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世界王者リー・ストーン、日本が誇るフリースタイル艇「WABUZUN(ワブズン) Z UFO」に乗る

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リー・ストーン選手が「WABUZUN Z UFO(ワブズン ゼット ユーフォー)」に乗った日

ワールドファイナルの決勝が終わった翌日、月曜日のボディビーチは、大会とはまた違った賑わいと盛り上がりを見せる。ワールドファイナル会場と同じレイクハバスの別の場所にあるビーチで、大会前は出場選手たちがセッティングをしたり、練習をしている。

月曜日にボディビーチは、普通にジェットスキーを楽しむ人も来るが、むしろお目当ては、マシンの販売促進のための試乗会だ。前日まで世界大会で使っていたバリバリの本番艇が試乗できる、知る人ぞ知る一大品評会の場でもある。

今回、ボディビーチで世界最高峰フリースタイル艇「WABUZUN Z UFO」に、世界チャンピオンのリー・ストーン選手が試乗すると、WABUZUN Z UFOの製作者である渡部文一氏(BUN FREESTYLE)から連絡を受けた。早速、その場所へ向かうことにした。

用意されていた「WABUZUN Z UFO」は、ワールドファイナルで山本汰司選手が乗っていたマシンと、岡本輝正選手のものだ。また、リー・ストーン選手も自身のマシン「リボルバー」を持ってきて、山本選手らに乗せてくれるという。さらに、「WABUZUN Z UFO」「リボルバー」という、現在の世界最先端マシンを、他のトップフリースタイラーも試乗するという、今までにない企画となった。

岡本輝正選手のWABUZUN Z UFOで飛ぶリー選手。



「WABUZUN Z UFO」を試乗した直後のリー・ストーン選手インタビュー

WJS 「WABUZUN Z UFO」に乗ってみていかがでしたか?
リー 素晴らしいボートだと思います。僕のマシンとは、パワーフィールが違うけれど、とにかく良いマシンであることは確かです。

WJS あなたのリボルバーも素晴らしいマシンですよね。
リー ありがとう。でも、今、僕が言えることは、どちらが優れているということではなく、「両方が素晴らしい」ということだ。僕のリボルバーと、Mr.BUNの「WABUZUN Z UFO」では、マシンの製作コンセプトが違う。だから、行うトリックも、自ずと変わってくるだろうね。

WJS 日本には、あなたのファンがたくさんいます。一言、メッセージをお願します。
リー いつも応援してくれて本当にありがとう。あなた方のサポートのお陰で、今年のワールドファイナルを制することができました。また、日本のファンの皆さんの前で、ショーを披露できる日を楽しみにしています。



「WABUZUN Z UFO」の開発者・BUN FREESTYLE代表、渡部文一氏の思惑

WJS どうして、今回、世界タイトル争いの最大のライバル、リー・ストーン選手に、「WABUZUN Z UFO」の試乗をさせたのですか?
渡部 自分の開発したマシンながら、「WABUZUN Z UFO」はとても素晴らしいボートだと自負しています。ワールドファイナルでの戦いを見ていただければお分かりだと思いますが、私の造ったマシンが、最も良く走っていました。それを知ってもらいたくて、リー選手を始め、マーク・ゴメス選手、ゲイブ・ジュキッシュ選手など、試乗を希望した選手に乗ってもらいました。

WJS とはいっても、ここ数年は、渡部さんのマシンに、ライバル選手に乗せることはありませんでしたよね?
渡部 はい。だけど、今回、このマシンのパワーを知ってもらいたくて、試乗してもらうことに決めたのです。

WJS それだけ、自信があるマシンという証拠ですね。
渡部 はい。

「WABUZUN Z UFO」の開発者・BUN FREESTYLE代表、渡部文一氏。

現在、ワールドファイナルの決勝で戦うトップライダーのキラートリックは、ダブルバレルロールやダブルバックフリップといった「ダブル技」だ。とはいえ、ダブル技ができる選手は、私の知る限り世界チャンピオンのリー・ストーン選手、BUN FREESTYLEの山本汰司選手と岡本輝正選手の3人だけだ。ちなみに、リー選手のマシンは「リボルバー」、山本選手、岡本選手は「WABUZUN Z UFO」である。

トップフリースタイラーたちが乗る「WABUZUN Z UFO」と「リボルバー」【フォトギャラリー】

今大会2位のマーク・ゴメス選手。「良いマシンだ」と言っていた。

写真左から、岡本輝正選手、マーク・ゴメス選手、山本汰司選手、渡部文一氏。

今大会4位のゲイブ・ジュキッシュ選手。13歳の少年フリースタイラー。普段、850ccのマシンで戦っている。体重が軽いので、十分なのだ。それが、1,200ccの「WABUZUN Z UFO」に乗って、一度だけバックフリップをして、すぐに戻ってきた。どうしたの? と聞くと、真っ赤な顔で、「Big power!!」と言った。

写真左から、山本汰司選手、ゲイブ・ジュキッシュ選手、渡部文一氏。

なぜかリボルバーに乗る本田幸夫選手。

写真左から、山本汰司選手、昨年のワールドファイナルで2位だったクリス・エニーゼスキー選手、岡本輝正選手。彼も、「Wow!! Big power!!」と叫んだ。

リー選手の本番艇・リボルバーに乗る岡本輝正選手。

リー選手の本番艇・リボルバーに乗る山本汰司選手。

写真左から、渡部文一氏、山本汰司選手、リー・ストーン選手、岡本輝正選手、アレッサンダー・レンジ氏、本田幸夫選手。渡部氏、リー選手、レンジ氏は、世界チャンピオンホルダー。

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