よく、「テスト」というが、具体的には何を確認しているの？ と聞かれます〜〜。しっかりとした馬力が出ているかどうかは、「回転数」「GPSスピード」で確認したあと、私自身がマシンに乗り、スタートダッシュの確認、ブイコースに入って周回数を重ね、荒れた水面でのキャビテーションの確認などをします。
ハンドリングも、コーナーの入りや出口でのグリップ感、船体の前・後ろともにスライドしていないか。荒れた水面で、直線全開走行時などで船体が暴れ、ハンドルを取られたりしないか⁈ 船底の、どのあたりから水しぶきが上がっているかを確認する～。
私が安心して乗れるなら、数段、ライティングスキルがあるライダーが乗れば、それはそれは速く操ってくれるに違いありません〜〜。エンジンの調子もより良くなり、無事、ライダーにマシンを渡すことができた。
観光に行くよりは、このほうが落ち着くわ〜〜（笑）。さてさてスパークターボのほうですが、エンジンのコンプレッションを計ると1気筒が怪しい。回転数もスピードも正常だが……。予備のエンジンがあるので交換するか迷いましたが……、独断と偏見で交換することを決定（笑）。みんな、「何で交換するの?」的な顔をしていましたが、交換します（キッパリ）!!
ガソリンが、タイランドで使うオクタン価より低いので、エンジンがダメージを受けているように感じる。俺以外にメカニックが3人もいるし、すぐに終わる作業だから〜〜。ECUのプログラムも変更して、壊れないように速くしておいた。結果的に、載せ替えて正解。パワーアップして、トップスピードもアップ〜〜。GPSのスピードを信用しないので、タイ人のメカニックにスパークを運転＆計測させる。全く同じスピードが出たので、皆さん納得。ガッハッハ〜〜である。
モト1は、まわりのレース艇の速さを確認したいのと、エンジンを守るために、ターボブーストを下げておきます〜〜。そんなことをしていたら、もう明日は本番レース日になっていました〜〜。
各担当者に作業は任す!? 足まわりのセッティング〜〜。
レース会場。翌朝、起きたら驚き‼️ 予報通りの風嵐だ〜〜。この日のレーススケジュールは全てキャンセル！ しかも、我々のレースは日曜日に全て移動だという。スパークターボのクラスもスポーツGPも、日曜日の1日で終わることに！ またまた何もしない日が続く～。
金曜日と土曜日は、他クラスのレースを眺めて調査する〜〜。それにしても、ビンテージクラスは、どのカテゴリーも満員御礼ですなあ〜〜。X-2、550、ブラスター、スポーツライト、スポーツGP、全てフルグリッドに近い！ 反対に、ランナバウトのGPクラスは、お金がかかりすぎるのかエントリー台数が少ない〜〜。ストッククラスは、どのカテゴリーもエントリー数は多いので安心した。
ジュニアクラスのレベルアップが半端なく、素晴らしいライティングを披露する子が多くて感心しました〜〜。1,200ccエンジンのスタンドアップ艇に乗り、アクセル全開でブイコーナーをまわって周回数をこなしていく彼らがいる海外なら、この先もジェット業界は廃れることはないでしょう〜〜。
世界的に、「ビンテージモデル」が今や当たり前。
大人に交じって走るキッズの姿。
まだレース前ですが？？ 
