ジェットスキーに傷が付く大半は、係留時に起きている。波に揺られているうちに、岸壁や桟橋や他の船に接触して傷が付いてしまう。他人の引き波を受けて、桟橋にガンガンぶつかることもある。瀬戸内海のように、干満の差の激しい海域では、桟橋や岸壁と接触する部分の高さが変化する。いつどこで、どの部分が接触して傷つくか分からない。
気にし始めたらキリがないが、200万円を超える新艇がいきなり傷だらけになって平気な人はいないだろう。
そんなときに活躍するのが、ジェットスキーに取り付ける専用フェンダー(バンパー)だ。アフターパーツメーカーからも販売されているが、あなたがシードゥユーザーなら、純正オプション品を薦める。
このアイテムは、「スナップインフェンダー」といい、船体の側面に取り付けて保護するもの。このフェンダーの優れている点は、決まった場所に固定できること。普通、アフターパーツメーカーのフェンダーは、ガンネルと船体の2カ所をフック留めする。意外と、取り付けが面倒な場合が多いのだ。
しかし、このスナップインフェンダーは、所定の位置にビスで差し込むだけで超簡単に取り付けられる。装着のための穴が、SPARKには標準で開いているが、それ以外のランナバウトにももちろん使える。その場合は、別売のインストールキットを取り付ける。
それにしても、シードゥというメーカーはすごい。こういうパーツを作らせたら天下一品だ。痒い所に手が届くアイテムを、多数、オプションで用意している。スナップインフェンダーを装着さえしておけば、横方向からの大抵の障害物をガードしてくれる。こんな便利なものはない。
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