私は、1年の3分の2はドライスーツを着ている。現実問題として、「ドライスーツ」がないと何も始まらない。
『最高気温が20度以下』と予報が出ていたら、迷わず「ドライスーツ」を選択する。
寒いのは“嫌い”だ。考えてみたら、ウェットスーツを着るのは“5月中旬~9月中旬”だけ。あとの“8カ月間”は、ドライスーツを愛用している。
世の中に溢れるどんな高性能のカスタムパーツより、ドライスーツの“費用対効果“は高い。
ドライスーツを持っていないのに、冬のジェットが「楽しい!」という人がいたら、間違いなくソイツは“嘘つき”だ。
今年もジェットスポーツのベストシーズンがやってきた。
高強力糸で優れた伸縮性、驚くほどの撥水性を持つクエーキーセンスの「ハイクオリティライン」のドライスーツ。今回、この新しいアイテムのインプレッションをお届けする。
今回紹介するのは、クエーキーセンスの新しいドライスーツ 「ハイクオリティライン」である。
ジェットだけでなく、サーフィンやウェイクボード、ウェイクサーフィン、SUPボードなど、あらゆるマリンスポーツに使える。
ウェットスーツの素材である「ネオプレーン」は、サーフィンやダイビングでも使われている。ひとくちに「ネオプレーン素材」と言っても、薄いものや厚いもの、高機能からリーズナブルなものなど、世の中にはさまざまな生地が流通している。
ネオプレーン素材の特性のひとつに「保温性の高さ」がある。生地の中には、たくさんの気泡が入っている。そのおかげで、素肌とネオプレーン生地の間にうっすら溜った水分が温められ、そのときに生じた熱を外に逃がさない仕組みとなっているのだ。
このため、「急激な水温変化」から守ってくれるという仕組みだ。
クエーキーセンスのハイクオリティラインは、進化した最高級の「ネオプレーン素材」を使用することで、今までよりも薄くて柔らかく仕上がっている。従来品と柔軟性は変わらないのに、厚みと伸縮性に富み、保温性と動きやすさを両立しているのだ。
High Quality version DRYSUIT
価格/110,000円
カラー/問い合わせ
サイズ/S、SM、SMb、M、Mb、MLb、ML、MLb、Ly、L、Lb、LLy、LL、3L、3LB
このハイクオリティラインのドライスーツの開発コンセプトは、「マリンスポーツのジャンルを選ばない」である。すべてのカテゴリーにジャストフィットするのが特徴だ。
今までのクエーキーセンスのウェットスーツといえば、「薄手でルーズフィット」「ユニセックスで男女ともに着られる」「カラフルで斬新なデザイン」という認識だろう。
しかし今回のハイクオリティラインは、これまでのクエーキーセンスとは真逆の発想で作られている。
サーフィン用ではよく使われている「アウターフラップ(被りパーツ)」を初めて採用したことで、最高速で頭から水に“突っ込んで”も、全く内部に水が浸入しないのである。
今までのデザインなら、水にぶっ刺さった瞬間、大量の水が浸入し、裸で冷水の洗礼を受けることになった。しかし、ハイクオリティラインは全く内部に水が浸入しないので、いくらでも吹っ飛べる。
私にとって、真冬の水辺の救世主なのだ。
従来のクエーキーセンス商品との一番の違いは、「タイトフィット」であるということ。今までより、格段に体にフィットする仕様となっている。この「サイズ感」という部分に、メーカーの非常に強いこだわりを感じている。
サーフィンやウェイクボード、ウェイクサーフィンの場合、「体を保護する」という観点から、タイトフィットでも機能的で動きやすい製品が好まれる傾向にある。
そのため、このハイクオリティラインでは、「既存モデルより、“フィット感”を重視している」という。
デザイン面も色合いも非常にシンプルで、その分、どのマリンスポーツにも使いやすい。
マリンスポーツに限らず、どのジャンルのスポーツでも、少子高齢化の影響から全般的に高齢化が進んでいる。そのため、「何が何でも」ライドしたり「波に乗る」のではなく、「海に来て、一日中、ボ~と過ごしていても快適なウエア」で、体を動かすときは「アグレッシブに攻められる」。そんなライディングギアが求められている。クエーキーセンスのハイクオリティラインは、そんな相反するリクエストを形にした。
問い合わせ先:クエーキーセンス
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