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新型コロナウイルス対策 「ゴールデンウィークのジェット乗り」行くところがない?(水上バイク)ジェットスキーコラム

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新型コロナウイルス対策「乗り場がない?」

現在、日本全国に「緊急事態宣言」が発令されています。我がジェットスキー(以下、ジェット)業界でも、全国の主要なジェット専用ゲレンデが相次いで自粛による営業休止を余儀なくされています。
代表的なジェット専用ゲレンデである大阪府の「二色の浜海浜緑地公園」も、5月6日までは休業とアナウンスされました。

つい先日、河口湖にある知り合いの優良ゲレンデが、同じく5月6日まで営業を停止すると連絡がありました。レジャーユーザーが集まるこのゲレンデにとって、「ゴールデンウィーク期間に営業しない」という選択は断腸の思いでしょう。
しかし、1カ所に人が集まることを避けるための緊急措置です。それでも営業したら、地元で「オマエのショップのせいでコロナが広まった」と言われ、そこでは商売ができなくなります。

「ステイホーム」と、外出自粛の呼びかけているなか、仕方がない話なのかもしれません。人がウィルスを運ぶので「大勢の人が集まりやすい場所」は、真っ先に自粛を強要されます。新型コロナウィルス対策で、最も重要なことは、「群れない」「人と密に接触しない」ことですから。

非常事態宣言が発令されてから2週間以上が経過した今、感染者も死者も増え、社会的な危機感がますます高まっています。「人との接触を8割減らせ」という政府が要求するように、都市部では随分と人が減ってきました。みんなが想像以上に努力しているのです。

大阪府が、休業に応じないパチンコ店を公表したり、少し前には湘南がサーファーで賑わう映像が繰り返しテレビで放映されていました。観光地や公園やスーパーなど、人が多く集まる場所は注目を集め、そこにいる人は、理由はどうであれ「人類の敵」くらいのひんしゅくをかっています。

こんな状況下で、「ジェットに乗りに行きましょう」なんて絶対に言えません。けれども、5月6日になったらコロナ禍は終息して、コロナ前の世界が戻るということも予想しにくい。文字通り、長期戦になることが予想されています。

「人が集まりやすい場所には行かない」。
誰もいない大海原を、1人でジェットで走りまわっても誰にも迷惑をかけません。でも、そこに行くまでに人と接することもあります。この事実を頭に入れて、このゴールデンウィークは適切に行動して欲しいものです。

現在でもジェットに乗れるゲレンデはあるし、営業しているショップやマリーナもあります。でもそこに、大挙して人が押し寄せれば、感染リスクは高まるだけです。外出自粛も必要だし、「ステイホーム」は、人との接触を避けることが目的なのです。

懇意にしているジェットショップのオーナーが、私に言いました。「今は乗らないほうが良い」と。
本来、ジェットショップがそんなことを言ったら死活問題です。でも、言わざるをえないのが現状です。
最も恐れているのが、集団でジェットが走り回っている映像が、ワイドショーやニュースで延々と流されること。これは、「ジェット乗りの緊急事態宣言」です。どうか、集団で走って撮られて、ワイドショーを賑わさないでください。

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