メルセデス・ベンツ・スプリンター(以下、スプリンター)は、もともとは商用車である。走りに優れ居住性もいいので、アメリカではファミリーでレジャー用として用いられることも多い。
このクルマを、宿泊もできるキャンピングカーのようにカスタムするケースも多くある。日本では正規代理店での取り扱いはないのが残念だが、「このスプリンターに乗ると、もう二度と国産のバンに戻れません」と言う愛好者は多数いる。
今回、このスプリンターを「理想のバンライフ」を実現するためのカスタムを施した。カスタムを手掛けたのは、横浜のチューニングショップ「スプリンターライフ(チェックショップ)」の大塚直彦氏だ。
大塚氏曰く「トランポにする方は、もともと速く走るものが好きな方が多いです。遅いと嫌になりますよね」と言うように、このスプリンターもよく走るし、乗り心地もいい。
「足まわりのセットも秀逸で、御殿場からの下りを、普通に130km/hで降りて来ることができます。ハイエースとの違いは、リーフスプリングが柔らかくてしっかりロールし、メカニカルグリップが得られるので、2wdでびっくりするくらい雪道もぐいぐい走って行きます」と、大塚氏は語る。
スプリンターライフがメインで扱っているのは、現行型スプリンター907の2,100ccの4気筒ディーゼルターボ。ボディサイズは、「一番大きいハイエースより、ちょっとだけ大きいくらい」だそうだ。ディーゼルターボなので燃費も良く、このサイズのクルマなのに、リッター10kmぐらいは走る。
スプリンターを「トランスポーター」として使うか、「キャンピングカー」として使うのかによって、内装は変わってくる。車内の高さは2.03m、荷台長は3.3m、荷台の幅は1.78 mとかなり広い。
例えば、モトクロスバイクを車中に積もうとしよう。バイクの全長が2.2m、全高1.2m程度と考えると、バイク以外のスペースとして、高さ80cm、長さ1.1mは自由に使える計算になる。1.1mあれば、横向きで2人分の乗車定員を取ることができる。車内にシャワーやトイレといった水回りを設置することも可能だ。
広い室内が、全て自分の好きなようにカスタマイズできる。まさに、動く秘密基地である。
乗車定員は、3人乗りの1ナンバー。リアにシートをつけたい場合、純正シートを使うのが条件だが、取り付ければ6名乗車が可能となる。純正シート以外では、乗車定員は取れないので注意が必要だ。
また、8ナンバーのキャンピング仕様に限り、横向きのシートで乗車定員を取ることができる。
神奈川県横浜市青葉区上谷本町713
TEL. 045-979-4001
営業時間/10:00~20:00
定休日/不定休
http://sprinterslife.com/
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