親の片野宣之氏の並々ならぬ情熱によって、台風直撃にも負けず、この日、ようやく開催されるに至りました。
息子・丈一郎選手と同じスポーツクラスに参戦している宣之氏は、彼の功績を称えるとともに、どんどん実力を付けていく丈一郎選手と、「2連覇、3連覇」を目指すことを宣言したかったのです。
宣之氏の熱い思いに打たれた仲間やレース関係者など、丈一郎選手の快挙を祝う人々が集い、素敵なパーティとなりました。
祝賀会当日は、レース関係者や片野選手の学生時代の同級生など、多くの来場者を迎えました。ソーシャルディスタンスの確保と、マスク着用といった状態ではありましたが、プロの太鼓奏者による迫力のある演奏や、来場者からのお祝いのスピーチ、出席できなかった人からのビデオレターが紹介され、片野選手の人柄の良さと、愛されるキャラクターが伝わるものでした。
最後に、片野選手からのスピーチでは、トリプルクラウン2連覇への意気込みが語られるなど、終始、なごやかな雰囲気のなか、来季へ向けての熱意が感じられました。
写真左上：トリプルクラウンを獲得した片野丈一郎選手（写真右）と、父でありチーム監督の宣之氏（左）。
優勝艇との上には、丈一郎選手のレース中のライディングフォームを模したマネキンが飾られた。わざわざ全身が細かく動かせるタイプのマネキンを購入したというだけあって、まるで本人が乗っているかのようだった。
写真左上：真ん中は、マシンコンストラクターの藤江功一氏。
小野氏（EMJ）の乾杯の音頭でパーティが始まった。
写真左上：日本ジェットスポーツ協会、会長の山崎直美氏（写真左）と代表理事の柚木 誠氏（右）。
皆、笑顔で丈一郎選手の快挙を祝った。
写真左上は、丈一郎選手の学生時代の同級生たち。台風の中を駆けつけてくれた。
荒天にも関わらず、レース関係者も、多数、参加していた。
写真左下：同級生と一緒のときは、世界チャンピオンも普通の21歳の青年の笑顔。
写真左上：MCはJJSFなど、ジェットのレースの実況でおなじみの小久保晴代氏（写真左）。DJは、BELL FACTORYのチーム員が自前の機材を持ち込んで、会場内を盛り上げてくれた。
写真左上：元プロライダーの井上雅也氏とお子様。
勇壮な和太鼓を披露してくれたのは、和太鼓奏者・田中嘉久氏。実は田中氏の息子・嘉純選手と丈一郎選手は小学校からの同級生で、同じBELL FACTORYのチーム員である。
田中氏は、JT（日本たばこ産業）のCMに太鼓打ちとして出演したこともあるプロの奏者だ。ひとつひとつの所作が美しい。
壇上で、お祝いのスピーチをしてくれた同級生の皆さん。
写真左上：日本ジェットスポーツ協会・代表理事の柚木 誠氏（写真左）。
写真右下：会の最後に、有志一同から、胡蝶蘭の鉢植えが贈られた。代表で渡す今井照久選手（Precious Racing）。
そこかしこで笑顔があふれる。
写真右：来てくれた人に感謝の意を込めて、帰りに、特製のクリアファイルにこの日撮影した集合写真を挟んで、全員に渡した。ドライスーツは世界を変える
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