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冬、乗ってます!

私は冬にも、ジェットスキーに乗っています。
余計な話かもしれませんが、最近、冬にゲレンデに行ってもジェットスキーユーザーに会いません。いつも決まった少人数のメンバーを見かけるだけで、夏にいた人たちはほとんどいないのです。

新しく特殊小型船舶免許(ジェットスキー免許)を取得した人は、平成30年度(2018年)で約2万人でした。
ジェットスキーの新艇登録台数は年間約3,000台なので、免許取得者の8割以上がペーパードライバーということになります。それだけ多くの人に「ジェットスキー」という乗り物が憧れられているのですね。しかし、冬に乗る人はあまり見かけません。

「夏だけ楽しむ」というのも理解できます。夏の水辺は、いろんな意味で最高です。
でも、純粋に「ジェットスキーに乗る」ことが目的なら、夏の休日はあまりおススメしません。理由は「混む」からです。
スロープも混むし、桟橋や水面も大渋滞……。出港する時間も帰港する時間も被ってしまうことが多い。マリーナに戻ったら、30分以上もスロープが空くのを待つはめに……。そんなときは、水洗い場も大混雑します。陸での渋滞は、気分が滅入るだけですみますが、本当に危険なのは水の上です。

夏の時期にしか乗らない人たちが、大勢、元気いっぱいに走り回る区域は本当に危ない。悪気はなくても、少しの接触で大ケガに繋がります。
絶対忘れてはいけないのが、生まれて初めてジェットスキーに乗った人でも、アクセルを握れば時速100km以上で走ってしまうということです。

その点、「冬」、おススメですよ。
寒い季節、ヤセ我慢だけではジェットスキーに乗れません。でも、快適なライディングギアを着ていれば、見た目と違って、寒くも辛くもありません。その証拠に、上級者ほど冬を楽しんでいます。ライディングギアがあれば、1年中乗れます。「冬」が楽しくなります。

自分で体験しなければ、本当のことは分かりません。200万円を超える高額なジェットを購入して、「夏だけ」の期間限定と考えている人が多いです。それを否定するつもりはありません。私が言いたいのは「準備をしていれば、冬も楽しめる」ということだけです。

冬のほうが、空気が澄んで景色はキレイです。夏の間、いつも遊んでいた川や海の表情が、全然違って見えます。
1年中乗っている人に聞いてみてください。「この寒いのに、何で乗るの?」と。
彼らはきっと、こう言うはずです。「寒くないよ。何で乗らないの?」と。

でも本心では、人の少ないゲレンデを心から楽しんでいます。「だから、皆は冬に乗らないで」とも思っています。
でも、そんな楽しさ、独り占めさせるのはシャクだと思いませんか?


 

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