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【 RUNABOUT GP1クラス】【A RUNABOUT STK クラス】アクアバイク ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 6st FINAL STAGE 【淡路島・慶野松原大会】

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2022 aquabike RUNABOUT GP1クラス

全日本チャンピオン決定!Congratulations!! Series Champion・砂盃 肇

2022年度、国内シリーズ・チャンピオンのタイトル獲得した!国内タイトルは15回目の獲得!

最終戦をストックマシンで戦い2位になったランナバウトクラス国内最強王者・砂盃 肇。

国内タイトル15回と世界チャンピオンが2回! 2017年からは連続で国内でタイトルを獲得し続けている砂盃 肇。

偉大な記録と、強烈な記憶・誰にも“真似”できない「男」になった!

国内タイトルを15回も獲得し、世界タイトルを2度獲得! 「今、3度目を狙う!」

砂盃肇(いさはい・はじめ)【Profile】
1970年10月30日生まれ。群馬県出身。

【主な戦歴】

2003年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン

2004年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン

2005年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン

2010年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン
     ワールドファイナル・GPランナバウトクラス 総合2位

2011年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン

2013年 JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン

2017年 JPBA AQUABIKE JAPAN CUP GPランナバウトクラス年間チャンピオン

2018年 JET SKI WORLD CUP GPランナバウトクラス世界チャンピオン
     JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン
     JPBA AQUABIKE JAPAN CUP GPランナバウトクラス年間チャンピオン

2019年  JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン
     JPBA AQUABIKE JAPAN CUP GPランナバウトクラス年間チャンピオン

2020年  JJSFプロランナバウトGPクラス年間チャンピオン

2021年  JET SKI WORLD CUP GPランナバウトクラス世界チャンピオン
     JJSFプロランナバウトクラス年間チャンピオン
     JPBA AQUABIKE JAPAN CUP GPランナバウトクラス年間チャンピオン

2022年 JPBA AQUABIKE JAPAN CUP GPランナバウトクラス年間チャンピオン




最終決戦! aquabike「RUNABOUT GP1」クラス

ランナバウト最強王者の砂盃 肇、今シーズンもダントツの強さで全日本チャンピオン獲得!

2022年10月15日(土)、16日(日)の2日間、兵庫県南あわじ市の慶野松原海水浴場において、「aquabike(アクアバイク)第6戦・慶野松原大会 国土交通大臣杯」と、JJSA 全日本選手権「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 FINAL STAGE」の2つの大会が行われた。
この大会が、今シーズンの国内クローズドレースの最終戦となる。土曜日、日曜日ともに、快晴、水面はベタ凪であった。

この「 RUNABOUT GP1」クラスは、ランナバウトクラスの国内最高峰であるが、その名前に相応しいレベルの高い戦いが繰り広げられた。



昨年度の国土交通大臣杯シリーズチャンピオンの盾。海外・国内で、何度もトロフィーを掲げてきた。

最終戦でニューヒーロー登場! 初出場・初優勝で勝利を挙げる!

RUNABOUT GP1クラスには、6名のライダーがエントリー。
今大会、すでにRUNABOUT STKクラスのチャンピオンを確定していた佐野 季輝が緊急参戦。いきなりGPマシンに乗って初優勝という快挙を果たした。

特筆すべきは、今大会、ストックマシンで参戦し2位の成績を残した、国内ランナバウト最強王者・砂盃 肇のすごさであろう。
砂盃が表彰台に立つのは“当たり前”という声もあるかもしれないが、今回の2位は、「ピストルを持った相手に、日本刀で戦を挑んで勝利した」と例えても構わないぐらいの快挙だと思っている。


RUNABOUT STKクラスのチャンピオン・佐野 季輝

初めての「GPクラス」で初優勝!

「今大会、すごかった出来事は?」と聞かれたとき、最初に出てくるのは「佐野 季輝のRUNABOUT GP1クラスへの初参戦・初優勝!」だろう。彼の勝利を称えたい。

佐野は「A RUNABOUT STK ALL」クラスのシリーズチャンピオンである。こんな走りを見せられると、王者・砂盃以外は、本当に“誰が速いのか”分からなくなる!? ヒーローは突然現れる!

全てのヒートでトップチェッカーを受けた佐野。


「RUNABOUT GP1」クラス・リザルト

総合および各ヒート順位

  総合 HEAT 1 HEAT 2 HEAT 3
 1位 佐野 季輝 佐野 季輝 佐野 季輝 佐野 季輝
 2位 砂盃 肇 砂盃 肇 砂盃 肇 砂盃 肇
 3位 海辺 満幸 生駒 淳 海辺 満幸 海辺 満幸

 


R/A GP1クラス Winner・佐野 季輝

中野 崇寛のマシンを借りて参戦! 佐野 季輝が、初優勝の快挙。

2位・砂盃 肇

ストックマシンでありながら、全ヒート2位。どんなマシンに乗っていても、“絶対に最後まで諦めない”。これがチャンプの執念だ。

3位・海辺 満幸

粘り強い走りで3位に入賞した海辺 満幸。

4位・生駒 淳

とにかくマシンが壊れた生駒 淳。「HEAT3」では前代未聞の「インペラー喪失」というトラブル。それでもめげない鉄のメンタルが生駒の強さの秘密か!

5位・千木良 真之

調子が上がっている千木良 真之だが、シーズン終了間際、マシンが壊れるというトラブルに見舞われた。

6位・林口 忠雄

このクラスで唯一、ヤマハのマシンで戦う林口 忠雄。

RUNABOUT GP1クラス・最終戦リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 佐野 季輝
2位 砂盃 肇(マリンメカニック)
3位 海辺 満幸(パフォーマンス マリン)

※上位3位まで掲載

RACING TOPICS

佐野 季輝 「初優勝の裏話」。マシンは中野 崇寛からの借り物だった

「佐野 季輝をよろしくお願いします」。最終戦の前に、中野 崇寛から電話がかかってきた。「自分は仕事で参戦できないけれど、一緒に練習している佐野 季輝にマシンを貸して、彼が出場します。彼は素晴らしいライディングテクニックを持っているから注目してやって下さい!」ということだった。その言葉通り、素晴らしい走りで優勝を飾った。

今大会、参戦できなかった中野 崇寛の走り。佐野がランナバウトクラスの最高峰「RUNABOUT GP1」クラスで勝ったのも、中野のGPマシンがなければ実現しなかった。



最終戦のチャンピオン・インタビュー

佐野 季輝に聞く

WJS 初優勝おめでとうございます。
佐野選手のことは、Aランナバウトクラスの年間チャンピオンを獲得した「速い選手」としか知りません。
まず最初に教えていただきたいのですが、佐野選手は、現在、何歳ですか?
佐野 1992年生まれで、今30歳です。

WJS ジェット歴は何年ですか?

佐野 16歳で免許を取得してからずっと乗っているので、14年ですね。

WJS レースはいつから始めたのですか?

佐野 20歳くらいからスラロームをやっていました。

WJS 佐野選手のマシンコンストラクターはどなたですか?

佐野 ECUの書き換えはマリンメカニックの今﨑さんにお願いして、基本的にはオーバーホールから何から何まで、全部、自分でやっています。

WJS すごいですね。

佐野 ストックマシンですからね。自分でマシンを触るので、他の人が触っているマシンに乗るのが怖いんです。
 

WJS 今回、中野選手のマシンで出場しましたが、乗ったことのないGPマシンで、怖くなかったですか?

佐野 これは、今﨑さんが手がけているので全く怖くない。今でも分からないことは、今﨑さんに聞いています。今﨑さんはスゴイです。

ニューヒーローの誕生。これからが楽しみだ。

佐野 季輝に聞く。「aquabike R/A GP1」クラスに初参戦した理由は?

WJS 今回、なぜGPクラスで走ろうと思ったのですか?

佐野 前回の二色の浜大会で中野さんが、「最終戦は仕事で出られない。代わりに俺のマシンで走るか?」と声をかけてくれたんです。
ちょうど二色の浜大会でAランナバウトの年間チャンピオンが確定したので、最終戦に出る理由もなくなりました。それなら出てみようかなと思って、借りることにしたんです。

WJS すごいですね。いきなりモンスターマシンに乗って、不安はなかったのですか?

佐野 いや、不安でした。いつもストックマシンで戦っているのに、いきなりGPマシンで、しかも15分でしょう。どんな感じか全くの未知数でした。

中野のGPマシンで快走する佐野 季輝。

佐野 季輝に聞く。「 GPマシンのすごさ」とは

WJS 感覚的なものでいいのですが、この中野選手のGPマシンが「10」だとしたら、いつも佐野選手が乗っているストックマシンはいくつくらいですか?

佐野 「3」ですね!

WJS 普段は「3」のマシンで走っているのに、いきなり「10」のマシンに乗るというのはどんな感じなのですか?

佐野 「HEAT1」で、いきなりトップを走ることになって、後ろにいるのはストックマシンの砂盃さんですよね。これが速いんです。
レース中盤ごろには最後までこのままいけるのか心配になって、後ろの砂盃さんばかり見てレースをしていました。

レース中盤から、2位の砂盃ばかりが気になっていたという。

佐野 季輝に聞く。「GPマシンを乗りこなすために、“やった改良”」とは?

WJS それにしても、全てのヒートでトップはすごいです。

佐野 でも、マシンにアジャスト出来ていないです。中野さんがOKしてくれたので、ハンドルや足まわりは少し変えさせてもらいました。
 

WJS 具体的には、何をしたのですか?

佐野 ハンドルの位置とスポンソンの変更です。私と中野さんでは体格が違うので、ハンドルのマウントの位置を40ミリ前方に移動させてもらいました。

WJS なぜ前にしたのですか?

佐野 最大の理由は「モンスターパワー」です。加速もGも、自分のマシンより格段に優れています。自分としては、出来るだけ前に行きたい。マシンが浮き上がることが嫌だから、普段より前にしたかったんです。

WJS ハンドルの位置は、それほど重要なのですね?

佐野 はい。腕も疲れるし、単純にハンドルも重い。特にアクセルを開けていくと、ハンドルを切る力が普段より重いんです。
ただ、普段から自分のストックマシンで15分以上走り続ける練習をしているので、「体力的には大丈夫」と言われていました。

WJS 最高峰クラスで、メンバーもトップクラスです。不安はなかったのですか?

佐野 「HEAT1」は不安でした。
幸いなことに、砂盃さんがストックマシンだったので、自分のマシンパワーを生かしてコーナーは無理をせず、直線の加速時だけ握って、あとはマシンを壊さないことだけを心がけて走っていました。

WJS 冷静な状況判断が出来ていたのですね。

佐野 余裕はなかったですが、とりあえずHEAT1を15分間走り切れたことで「あっ、このくらいの力でなら最後まで持つんだな」と理解できたことが大きかったです。

WJS 参戦前の目標は、「表彰台に上がれれば」という感じですか?

佐野 そんなことは思っていませんでした。ガーコ(マリンメカニック製のGPマシン)は速いから、「付いていければいいよね」って中野さんには言われていましたが、自分は「分からない」って答えていました。

WJS まだまだ日本には、若くて速いレーサーがいることを、改めて思い知らされた最終戦でした。優勝おめでとうございます。

佐野 ありがとうございます。


佐野が普段乗っているストッククラスのマシン。


Racing Column・千木良 真之の苦悩

今大会は砂盃がストックマシンで参戦することが決まっていたため、千木良のGPマシンが普通に走れば勝算もあった。スタートは良い感じであった。

レース途中で、まさかのエンジンストール。無念……。

それでも、“くよくよ”しないで前向きな千木良。

aquabike R/A GP1 クラス・年間チャンピオン

Congratulations!! Series Champion

年間ランキング 1位・砂盃 肇

今季、何度も目の当たりにしてきた砂盃の“信じられない”ほど、“速くて、負けない”走り!

「国内タイトルは通過点。目標はあくまで12月の世界戦」と語る砂盃の目標は、世界チャンピオンに返り咲くこと!

マリンメカニック製「GACO(ガーコ)3」。コンストラクターの今﨑氏、八巻氏が、心血を注いだメンテナンスを行い、最高の走りを見せた。

現代のR/A GP1 クラスはモンスターパワー。マシンが壊れたらレースは終了だ。
王者・砂盃といえど、こればかりは、いかんともしがたい。だからこそ、年間チャンピオンとは、ある意味「チームが王者」と言っても過言ではない。2022年シーズンを支えたメンバー。左から、佐瀬 崇、砂盃 肇、今﨑 真幸氏、八巻氏。

砂盃は圧倒的に上手い。12月の世界大会、世界の強豪たちの中でも優勝候補の筆頭だ!

盟友・サクセススピード&グラフィックス代表・佐瀬 崇氏。10年以上前から、公私共に砂盃を支えてきた。


年間ランキング 2位・生駒 淳

今季の生駒 淳は、マシントラブルに泣かされた。今大会は砂盃がストックマシンで参戦なので、生駒が優勝の最有力候補だったが……。無念のマシントラブル。

愛妻・生駒明美(写真右)はA RUNABOUT SLTD クラスのシリーズチャンピオンに輝いた。夫婦揃って速い。

「HEAT3」では、ポンプの中からインペラーが消えていた!! そりゃあ、前に進まないわけだ!

年間ランキング 3位・奥 拳太

今年 R/A GP1 クラスに初参戦の奥 拳太。高いライディングスキルで、オーディエンスの度肝を抜いた。今大会、奥が出場しなかった理由は、12月世界大会に出場するためマシンを温存する作戦という。

奥 拳太(写真左)と、チューナーの殿井 久悦氏(右)。目標は「2人で世界を獲る!」だ。


2022年度の「SKI DIVISION GP1クラス」年間ランキング

順位 ライダー名 最終ポイント
1位 砂盃 肇 241 P
2位 生駒 淳 200 P
3位 奥 拳太 173 P
4位 千木良 真之 140 P
5位 中野 崇寛 125 P
6位 田村 眞沙充 111 P

チャンピオンの砂盃 肇の総合獲得ポイントは「241」。
最終戦を前に、ほぼタイトルを手中に収めていた。今季の砂盃の勝率がいかに飛び抜けているかが分かる。
※上位6位まで掲載


A RUNABOUT STK クラス



aquabike A R/A クラス Winner・佐川 隆

HEAT 1・HEAT 2ともに1位の完全勝利の佐川 隆。

2位・岡田 祐樹

岡田 祐樹は、2ヒートとも3位と、安定した成績で総合2位を獲得した。

3位・小北 順一郎

HEAT2では2位になるなど、健闘した小北 順一郎。

A RUNABOUT STKクラス・リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 佐川 隆(EXCEL ADOOR Racing)
2位 岡田 祐樹(SMD Racing)
3位 小北 順一郎(SMD Racing)

※上位3位まで掲載

A RUNABOUT STK クラス クラス・年間チャンピオン

Congratulations!! Series Champion・佐野 季輝

トータルポイント179ポイントを獲得し、年間チャンピオンとなった佐野 季輝。GPクラスで初優勝した佐野は、本来、このクラスが主戦場だ。





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